2024年12月1日(日)に開催されるチャンピオンズカップ(G1)の出走馬の最新状況をご紹介いたします。
現地で取材した記者からの追い切り状況を情報をリアルタイムにお伝えしますので、ぜひ予想の参考にして下さい!
クラウンプライド(B)
ポリトラックで併せ馬を行い、手応え優勢のまま楽々と先着を果たした。1週前のCWでは6ハロン76秒4と自己ベスト。馬体の張りもいいし、帰国初戦も雰囲気は上々だ。
レモンポップ【A】
13日の追い切りはマイルから追われる意欲的な内容。前を走る馬を目標にピタリと折り合って、直線も勢い十分の伸び脚。8F115秒4ー5F69秒2ー3F38秒5ー1F11秒6をマーク。1週前の追い切りは坂井瑠を背に併せ馬を行ったが、6Fから飛ばしたにもかかわらず、直線は勢いのある伸び脚で鋭伸。僚馬を3馬身突き放した。6F79秒5ー3F36秒8ー1F11秒5の好時計も、手応え、脚勢にはまだまだ余裕があった。直前はオーバーワークを避けて単走追いに切り替えたが、力感あふれるパワフルなフフットワークに、直線もブレのない伸び脚。6F82秒4ー3F36秒2ー1F11秒3。予定通りの調整ができて、肌もピカピカの状態。態勢に隙はない。
ハギノアレグリアス(B)
坂路で単走も地味な時計。ただ、もともと稽古は目立たないタイプだし、馬体の張り感は悪くない。この馬なりには順調に調整できている。
ペプチドナイル(B)
しまい重点とはいえ、坂路でシュッと鮮やかな末脚を披露した。毛ヅヤも冴えており、前走よりもさらに雰囲気はアップしている。
ペイシャエス【B】
1週前追い切りはウッドコースで5F69秒9ー3F39秒3ー12秒1。これが前走後の1本目になることもあって無理せず馬の気に任せたが、滑らかに動いて数字以上のスピード感。今週は6Fから負荷をかけての乗り込みとなったが、重心をグンと沈めて一直線に伸びきった。5F67秒3ー3F36秒8ー1F11秒5と数字も速く、馬体も無駄のない状態。安定している。
ドゥラエレーデ(B)
目立つほどの動きではないが、坂路でしまい重点にシャープな末脚を見せていた。休み明けを使った分の上積みはしっかりと感じる。
セラフィックコール(A)
Cデムーロを背にCWで単走。楽な手応えのままラスト1ハロン11秒3は優秀だし、まだまだ余力もたっぷり感じられた。近走では一番の雰囲気だ。
ウィルソンテソーロ【B】
1週前追い切りはウッドコースで5F66秒5ー3F38秒2ー1F12秒3をマーク。力強いフットワークに、手応え十分の伸び脚を披露。今週は坂路に切り替えたが、重い馬場でもグングン加速して、ゴール前はもうひと伸び。4F54秒8ー3F39秒5ー1F12秒4。ここにきて筋肉量が増えて、パンパンに膨らんだ馬体は成長の証し。体調はかなりいい。
テーオードレフォン(B)
Cウッドでラスト12秒0はやや不満が残るが、全体的に力強くて馬体の張りもいい。時計以上のスピード感で好調維持をアピールした。
アーテルアストレア(C)
坂路で併せ馬を行い半馬身ほどの遅れをとる。もともと稽古は地味なほうだが、G1直前にこれは見映えが悪い。良くて前走程度のデキだろう。
ミトノオー【C】
大きく追いかけたとはいえ、直線は馬なりの相手に一杯に追って、何とか食らいつく内容。6F82秒8ー3F36秒8ー1F11秒6と数字は出たが、いい頃の鋭さにはひと息。前走からの変わり身は見込めない。
サンライズジパング(B)
坂路で併せ馬。同入フィニッシュだが、手応えでやや見劣ったイメージだ。ただ、時計はしっかり出ているし、デキ落ちはないだろう。いい意味で平行線。
ミックファイア【B】
この馬本来の強い前進気勢があり、コーナーさばきも軽くてスムーズ。直線に入っても手綱を動かすことなく、楽々と伸びきった。5F65秒4ー3F38秒2ー1F12秒8。肌ツヤの良さも体調のいい証拠で、前走からの良化がうかがえる。
スレイマン(B)
坂路を単走で駆け上がる。軽く促されて程度でシュッと鮮やかなな伸び脚を見せていたし、馬体の張りなんかも申し分ない。仕上がり良好だ。
グロリアムンディ(B)
坂路を単走で。ビシッと意欲的な内容に好感が持てるし、時計的にも上々だ。デキは高い位置でしっかりとキープできている。
ガイアフォース(A)
いつも動くとはいえ、坂路で持ったまま51・6―12・0秒の好時計。半年ぶりでも馬体をスカッと見せて非常にいい雰囲気だ。
チャンピオンズカップの最終予想
チャンピオンズカップの出走予定の全出走馬の追い切りを現地確認した全頭診断を公開していきます。
どこよりも確かな情報をお届けしていますので、ぜひ予想の参考にして下さい。
◎レモンポップ
国内ダート戦では15戦12勝、2着3回と圧倒的な成績。前走も追い切りで動けず不安が大きかった中で、直線で迫ったペプチドナイルを最後まで抜かせない勝負根性を発揮。ひと叩きで体が締まり、ケイコの動きも良化。1週前は6F79秒5ー1F11秒5の好時計。今週も単走ながらダイナミックは走りを見せたように良化は歴然。有終の美を飾る。
〇ウィルソンテソーロ
昨年の2着馬。今シーズンは積極的に海外や地方競馬に参戦してキャリアを積んで、心身のパワーアップに成功。前走も早め先頭から押し切る堂々としたレースぶりで、レベルの違いを見せつけた。その後の調整も順調で1週前はコース、直前は坂路の予定通りのメニューを消化してハツラツとした動きを披露。◎にとって脅威となる。
▲ペプチドナイル
前走はレモンポップに僅かに負けはしたが、後続には決定的な差。当時は体に緩さを残しており、いかにも叩き台といった雰囲気だった。使ったことで気持ちも体もシャキッとして、今週は坂路で1F11秒9をマーク。好調時と遜色ない出来に条件変わりもプラス。
△サンライズジパング
前走は外々を回る大味な競馬になりながらも、持ち前のスタミナを生かしてのV。得意の左まわりに変われば、さらに末の威力が増す。
×ガイアフォース
ダート初挑戦のフェブラリーSで2着。高い砂適性を示しており、20日の追い切りでは栗東坂路で4F49秒8の好時計。出来も素晴らしく、もまれなければ上位争いに加わってくるはず。