鞍(くら) 馬の背において人や荷物を乗せる馬具のこと。競馬においては鞍も負担重量に含まれるため小さく軽量化されたものが使用される。競馬用語として騎手が騎乗するレース数を表すこともあり、例えば「今日は5鞍乗る」という場合は、今日の騎乗レース数は5レースということを意味する。 2024.02.28
鉛(なまり) レースの負担重量調整のために使用する鉛板のこと。100〜500gまで100g単位で5種類あり、通常は鞍の中に鉛板が入る仕様になっている。鉛以外に負担重量調整用のゴムパッドもあり、鉛と同様に負担重量の調整に使われる。 2024.02.28
折り返し手綱(おりかえしたづな) 鞍の腹帯から伸ばした長い手綱をハミ環を通して折り返し、騎手の手元まで伸ばした形になっている手綱のこと。調教で使われることが多く、頭を上げる悪癖のある馬に対して癖を出させない目的で用いる。 2024.02.28
腹帯(はらおび) 鞍の附属具で馬の胸に回して締める帯のこと。緩むと鞍ずれの原因になるが、強く締めすぎても競走能力に影響してしまう。腹帯は1本だけだと破損したときに危険なため、予防として鞍の上からもう1本の帯(上腹)を締める。 2024.02.28
蹄鉄(ていてつ) 馬の蹄(蹄負面)に装着して蹄を保護する馬具の一種で、人の靴に相当するもの。競走馬では、調教時と競走時に頻繁に打ち換える必要のない兼用蹄鉄と呼ばれるアルミニウム合金製が使われる。乗馬では、鉄製の蹄鉄が使われることも多い。 2024.02.28
ゴーグル 騎手がレースで着用する防砂・防風メガネのこと。雨天や不良馬場での開催時はレース中に土砂がゴーグルに付着することも多いため、数枚重ねて装着して汚れるごとに外していき、視界を遮らないようにすることもある。 2024.02.28