複勝の的中確率は全馬券トップを誇っていますが、周りに複勝を購入している人がいないとルールや魅力も分かりづらいですよね?
馬券の中で花形の3連単や分かりやすい単勝に比べて、複勝はあまり目立ちませんが、複勝ならではのメリットや攻略方法があります。
この記事では、JRAの馬券販売当初から今も残る歴史の深い複勝の魅力や攻略方法について、解説していきます。
競馬の複勝とは
複勝は選んだ馬1頭が3着以内に入れば的中となります。
的中条件の寛容さや初心者でも簡単に理解できるシンプルなルールが魅力です。
1番当てやすい馬券
複勝は数ある馬券の中で最も当てやすい券種です。
3着以内に入る1頭を選べばいいので難易度は高くありませんが、当たる確率はどの程度なのでしょうか。
複勝の当たる確率は約16%とされており、馬券の中で当たる確率が唯一の二桁となっています。
単勝でも当たる確率は5%ですので、複勝の当たる確率は突出しているといえるでしょう。
単勝との違い
単勝はレースの1着となる馬を予想する馬券ですが、複勝は3着以内に入る馬を予想する券種です。
単勝の的中条件を広げたものが複勝というイメージで考えると分かりやすいでしょう。
難易度は単勝に比べて複勝の方が低いです。
オッズの幅に注意
複勝はオッズに幅があり、レース決着まで変動するのが大きな特徴。
変動する理由は、的中した人数(的中票数)によって配当金が異なるためです。
少し分かりにくいですが複雑に考える必要はなく、人気な馬で勝てば配当は低くつき、人気のないオッズの高い馬で勝てば配当は高くなるという認識で大丈夫です。
複勝を攻略するポイント
当たる確率が高い複勝ですが、利益を狙うには工夫が必要です。
複勝を攻略するためのポイントについて解説していくので、是非参考にしてみてください。
複勝は1点買い
競馬において買い方は馬券の種類を決めるのと同様に利益に直結する重要なファクターですが、例外的に複勝では1点買いが基本です。
理由は、複勝の当たる確率が高いがゆえに配当が高くつきづらく、複数の馬を選んでしまうと利益が見込めません。
3着以内に入ればいいという的中条件なので、基本的には有力馬1頭を選びましょう。
新馬戦を選ぶ
複勝で利益を狙いたい方におすすめなのが新馬戦です。
新馬戦とは、競走馬のデビュー戦のことで、まだレースに参加したことのない馬のみで競うのが特徴。
新馬戦には前走のデータがないため、限られた情報のみで予想をすることになり、人気のない馬を選んでも十分に勝負ができます。
オッズに幅のある複勝の特徴と新馬戦の限られたデータ量の相性は抜群です。
3番人気以降の馬を狙う
上述した通り、複勝では当たる確率が高い一方で回収率が懸念されます。
3連単などでは的中条件が厳しいため、人気馬を買い目に追加せざるを得ませんが、複勝の的中条件は緩いので、ある程度攻めた予想を組むことができます。
3番人気以降の馬でも3着以内という条件であれば、的中する可能性は十分にあるでしょう。
複勝のメリット
オッズに幅があることや、複勝が設けられていないレースもあることから特殊な馬券というイメージを持たれている複勝ですが、どのようなメリットがあるのでしょうか。
複勝のメリットについて解説していきます。
当たる確率は全馬券トップ
馬券の種類は全部で10種類ありますが、複数の当たる確率は全馬券トップです。
上述したように、複勝の当たる確率は約16%と非常に高い数値を記録しており、3連単の当たる確率0.02%と比べると差は歴然。
初心者の方でも当てることができるのも複勝の大きな魅力でしょう。
馬券代を抑えられる
攻略するポイントでもお伝えした通り、複勝は1点買いが基本です。
そのため、馬券代はかなり抑えられます。
ボックス買いやフォーメーションでは、点数が必要なため、馬券代がかさみがちですが、複勝にはその心配がありません。
複勝のデメリット
複勝のメリットについて解説しましたが、デメリットはどのようなものがあるでしょうか。
デメリットについても解説します。
高額配当を狙いづらい
複勝は的中条件が緩く、初心者でも的中が狙える反面、配当は比較的に低めです。
下記の最高配当の表を見ても分かるように、単勝や3連単と比べると見劣りしてしまいます。
複勝 | 3連単 | 単勝 | |
最高配当 | 1万8020円 | 2983万2950円 | 5万6940円 |
トリガミになりやすい
オッズに幅があることから、人気馬が勝ってしまうと的中しても配当はトリガミになることがあります。
当たる確率がトップの複勝ですが、トリガミになってしまう確率もトップであることを理解しておきましょう。
複勝でよく寄せられる質問
複勝でよく寄せられる質問について回答していきます。
出走する馬の数でルールが変わる?
複勝は出走する馬の数で的中条件が変わります。
出走する馬の数が7頭以下の場合は2着以内に入る馬を当てなければいけません。
8頭以上であれば、本来の的中条件が適用されます。
複勝かワイドで迷ったらどうすればいい?
この馬は勝てるという有力馬が複数いるのであれば、ワイドの方が回収率が上がるのでおすすめです。
有力馬が1頭であれば、リスクをカットできる複勝がいいでしょう。
3着以内に入っても当たらないことがある?
上述した通り、複勝は出走する馬の数で的中条件が変化するため、3着以内に入っても的中扱いにならない場合があります。
レースに出走する馬の数が7頭以下の場合は3着以内に入っても的中とはみなされません。
まとめ
この記事では、複勝について攻略するポイントやメリットについて解説しました。
複勝は全馬券トップの的中確率を誇っており、初心者にもおすすめの馬券ですが、オッズに幅があることなど珍しい特徴をもつことには注意が必要です。
利益を狙うためには、攻略するポイントを抑えて予想してみてくださいね。