G2東京スポーツ杯は、元々はオープン特別の府中3歳Sというレースでした(3歳は当時の年齢表記)。
1996年に重賞に昇格後、翌年の97年からG3東京スポーツ杯3歳Sに。
2001年からは年齢表記の変更に伴い、東京スポーツ杯2歳Sとなりました。
東京1800mという舞台設定からいっても、素質馬が集まるレースで、ワグネリアンやコントレイル、さらにはイクイノックスといった誰もが知っている名馬がここを勝っている、いわゆる、”出世レース”です!
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【うまれぼ!公式サイト】東京スポーツ杯の概要
開催日時 | 2024年11月16日(土)15:30発走予定 |
グレード | G2 |
開催競馬場 | 東京競馬場 11R |
コース | 芝1800m |
性齢 | 2歳 オープン |
1着賞金 | 3800万円 |
勝てば、事実上、ダービーまでの出走権が担保されます。
2着でも皐月賞までは大丈夫でしょう。
特に、素質馬が集まり、今年も少頭数で紛れがないレースになりがち。
この経験が次走以降に大きくつながるレースです。
東京スポーツ杯の会場・コース解説
舞台は、東京・芝1800m、外回りで行われます。
古馬の毎日王冠と同じ舞台ですが、向こうはタイトなレースに、こちらは2歳戦らしく、緩い流れからの瞬発力勝負となりがちなレースとなることがほとんどです。
大橋巨泉さんの時代から、「府中の1800展開いらず」
これは大橋さんが言い出したことですが、「そうだよなぁ」と唸らされるレースがなんと多いことか。
1〜2コーナーの間にあるポケットからスタートします。2コーナーを斜めに横切って向こう正面に入る形。コーナー3つの変則的な形で、スタートして2コーナーまでの距離はおよそ160mしかありません。
3コーナーまで750mも距離があることで、先行争いはさほど激しくなりません。
重賞、オープン特別でも、ゆったりと流れて瞬発力勝負になることがままある。位置取りは前に越したことはないが、速い上がりを求められるため、先行力だけでは直線で切れ負けします。
位置取り問わず、余力を持って直線で速い脚を使えるかどうかが好走の条件と言えるだろう。紛れが少なく、能力差が反映されるコースなので人気馬の信頼度は高い。
また、概ね有利、不利はありませんが、どちらかというと1、2コーナーにあるポケットスタートで、150m後には斜めから2コーナーに入るので外枠が不利なコース形態と言えます。
また、オーバーシード芝ですが高速馬場になる事が多く、スピード・瞬発力が大きな武器になるコースと言えるでしょう。
東京スポーツ杯の会場・コース解説
ここまでのことを念頭に置いた上で、今年は登録馬が9頭ですので、当然、出ようと思えば全馬が出走することが出来ますので、この9頭をみていきましょう。
クロワデュノール
1戦1勝。
6月9日、1800mの新馬戦を1分46秒7の好時計で、あのアルレッキーノに2馬身半の差をつけて勝った馬。
もっと言えば、3着はさらに4馬身の差がついていました。
この事実だけで、ここかどうかはともかく、優に重賞を勝てるだけのレベルに達していると断言できる、”普通に強い馬”です。
サトノシャイニング
1戦1勝。
9月22日、中京2000mの新馬戦をまずまず以上の時計で快勝しています。
テンの入が遅かったことは事実ですが、レースの終いが11秒3と秀逸だし、この馬自身、長く良い脚を使っています。
基本的にはクロワデュノール対レッドキングリーの構図のレースですけども、この馬が割って入っても何も驚けません。
ジーティーマン
1戦1勝。
8月10日、新潟1800mの新馬戦を相応の時計で2番手から抜け出して勝っています。
この馬も普通ならば、重賞で上位を賑わしてもおかしくないパフォーマンスを見せています。
もちろん、今回もやれ得ますが、陣営が強い面々が集まってしまったなぁという印象で、それでも当初の予定を崩さない姿勢に好感が持てます。
デルアヴァー
1戦1勝。
6月30日、福島1800mの新馬戦を1分49秒9と時計的にはそこまでではないですが、大外ぶんまわしで勝っています。
スローペースだったので、時計が遅かったのは仕方がないのですが、初戦からなかなかできる勝ち方ではなかったです。
この馬も、普通の重賞ならば、2番人気、3番人気までありうる馬なので、出来うる限りG1にも駒を進めて欲しい馬だと思っています。
ニシノイストワール
2戦1勝。
新馬、2戦目の未勝利戦とも逃げています、逃げれています。
同じ1800mを、新潟1分51秒3→中山1分49秒1と、時計そのものはそこまで評価できなくとも、きっちりと時計を詰めていることは評価できます。
逃げにこだわってはいないようですが、逃げ候補の1頭で、どこまで恵まれるかといったところ。
ジュンブロッサム
19戦5勝の5歳牡馬で富士Sは鮮やかな差し切り勝ちでした。
その差し切った相手が、G1でも好走していて、このレースにおいても”モノサシ”と言える存在のソウルラッシュなんですから、それだけで立派であり、ここにも堂々と駒を進めて来ることが当然と言えます。
なんであれだけの走りができる馬が、関屋記念で負けるかなと感じますけども(出遅れたからですが)、1分31秒5の持ち時計があることは大きなアドバンテージであり、すでに、”この馬が一番強いんです”と言えなくもないです。
セリフォス
15戦5勝の5歳牡馬で、一昨年の勝ち馬で当時単勝を取ったことからも私の評価の高い馬です。
しかし、その一昨年の勝利から、なんとその後が7連敗ですから、それまでは8戦5勝だったということで、いろんな原因はありますけども、ちょっと負け癖がついてしまっていますね。
大崩れしていないことは地力がそこまで衰えているわけではない証なのですが、道中でいつもムキになってしまっているから切れれないわけです。
前回までは、『騙されても良いな』と思えていましたが、今回はさすがの私も、見限る(=少なくとも単勝は買えない)つもりでいます。
ソウルラッシュ
21戦7勝の6歳牡馬で、昨年の2着馬。
安田記念でも好内容の3着に駆けており、どれかに切れ負けするかもしれませんが、安定感抜群。
今回も3着までに入る好走確率が一番高いのはこの馬だと断言できる存在で、G1を勝てるとすればここがラストチャンスではなかろうか、そう感じます。
とはいえ、現実的な馬券戦略としては、この馬からのワイドか3連複となりましょう。
タイムトゥヘヴン
32戦2勝の6歳牡馬で好馬体の持ち主。
京成杯オータムハンデで超絶不利な、中山マイル大外枠から2着したのは立派。
ただし、それはアスコリピチェーノ以外がそこまで強くなかったから出来た芸当でもあり、G1に入るとどんなに恵まれてもあれと同じことにはならないでしょう。
チャリン
18戦7勝のイギリス馬でG1を3勝と格も十分。
G1を勝った3つともが直線競馬だというのと、(当たり前の話ですが)日本のG1に対応できるだけの速い時計が不安材料で、これが2000mくらい距離があれば力でなんとかとも思えるのですが、マイルだと置かれてエンジンが掛かったときには時すでに遅しの懸念が拭えません。
とはいえ、紛れもなく、”欧州のトップマイラー”です。
京都の外回りならば、コーナーが緩いですから、克服出来ても驚けませんけども、『他の馬から買って、この馬が強ければ仕方ない』というスタンスが一番合っているのではないでしょうか。
ニシノタンギー
4戦1勝。
9頭中、過半数の5頭が1戦1勝という対戦の中で、キャリアが多いのはアドバンテージ。
ただし、札幌2歳S(道悪という参考外の部分ですが)、百日草特別にしても、そこまでの走りではなく、ここはいかにも相手が揃った。
ニシノタンギー
2戦1勝。
札幌で7月28日の新馬戦を重馬場ながら1分50秒2で勝ち、同じ重馬場の札幌2歳Sも1番人気で3着と、単純な戦績だけなtら1番人気になってもおかしくない馬。
その札幌2歳Sは勝ち馬を褒めるべきだが、2着馬との比較なら、通った内、外の差だけで、流れ次第では2着もあったと言える内容でした。
クロワデュノール、レッドキングリーの存在を無視して、『単勝』を買うという戦略は十分にあって良いと考えます。
プレシャスデイ
3戦1勝。
3戦とも1800mを使っています。
出遅れもあったとは言え、小回りの函館で取りこぼし、東京に替わって33b秒5の脚で勝ち切る。
相手の強さを考えなければ、この馬自身、大箱の東京コースは合っていますので、自分の力を出し切ることが出来て、強い面々が凡走するならば食い込みもあり得ると言っていいでしょう。
レッドキングリー
1戦1勝。
離れた2番手で流れに乗り、先頭に立った後は離す一方で2着に4馬身の差をつけています。
勝ち時計の2分2秒4にしても、新馬戦としては優秀で、これ以上速く走る必要もなかったほど。
左だけチークピーシスを着用して、内にもたれながらだった走りでもあれだけのパフォーマンスが出来たのですから、間違いなく強い馬です。
しかし、それが今回の弱点でもあって、その部分のマイナスから私はクロワデュノールを上に取ります。
東京スポーツ杯の過去10年の傾向から予想
東京スポーツ杯の過去10年の傾向から予想を組み立てます。
近年は初勝利直後の馬が活躍
以前は重賞やオープン特別での経験がそれなりの重みを持っていましたが、最近5年間で重賞やオープンを経験していた馬は、
1着馬に1頭
2着馬はゼロ
3着馬に2頭
を数えるのみ。
“無駄打ちをしない”という概念からも、現在では初勝利直後の馬が中心と考えた方が正解と言えるのでは。
連対距離は1800m以上
連対距離は芝1800m以上であることが前提。
この例外は、10年通算でも
1着馬に2頭
2着馬にゼロ
3着馬に2頭
つまりは、10年で30頭の1〜3着馬が30頭いるけれども、その中の4頭でしかないということ。
そして、
1着馬に2頭の例外がいますが、その2頭は、1600mのG3サウジアラビアロイヤルカップの1、3着という実績があった馬たちです。
今までに連を逸したことはマイナス
これ以外に連対を外した経験がある馬は、
1着馬に2頭
2着馬にゼロ
3着馬に1頭
しかいません。
また、すでにキャリア4戦以上の馬は、
1、2着馬に1頭もおらず、
3着にも1頭いるだけ。
やはり、素質馬による、将来を見据えたガチンコ勝負の上、舞台が東京1800mという,”能力反映コース”なことで、固めのレースに終わるという帰結なのでしょう。
東京スポーツ杯の予想買い目
クロワデュノールを上位視することに悔いはないので、この馬からの3連単で行くべき(単勝はつかないでしょうからね)
1着:クロワデュノール
2着:レッドキングリー、ジーティーマン、サトノシャイニング
3着:レッドキングリー、ジーティーマン、サトノシャイニング
ファイアンクランツも買いたいところですが、この頭数で12点買っていたのでは儲かりませんので、泣く泣くであっても、どれかを切らないといけません。