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病気ケガ関係

心房細動(しんぼうさいどう)

心房が規則正しいリズムを失う不整脈の一種でレース中に発症することが多く、発症すると急激に失速してしまう。人間の心房細動とは異なり、健康な馬でも突如発症することもある。ほとんどは一過性のため、自然治癒して再発しないことが多い。

鼻出血(びしゅっけつ)

いわゆる鼻血のことで、外傷性のものと内因性のものがある。外傷性の鼻出血は短期間で治るが、内因性の鼻出血は習慣化することもある。鼻出血を発症すると呼吸が十分にできないため、レース中に発症すると競走能力を発揮できず失速していくことが多い。中央競馬の場合、内因性の鼻出血を初めて発症すると1ヶ月間、2回目は2ヶ月間、3回目からは3ヶ月間の出走停止となる。

蹄叉腐爛(ていさふらん)

蹄底の下面にある蹄叉の凹部につまった汚物が原因で蹄叉角質が腐食し、悪臭を放つ状態のこと。ひどくなると跛行や他の蹄病を誘因することもある。蹄の手入れを小まめに行い、蹄に糞尿などが詰まったままにしておかないことが重要。

蹄葉炎(ていようえん)

馬の蹄の内部にある葉状層の病気のこと。肢に故障を発症し動けない状態で他の肢で長時間負重し続けると蹄の内部の血液循環が阻害され、蹄の内部に炎症を起こし激しい疼痛を伴うのが原因の1つとされる。発症すると病勢の進行を止めることは難しく、予後不良になるケースも多い。

伝貧(でんぴん)

馬特有の伝染病である馬伝染性貧血の略語。症状は40度前後の高熱が出て2~4日後に平熱に戻って再度高熱が出るという状態を繰り返し、感染した馬は次第に貧血して衰弱していく。感染が判明した馬は法の定めにより安楽死の処置がとられる。2017年に国内の清浄性が確認されているが、JRAでは年2回全在厩馬を対象に検査(定期検査)を行って現在も予防に努めている。

跛行(はこう)

歩様に異常をきたしている状態のこと。原因としては、骨、腱、関節、筋肉、神経等の異常が考えられる。跛行にも種類があり、負重するときに疼痛を示すもの(支柱跛行)、肢の挙楊時および前進時に疼痛を示すもの(懸垂跛行)、両方が混在する跛行(混合跛行)に大別される。

ソエ

管骨瘤や管の炎症の俗称。骨が完全に化骨していない若い馬によく現れる症状で、強い調教や硬い走路での調教を行なった際に発症しやすい。発症後は運動を軽くして患部を冷却することにより治癒するが、重症になると腫れたり疼痛を伴うことがある。

ヒモ

馬券を購入する際の軸馬に対する相手に買う馬のこと。また、2着・3着にくる馬を指すこともあり、2着あるいは3着に穴馬が来ることを「ヒモ荒れ」などと呼ぶ。

疝痛(せんつう)

馬の腹痛を伴う病気の総称で、便秘疝、風気疝、変位疝などの種類がある。馬の腹部臓器は疝痛を起こしやすい構造となっており、馬の内科的疾病として昔から最も代表的なもの。

喘鳴症(ぜんめいしょう)

通称「喉鳴り」と呼ばれる馬の咽頭で発生する病気の一種。咽頭部を支配する神経が麻痺して喉頭口が狭くなって、呼吸のたびに「ヒュウ、ヒュウ」、「ゼイゼイ」と音を発する。発症すると全力疾走時に充分な呼吸ができず、競走能力に影響をきたす。治療法として効果が高いのは外科手術だが、合併症を発症するリスクもある。