本記事では絆カップを徹底分析して予想しています。
過去10年のデータ分析、参考レース考察をしているのでぜひ最後までご覧ください。
絆カップ2024の基本情報
開催日時 | 2024年11月10日(日)盛岡12R 発走 18:05 |
---|---|
グレード | M2 3歳以上 岩手所属馬限定 |
開催競馬場 | 盛岡競馬場 |
コース | ダート1200m |
2011年の東日本大震災発生時、その被害からの復興を祈念して設立。
今年度開催の盛岡競馬最後の重賞競走として今年は開催されます。
絆カップのコース解説(盛岡1200m)
クラスターCと同じくバックストレッチからスタートを切るコース。
スタートと同時に急坂が待ち構えており、3コーナーからは下り、直線は残り60mまで上りと、アップダウンがかなり激しいコース。そのため道中の位置取りはかなり重要です。
クラスターCはスピードのある中央馬も多いため先行有利ですが、地方馬同士だとハイペースになった際は後方勢にも上がり目が出てきます。
絆カップの出走表
※出馬表を横にスクロールすると寸評、短評が出てきます。
印 | 枠 | 番 | 馬名 | 性別 | 馬齢 | 斤量 | 騎手 | 所属地区 | 調教師 | 寸評 | 短評 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
◎ | 1 | 1 | グットフォーチュン | 牝 | 5 | 55 | 山本政聡 | 岩手 | 櫻田康二 | 力つけた | 盛岡での好走率は高い。前~中団どこからでも進められる強さは魅力。 |
2 | 2 | ウラヤ | 牡 | 5 | 57 | 村上忍 | 岩手 | 畠山信一 | 力微妙で | 南部杯は想定内としても、青藍賞がいささか負け過ぎ。平場2戦2勝の盛岡に戻ってどうか。 | |
3 | 3 | ホッコーライデン | 牡 | 10 | 57 | 高松亮 | 岩手 | 佐藤雅彦 | 距離疑問 | 門別では短距離の勝ちがあるとはいえ1年前。近走は中距離中心で一気短縮がどうか。 | |
4 | 4 | ジュランビル | 牝 | 8 | 55 | 山中悠希 | 岩手 | 飯田弘道 | 出脚注文 | 前に行けず負けていることが多い盛岡コース。前走位積極的に競馬ができれば。 | |
〇 | 5 | 5 | トーセンキャロル | 牝 | 5 | 55 | 高橋悠里 | 岩手 | 佐藤浩一 | 前年2着 | 前年は2着。近走こそ安定しないが大きく負けておらず注意必要。 |
5 | 6 | ブンロート | 牡 | 7 | 57 | 佐々木志音 | 岩手 | 瀬戸幸一 | 一変疑問 | 前に行ければと思うが前走は番手から後退。ピーク過ぎたか。 | |
6 | 7 | コモリリーガル | 牝 | 3 | 53 | 菅原辰徳 | 岩手 | 瀬戸幸一 | 次代担う | マークされて厳しくなった前走。1200は春以来で距離短縮がどう向くか。 | |
▲ | 6 | 8 | ゴールデンヒーラー | 牝 | 6 | 55 | 山本聡哉 | 岩手 | 佐藤祐司 | 優駿の道 | 今年は未だ負けなし。調子下降から立て直してまだ強さを維持できているか。 |
△ | 7 | 9 | ルチルクォーツ | 牝 | 6 | 55 | 陶文峰 | 岩手 | 菅原右吉 | 直線一気 | どんなレースでもしっかり伸びてくる。水沢レコード保持のスピードは侮れない。 |
☆ | 7 | 10 | レディブラウン | 牝 | 6 | 55 | 坂口裕一 | 岩手 | 千葉幸喜 | 軽視禁物 | 当レース出走メンバーに好走経験あり。盛岡1200は相性も良く十分圏内だ。 |
8 | 11 | エイシンスコッティ | 騙 | 5 | 57 | 塚本涼人 | 岩手 | 板垣吉則 | 近走不振 | 初秋までは好調も水沢で惨敗してから成績下降。ここも厳しいか。 | |
△ | 8 | 12 | ブローヴェイス | 牡 | 5 | 57 | 阿部英俊 | 岩手 | 畠山信一 | 評価二分 | 岩手→門別→岩手のとんぼ返り。門別の1200が刺激になったかどうか。 |
岩手のマイル女王、ゴールデンヒーラーが休養明け最初のレースにここを選択。
既に今シーズンでの現役引退を表明しており、最終戦は桐花賞の予定。恐らくここが最後の短距離競走出走となるでしょう。
今年幾度も彼女と競い合ったゲンパチプライドやキモンリッキーは不在ですが、ウラヤやコモリリーガルといった新進気鋭の次代を担わんとする馬達が参戦。盛岡の夜に凱歌をあげるのはどの馬か。
絆カップの過去3年の人気別データ傾向
※距離短縮後2021~2023年のデータ使用。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1 | 3-0-0-0 | 100% | 100% | 100% |
2 | 0-1-0-2 | 0% | 33% | 33% |
3 | 0-0-0-3 | 0% | 0% | 0% |
4 | 0-0-0-3 | 0% | 0% | 0% |
5 | 0-1-1-1 | 0% | 33% | 66% |
6 | 0-0-2-1 | 0% | 0% | 66% |
7 | 0-1-0-2 | 0% | 33% | 33% |
8以下 | 0-0-0-10 | 0% | 0% | 0% |
1番人気の勝率が10割ですが、これはキラットダイヤが3連覇したことによるもの。
今年もすんなりいくと安直に考えない方が無難です。
注目すべきは5~7番人気の好走。穴目でも突っ込んでくるということは配当に妙味が出ます。
絆カップの過去3年の配当傾向
ワイドは上から1-2 1-3 2-3 の入線順
2021年 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❹ | ④ | 1 | 120 | 110 | 4380 | 4900 | 1740 | 6080 | 13390 | 40670 |
2着 | ❷ | ② | 7 | 1080 | 470 | ||||||
3着 | ❻ | ⑧ | 6 | 310 | 8870 | ||||||
2022年 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
1着 | ❽ | ⑨ | 1 | 110 | 110 | 1210 | 1240 | 440 | 1250 | 9430 | 22520 |
2着 | ❽ | ⑧ | 5 | 290 | 1430 | ||||||
3着 | ❶ | ① | 6 | 480 | 4990 | ||||||
2023年 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
1着 | ❻ | ⑥ | 1 | 110 | 100 | 140 | 160 | 130 | 190 | 640 | 1200 |
2着 | ❺ | ⑤ | 2 | 130 | 300 | ||||||
3着 | ❸ | ③ | 5 | 200 | 580 |
キラットダイヤは3年連続1倍台の人気。それで3連単が2年間万馬券になっているのですから、かなり荒れやすい競走です。
前残りしやすい盛岡。狙うは先行勢の穴馬でしょうか。
◎ 断然人気がいてもかなり荒れやすい。1番人気過信は危険で穴目から行っても。
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地方競馬成績 | 45戦37勝8敗(トリガミ2回) |
---|---|
的中率 | 86% |
回収率 | 343% |
馬券代 | 450,000円 |
配当額 | 1,543,500円 |
収支 | 1,093,500円 |
利用料金 | 無料 |
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【うまれぼ!公式サイト】絆カップの過去3年の枠番別データ傾向(同条件の岩鷲賞との比較有)
【絆C枠傾向】
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1 | 0-0-1-2 | 0% | 0% | 33% |
2 | 0-1-0-1 | 0% | 50% | 50% |
3 | 0-0-1-2 | 0% | 0% | 33% |
4 | 1-0-0-2 | 33% | 33% | 33% |
5 | 0-1-0-3 | 0% | 25% | 25% |
6 | 1-0-1-3 | 20% | 20% | 40% |
7 | 0-0-0-3 | 0% | 0% | 0% |
8 | 1-1-0-4 | 16% | 33% | 33% |
【岩鷲賞枠傾向】
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1 | 1-1-0-6 | 12% | 25% | 25% |
2 | 0-2-0-6 | 0% | 25% | 25% |
3 | 0-0-1-7 | 0% | 0% | 12% |
4 | 0-1-1-6 | 0% | 12% | 25% |
5 | 2-1-2-7 | 16% | 25% | 41% |
6 | 1-2-1-9 | 7% | 23% | 30% |
7 | 0-0-2-11 | 0% | 0% | 15% |
8 | 4-1-1-9 | 26% | 33% | 40% |
母数が少ないのに加え、キラットダイヤの3連覇であまり枠勝率はあてになりません。
ただ同条件の岩鷲賞と見比べた際、やはり有利なのは中枠。外枠はスピードが求められる点は普段の条件と変わりません。
◎ 内枠の好走率は高い一方、外枠の逃げ先行馬はスピードがないと厳しい。
絆Cの過去3年の脚質別データ傾向
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 2-0-1-1 | 50% | 50% | 75% |
先行 | 1-3-0-4 | 12% | 50% | 50% |
差し | 0-0-2-11 | 0% | 0% | 15% |
追込 | 0-0-0-5 | 0% | 0% | 0% |
平場でもそうですが、このコースはタフなコースのわりに逃げ馬が非常に良く残ります。
差し馬は好走こそあるものの1着はないです。紐までで抑えるのがよさそう。
ただ、ハイペースになれば当然末脚に自信のある馬の台頭はあり得ます。
◎ 逃げ馬を狙え。後方勢は捲り切れる脚があるかどうか。
絆Cの前哨戦回顧・考察
参考レース① 岩鷲賞(M2)
月 | 日 | 場名 | レース名 | グレード | コース | 距離 | 天候 | 馬場 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
7 | 9 | 盛岡 | 岩鷲賞 | M2 | ダート | 1200 | 曇 | 不良 | |||
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性別 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
1 | ❻ | ⑥ | ゴールデンヒーラー | 牝 | 6 | 55 | 山本聡哉 | 1.11.0 | 35.7 | 1 | |
取消 | ❷ | ② | ルチルクォーツ | 牝 | 6 | 55 | 陶文峰 | – | – | – | – |
やはり岩手の短距離界では一枚も二枚も力が抜けていたゴールデンヒーラー。キモンリッキーも良く迫ってはいるが、着差以上の実力差を感じる。
ただ今回はここからの休み明け。それも一頓挫あっての出走ということは念頭に置いておこう。
この時の実力だけを見て信頼しすぎるのは避けたい。
参考レース② ヴィーナススプリント(M3)
※赤文字は該当レース優勝馬で今回出走なし
月 | 日 | 場名 | レース名 | グレード | コース | 距離 | 天候 | 馬場 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9 | 29 | 水沢 | ヴィーナススプリント | M3 | ダート | 1400 | 晴 | 良 | |||
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性別 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
1 | ❺ | ⑤ | ミニアチュール | 牝 | 4 | 56 | 佐々木志音 | 1.29.1 | 37.3 | 1 | |
2 | ❻ | ⑧ | ジュランビル | 牝 | 8 | 56 | 山中悠希 | 1.29.2 | 0.1 | 38.7 | 5 |
3 | ❻ | ⑦ | トーセンキャロル | 牝 | 5 | 56 | 山本聡哉 | 1.29.3 | 0.2 | 38.9 | 4 |
4 | ❼ | ⑩ | ルチルクォーツ | 牝 | 6 | 56 | 陶文峰 | 1.29.7 | 0.6 | 38.8 | 3 |
8 | ❼ | ⑨ | グットフォーチュン | 牝 | 5 | 56 | 山本政聡 | 1.30.5 | 1.4 | 39.9 | 2 |
上位2頭はスタートからハナ争いをした2頭。水沢らしくしっかり前目につけて残っているのだから実力通りで、これを最後方からほぼ4角~直線にかけてごぼう抜きしたミニアチュール1頭だけ別次元におり、着差以上の強さだった。
トーセンキャロルの3着に注目。昨年の絆C2着で、その前の岩鷲賞でもキラットダイヤを破って大穴をあけている。
大金星をあげるならこの好走後でも人気しないここかもしれない。
参考レース③ スプリント特別
月 | 日 | 場名 | レース名 | グレード | コース | 距離 | 天候 | 馬場 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10 | 28 | 盛岡 | スプリント特別 | OP | ダート | 1200 | 曇 | 稍重 | |||
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性別 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
1 | ❻ | ⑧ | ルチルクォーツ | 牝 | 6 | 53 | 佐々木志音 | 1.12.8 | 36.7 | 2 | |
2 | ❶ | ① | レディブラウン | 牝 | 6 | 54 | 坂口裕一 | 1.13.0 | 0.2 | 37.5 | 3 |
3 | ❼ | ⑨ | グットフォーチュン | 牝 | 5 | 54 | 山本政聡 | 1.13,2 | 0.4 | 37.3 | 1 |
快速ビクトリールーラーが飛ばして速いペース。こうなるとルチルクォーツにはお誂え向きの展開で、上り最速の36.5秒で全馬まとめて差し切った。
このくらい流れれば差し切り勝ちは十分に見込める。水沢のレコード保持でスピードは証明済みのため本番でも面白い存在になるかも。
絆C2024予想の最終見解
◎ ① グットフォーチュン
〇 ⑤ トーセンキャロル
▲ ⑧ ゴールデンヒーラー
△ ⑨ ルチルクォーツ
△ ⑫ ブローヴェイス
☆ ⑩ レディブラウン
先日、楠賞を制したフジユージーンが来年は楽しみな存在になるでしょうか。是非岩手から今年この世を去ったトーホウエンペラー以来となるジーワン級競走の制覇、そしてメイセイオペラ以来2頭目となる、地方からJRAに殴りこんでのG1制覇を期待したいものです。
そして今年の岩手競馬を盛り上げた名牝⑧ゴールデンヒーラーのラストシーズンの秋がスタートするのもここ。岩手生え抜きの馬で重賞11勝、16勝を遂げているのは素晴らしい成績。一昨年の南部杯で5着に健闘したのも記憶に新しいですが、いよいよ彼女の冒険も最終章です。
が、ここは▲まで。理由としては岩鷲賞以降、調子を落としクラスターCや南部杯を回避せざるを得なかったことで、万全な態勢を整えてきたかどうかは不明。年齢的にも6歳ですし、つけ入る隙があるとしたらここ。本命は①グットフォーチュンです。
盛岡での好走率が高いばかりか、今回入枠したのは有利な最内。しかも先行~中団まで競馬のできる好位差しの脚質なら安定するでしょう。大金星の可能性もあります。
〇には前走惜しくも3着だった⑤トーセンキャロル。昨年、2着となった馬に加え、岩鷲賞では時のスプリント女王キラットダイヤを下してのジャイアントキリングの経験あり。こういう馬は再度大波乱を巻き起こす可能性もあり、軽視できません。
△に末脚鋭い⑨ルチルクォーツと大外ですが門別転厩で刺激が入った可能性のある⑫ブローヴェイス。☆に盛岡相性のいい⑩レディブラウンで。