有馬記念一週前追い切りチェック！出走馬たちの最新情報をお届け！

現地記者から有馬記念の追い切り情報が届きました。

有馬記念の一週間前追い切りとして、一足先に有力馬たちの情報をお届けいたします。

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アーバンシック

美浦Wコース
6F80秒7～65秒4～51秒5～37秒6～24秒4～12秒0

以前は折り合い難があり、けいこでもちぐはぐな走りを見せることが多かった。ただ秋になってから精神面が随分と成長し、調教を順調に消化できるようになっている。この日も3頭併せの最後方でしっかりと脚がたまっており、リズムのいい走りを披露。直線でも負荷をかける攻めの調教を施している。このひと追いでさらに仕上げは進みそうで、陣営の思惑通りに事が運んでいる印象だ。1週前の雰囲気としては前走の菊花賞よりもいいくらいで、来週の調教がうまくいけば過去最高といってもいいほどの状態で出走できるのではないか。

シャフリヤール

栗東CWコース
6F83秒0～67秒2～51秒8～36秒4～22秒7～11秒4
6歳ということもあり、以前よりは調教で動かなくなっている。ただ無駄な力を使わない分、走りのリズムは素晴らしい。積極的に海外遠征を行い、キヤリアを積んだことでどっしりした風格が出ている。他の馬とは一線を画す動きと雰囲気。昨年は香港ヴァーズを取り消し、一とん挫あった状況で5着。過程は明らかに今年が上だろう。

ジャスティンパレス

栗東坂路　4F54秒6～40秒2～25秒6～12秒3
もともと詰めて使う傾向のなかった馬が、天皇賞・秋～ジャパンCと中3週で出走。そのジャパンCでは中間に疲労を感じさせない強めの調教を施したが、実戦ではガス欠になってしまった。結果的にやりすぎてしまったのか、それともやはり連戦では力を発揮できないのか。今回も中3週。前走の反省を踏まえてか、1週前は軽めの内容。前走時の疲れを取り除きながらの調整といった感じで、現状でのインパクトは乏しい。来週でどこまで本来の迫力を取り戻せるか。

スターズオンアース

美浦Wコース
6F82秒4～66秒3～52秒2～37秒5～24秒1～11秒9
メイショウホオズキ（6歳2勝クラス）に2馬身の先着。先週に日曜から時計を出し始め、速い追い切りは中間で初めて。いつものようにもたれる傾向は見られたものの、好走時もそうした傾向がある馬だけに、気にする必要はないだろう。トモの張りやフォームに気になるところはなく、久々を使った反動はなさそうだ。ピーク時はもう少し推進力があっただけに、そこが来週で戻ってくるかどうか。

スタニングローズ

栗東坂路
4F53秒2～38秒6～25秒0～11秒9
坂路の2本乗りを難なくこなして上々の全体時計をマーク。馬なりで無理をしていないにも関わらず、ラストは11秒台をマークした。成績の出ていないときは走りに集中力がなかったが、今はしっかりと地面をとらえてやる気がみなぎっている。前走後は放牧を挟んだことで、変にテンションが高ぶるような面も見せていない。来週も同じようなメニューをしっかり消化できれば万全。

ダノンデサイル

栗東CWコース
6F82秒5～67秒0～52秒1～37秒1～22秒9～11秒1
菊花賞の前はかなり意欲的なメニューを消化し、徹底的に心肺機能を高めた。結果は伴わなかったが、1回仕上げたことで調整は楽。1週前はリズムを重視するような内容で、ジョッキーも無理はしていない。走りのバランスは全く問題なく、ラストは自らハミを取ってやる気を見せていた。体がひと回り大きくなっているようにも見えるが、太くはない。来週はサラッとやれば仕上がるだろう。

ダノンベルーガ

美浦Wコース
6F84秒3～67秒4～52秒4～37秒4～24秒1～12秒0
前走の最終追いがひどい内容で、気持ちが全く乗っていなかった。それを考えると、今回の1週前の方が断然にいい。馬具を工夫することでハミの取り方が上手になっており、メンタルもうまくリセットできたようだ。年齢の割にはまだトモが緩く、体が固まり切っていないような走り。能力を出し切るにはもう少し肉体面の成長がほしい。来週も引き続き集中力があれば、現状の力は出せそうだが。

ドウデュース

栗東CWコース
6F80秒4～65秒3～50秒3～35秒5～22秒3～11秒0
もともとけいこで動くタイプだが、この秋は特に動きが力強い。今回はいつものように1週前で武豊騎手が騎乗。アドマイヤソラ（4歳1勝クラス）を10馬身ほど前に見ながら進み、直線半ばで馬体を並べる。軽く促されると一気にかわし去った。相変わらず四肢の回転はすさまじく、高く脚を上げる独特なフォーム。天皇賞・秋、ジャパンCの1週前に比べるとやや迫力不足にも映るが、あの2戦が異常な仕上がりだった。決して今回が悪いということではない。すでに体は仕上がっており、来週は流すような調教で十分だろう。引き続き高いレベルで出走できそうな雰囲気だ。

ハヤヤッコ

美浦Wコース
6F80秒1～64秒4～50秒1～36秒2～23秒5～11秒7
8歳になって重賞初制覇。勢いを見せつけるかのように、自動計測になった21年7月以降では最速のタイム、それも自己ベストを2秒以上も更新した。動きの迫力や質でいえば、今週の追い切りは過去最高といってもいいだろう。やりすぎたことによる反動が心配だが、来週もそれなりに攻めるようであれば生涯一の仕上がりまで到達しそう。

ブローザホーン

栗東坂路
4F56秒8～41秒4～26秒4～13秒1
けいこではそこまでよく見せない馬で、時計もあまり出ない。土曜に負荷をかけて栗東CWコースで6F83秒8を出しており、この日は軽く駆け上がって硬さを取るような内容。特段、気になる面はないのだが、春先に比べると脚さばきがやや硬いように映る。前走の疲れがまだ取れ切っていないのかもしれない。来週までにどこまでよくなってくるか。

プログノーシス

栗東CWコース
6F80秒6～66秒0～51秒7～37秒0～23秒2～11秒6
オーストラリアの遠征帰りで、疲れが残っていないかどうかが大きなポイント。もともと体質が強いわけではないだけに心配したが、1週前の走りは非常にスムーズ。この馬らしいリズミカルなフォームでしっかりと合格点の時計を出した。初コンビとなる三浦騎手を背にしても変にかかるような面は見られず、気性面のレベルの高さも見られた。このひと追いで仕上げは進むはず。相手が強いだけに、来週も加減せず意欲的な攻めでもうワンランク上の出来を目指してほしいところ。

ベラジオオペラ

栗東CWコース
6F79秒7～65秒0～50秒7～35秒9～22秒2～11秒2
朝一番に登場し、濃密な3頭併せを消化。直線では加減することなく攻め抜き、好タイムをたたき出して2頭を突き放した。2週前も迫力満点の動きを見せており、この中間はとにかく意欲を感じる調教メニュー。少し間隔をあけたことでリフレッシュし、究極仕上げを目指して負荷をかけている印象だ。さすがに来週はもう攻めなくても十分だろう。

レガレイラ

美浦Wコース
5F66秒3～51秒6～37秒6～24秒2～11秒7
カーペンタリア（5歳3勝クラス）を3馬身追走し、直線では内から力強い末脚で1馬身先着。前走は直線で強引な進路取りをしただけにメンタル的な後遺症を心配したが、この日は前進気勢があり、気持ちの面は充実しているように見えた。筋肉のメリハリがあってシルエットも前走よりいい。来週はこれ以上テンションが上がることなく、折り合いがスムーズなら問題なし。前走以上の仕上がりで出走できそうな感じがある。

ローシャムパーク

美浦Wコース
6F79秒6～65秒1～50秒6～36秒2～23秒0～11秒5
マーカンド騎手と初コンタクト。序盤は少し頭を上げるようなシーンはあったが、その後は上々のリズムでフィニッシュして併入を決めている。ストライドが大きく、この馬のいい部分が失われていない。海外遠征帰りでも反動はないといってよさそうだ。まだ気持ちの面が少し不安定なだけ、来週は折り合い面をよりチェックしておきたい。

まとめ

やはり最有力のドウデュースは、状態が良く強い走りをしてくれそうな雰囲気がありますね。

ラストランで有終の美を飾れるのか？

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現地記者からの情報更新を楽しみにお待ち下さい。

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