中日新聞杯の全頭追い切り格付けチェック！

土曜、中京メインで行われるハンデ戦の中日新聞杯。

追い切りをチェックしていると、改めて、個性的な面々の集まりだなと感じました。

注目のコスモキュランダにしても相応なのですが、人気に相応しいだけのデキだと言えるのかどうか。

この馬が負けるとすれば、勝つのはどれなのか？

状態の良さから探っていきたいと思います。

アスクワイルドモア

５４キロ

１１月１０日、福島記念８着以来なので、中３週。

中間

初時計は先月２０日で、脚慣らし程度の軽い時計を２本。

今週の追い切り

栗東ＣＷで併せ馬　67.2-52.0-37.2-11.7

間隔が詰まっていることで強くはしない方針でしたが、２歳馬に簡単に遅れているように、気合面が物足りない。

やり過ぎるよりはよかったのかもしれませんが、これでは期待できません。

アドマイヤハレー

５５キロ

１１月３日、アルゼンチン共和国杯４着以来なので、中４週。

中間

初時計は先月１４日で軽目を計５本、強めを１本と質はともかく量をこなしています。

今週の追い切り

美浦ウッドで単走　83.8-67.0-52.2-37.7-11.7

丹念に乗ってきたなという印象で、今週の負荷のかけ方も絶妙。

前走の好走をあながちフロック視できない活気で、陣営もそのことをわかっており、色気を持った調教過程。

ヱヒト

５９キロ

２月２４日、ドバイ遠征以来なので、９ヶ半ぶり。

中間

初時計は先月１４日で坂路のみ強め６本と、調教動く馬なので、速い時計になってしまう。

今週の追い切り

栗東坂路で単走　51.4-36.8-23.5-11.6

今週も速い時計になっており、一応の態勢は整ったという判断で良いでしょう。

ただ、２０００ｍ走るわけですから、１本で良いんでコース追いをして欲しかった。

出来なかった、もう一週欲しかったというのが本音かもしれません。

エリカヴァレリア

５３キロ

９月１日、札幌でのタイランドカップ５着以来なので、３ヶ月ぶり。

中間

プール併用で初時計は先月１３日。

強めを計４本、軽目を２本と十分な質と量。

今週の追い切り

美浦坂路で併せ馬　51.2-37.4-24.7-12.4

２歳馬に胸を貸す形で、余裕をもった先着と貫禄を示していました。

時計も速くてラップも均一だったことで、良い調教が出来たので、状態自体は良いと言えます。

キングズパレス

５７．５キロ

１０月２７日天皇賞・秋で１２着に敗れて以来なので、中５週。

中間

初時計は先月８日で軽目を計３本、強め１本、長め２本。

今週の追い切り

美浦ウッドで併せ馬　松岡騎手を背に　84.0-67.3-52.3-37.9-11.5

先週までが軽目中心だったので、今週に負荷をかけてきたのは予定通り。

キッチリと先着を果たしていますが、ちょっと馬体に余裕があるかなという印象。

体型でそうみえる部分もあるのでしょうが、重くはないけど、ちょっと太い”かな。

※重いはダメで、太いはそこまでダメじゃないというニュアンスです。

クルゼイドロズル

５７キロ

１０月１９日、富士Ｓ８着以来なので、中６週。

中間

初時計は先月６日で、軽目を計５本、強め２本、超抜時計１本。

今週の追い切り

栗東坂路で単走　53.6-38.4-25.2-12.7

先週が超抜時計なので、今週はセーブして息を整える程度。

走りに余裕があったし、終わっても余力があったことで、これでちょうど良いのでは。

コスモキュランダ

５８キロ

１０月２０日、Ｇ１菊花賞で１４着以来なので、中６週。

中間

プール併用というか多用で（天皇賞のときのドウデュースくらい）、初時計は先月１４日。

軽目を計５本、強めを１本と運動量が豊富。

今週の追い切り

美浦ウッドで併せ馬　横山武騎手を背に　83.8-67.3-52.5-37.7-11.8

中間、コース追いが１本のみだったことで今週はコース追い。

馬体を良くは見せないが、そういう馬なので、そこは気にしなくて良い。

前肢がスッと伸びているし、終いもきっちり伸びている。

《及第点にはあるが…》

ジェイパームス

５６キロ

１０月１９日、富士Ｓ１２着以来なので、中６週。

中間

初時計は先月１４日で長め１本、軽目３本、強め２本。

今週の追い切り

美浦坂路で併せ馬　53.3-38.6-24.5-12.4

前走でも、「まだ太い」のジャッジだったことで、絞ることが主眼の中間。

今週も絞ることを意識しての走りだったが、走りそのものは活気があって良かった。

シランケド

５４キロ

１０月２６日、３勝級・魚沼Ｓを勝って以来なので中５週。

中間

初時計は先月６日で、軽目を計５本、先週に長めから熱のこもった併せ馬を１本。

今週の追い切り

栗東ＣＷで単走　56,0-40.3-12.9

「先週が実質的な最終追い」。

疲れを残さぬようにあえての軽目で予定通りなのですが、完全な楽走で、先週にやりすぎてしまったのかも。

※回避することになりました。

タマモブラックタイ

４月１４日、福島民友カップ以来なので８ヶ月ぶりとなります。

中間

プール併用で長い時計２本、軽目３本、長くて速い時計１本。

シランケドが回避することになって出走できることになりました。

今週の追い切り

栗東ＣＷで単走　角田大騎手が騎乗し　81.7-66.5-51.2-36.1-11.3

先週の方が内容が良かったかなと感じますが、最終追いも上々以上。

特に上がり３ハロンからの加速は目についた。

出走できることになったのも運があったし、いい仕上がりで臨める。

デシエルト

５８キロ

１１月１６日アンドロメダＳ以来なので、中２週。

中間

先週に坂路で５４秒３と絶妙な負荷のかけ方。

今週の追い切り

栗東坂路で単走　55.5-39.6-25.2-12.4

首を振って遊びながらの走り。

先週に好時計になっているとはいっても、ちょっと軽すぎた印象で馬もフワフワしている。

馬体に丸みがあるのが救いだが、これでは《狙いを下げないと》いけません。

ドクタードリトル

５６キロ

１１月１０日、福島記念７着以来なので、中３週。

中間

初時計は先月２７日で強め１本、軽目１本。

今週の追い切り

栗東坂路で単走　56.0-40.2-25.8-12.5

さらっと流した程度。

間隔が中３週と微妙なところもあるが、もうちょっとやって欲しかった気もしますし、前走からの上積みは感じません。

トーセンリョウ

５５キロ

１０月２０日、３勝級・甲斐路Ｓを勝って以来なので、中６週。

今週の追い切り

美浦坂路で単走　54.3-39.0-25.8-13.0

最後はペースダウンしたようにみえますが、あと３ハロンから、ほぼ１３秒ずつで走れており、息持ちが良い。

オープンへの昇級初戦となるので、あとはここでの力関係。

フライライクバード

５７キロ

１１月１０日、福島記念１０着以来なので、中３週。

中間

初時計は先月２２日で、軽い時計１本と長くて速い時計１本。

今週の追い切り

栗東坂路で単走　53.5-38.1-24.7-12.0

動きに躍動感があって、上々以上。

中３週の割には負荷をかけて攻めていることにも好感（同じ福島記念組のドクタードリトルと比較すればわかりやすい）。

ベリーヴィーナス

５３キロ

６月１６日マーメイドＳ以来なので、６ヶ月ぶり。

中間

初時計は先月２０日でいきなり８１秒８。

その後は軽い時計２本と７８秒４とかなり意欲的。

今週の追い切り

栗東ＣＷで単走　85.0-68.5-53.2-37.8-11.6

調教で動く馬ですけども、これだけ動ければ状態が悪いわけがありません。

休み明けという感じが全くしないくらいなので、軽ハンデと相まって狙い得る１頭です。

《穴馬たるものこうでなくては》

マイネルメモリー

５５キロ

１１月３日、アルゼンチン共和国杯で５着以来。

中間

初時計は先月１７日で軽目３本、強め２本。

今週の追い切り

栗東坂路で単走　57.0-40.0-25.5-12.6

先週に強いのをやっているとはいえ、今週は全くの楽走。

さらっとはさらっとなんですが、それでも、普通にもうちょっと速い時計になっても良いくらいなのですが。

マコトヴェリーキー

５５キロ

９月２８日、３勝級・高山ステークスを勝って以来なので、２ヶ月半ぶり。

中間

初時計は先月１７日で、軽目３本、長くて速い時計２本と意欲を感じる中間の調整。

今週の追い切り

栗東ＣＷで３頭併せ　81.6-66.6-52.1-37.4-11.5

今週もさらに意欲的な時計、内容。

オープンに上がっての昇級初戦となるため、力関係がなんとも言えませんが、前走を好内容で勝った舞台で、どれだけオープンで通用するのか？をみるためにキッチリと仕上げてきましたね。

《完全に良い》

マテンロウレオ

５８．５キロ

４月２８日、春の天皇賞１３着以来なので、７ヶ月半ぶり。

中間

１０月９日が初時計。

その後は入念に、長めを４本、長くて速い時計４本、強め１本、軽目１本と時間をかけてじっくりと仕上げてきました。

今週の追い切り

栗東ＣＷで単走　83.4-68.1-53.0-37.5-11.3

これだけ入念にやっていて、最終追いも動いているんですから、良い悪いの前に、頭が下がります。

休養が長いこと、距離が２０００ｍになることが懸念材料ですが、この舞台はそんなに速くなりませんから、一昨年２着の再現までもあり得ます。

ロードデルレイ

５７．５キロ

１１月１６日、アンドロメダＳ２着以来なので中２週。

中間

プール併用、初時計は先月２７日で軽目２本、強め１本。

今週の追い切り

栗東坂路で単走　52.9-37.9-24,2-12.2

中２週なのに、出来る範囲というか、やって良い範囲でギリギリまで攻めています。

馬体はスッキリとしていますし、脚の回転も速い。

好気合で、自分からハミをとって進んでいる姿も印象的。

《この馬の追い切りが一番良い》

追い切りからの推奨馬＆推奨馬券

コメントを読んでもらって、誉めているのが単純に良い馬です。

コメントを読んでもらって、良いことを書いていないのがダメな馬です。

最終追い切りには、そこまで良くなっていない感触が伝わってきていたロードデルレイですが、追い切り映像を見た時に、自分から進んでいく姿をみて、考えが変わりました。

◎ロードデルレイから買うべきです！

まずは単勝。

念の為、３連複でも。