ファンタジーステークスは京都１４００ｍで行われる２歳牝馬のＧ３で今年は１７頭が登録しています。
１４００ｍということもあって、昨年も多頭数でした。
ちょうど暮の阪神ＪＦまでの間隔が良いと言うことと、特に賞金の足りている馬は多頭数の競馬を経験したいという思惑もあるからこうなるわけですね。
そんな背景を踏まえ、今年のファンタジーステークスについて予想していきましょう。
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| 中央競馬成績 | 57戦49勝8敗(トリガミ2回) |
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ファンタジーステークス2024追い切り
ファンタジーステークス(G2)2024概要
| 開催日時 | 2024年11月02日(土) 15時45分発走予定 |
| グレード | G3 |
| 開催競馬場 | 京都競馬場 11R |
| コース | 芝1,400m |
| 性齢 | 2歳 オープン |
| 1着賞金 | 2,900万円 |
ファンタジーＳは２歳牝馬のＧ３戦で、京都競馬場・芝１４００ｍで行われます。
２着１２００万円
３着７３０万円
勝つに越したことはないですが、たとえ２着であっても桜花賞ならば、ギリギリ出れるんじゃないかなと思える賞金額となりますから、大きな意味を持ちます。
ファンタジーステークス2024が行われる京都・芝1400mの特徴から予想
ファンタジーステークスは、京都・芝１４００ｍで行われます。
内回りが下級条件で使われるのに対し、外回りは上級条件で重賞は全て外回りコースで行われます。
スタートから３コーナーまでの距離は５１２ｍもあることで、極端に速い流れにはなりにくいこと、また、３～４コーナーは内回りよりもアップダウンがきつく、下りでスピードに乗るため、４コーナーの出口で馬群が広がりやすく、そこを狙い澄ました差しも度々決まる。
直線も４００ｍほどあることで、慌てることなく、紛れも少なく、実力馬が力を発揮しやすい舞台となっている。
短距離戦で先行馬が有利であることには間違いないが、前記のコース形態もあって、内回りほど逃げ・先行馬中心の競馬になるわけではない。
外回りはゴール前直線が７６ｍ延びることで、差し馬も届く。
展開次第ではどの脚質でも戦えるので、まずはメンバーの脚質をチェックしたいコースだ。
また、下級条件の内回り１４００ｍで逃げ切った馬が、外回り１４００ｍに替わって後続に捕まるケースが目立ちます。
ファンタジーステークス2024の全頭診断
ここまでのことを念頭に置いた上で、今年は登録馬が１７頭ですので、全員出れます。
ウォーターエアリー
２戦１勝でともに札幌の１５００ｍを好時計、好内容で勝ち上がっています。
４００キロソコソコの小柄な牝馬であること、もたれグセがあることで、期待よりも課題の方が大きいのが現状ですが、しっかりと間隔を開けたことで、馬が一段階良くなっています。
京都外回り向きの上がりの脚があるので、内枠を引いて、前に壁を作ることができれば、内から突っ込んでくるシーンが期待できます。
ウォーターガーベラ
この馬も２戦１勝で、ともにマイル戦を使っています。
中京で１分３４秒３は優秀な時計で、前走は出していっても掛からなかった。
この内容なら、距離を短縮しても問題なさそうで、同じウォーターのエアリーとは違い、こちらは正攻法のレースが想定されます。
ウーレヴー
６月の函館線からデビューし、既に４戦を消化しています。
２勝していることは立派で、特に前走は同じ舞台のりんどう賞でした。
この時は１０頭立てで１分２１秒８だったのですが、このときより０秒５の時計短縮は必須でしょう。
ただ、この馬は、その時計で走れると思えますので、着順はともかく、相手の１頭としては買わないといけないでしょう。
オイランブチ
３戦１勝で、前走で小倉の未勝利を勝ち上がったばかり。
当時は雨の影響で時計がかかっていますので、勝ち時計の１分１１秒４を嫌う必要はありません。
ただ、恵まれたなぁという印象を受ける内容だったことは事実なので、ここでどうこうはご都合主義ではないかと思えます。
カルプスペルシュ
２戦１勝で函館２歳Ｓが５着。
函館２歳Ｓはタフなレースでしたので、むしろ頑張ったと言えるかもしれません。
それよりも、初戦の内容、ラップ構成がここでは向きそう。
函館の新馬戦でいきなり３３秒８の脚を使っていることは評価に値しますので、注意しないといけません。
カワキタマナレア
２戦２勝でヴーレヴーに前走で勝っています。
課題は初の１４００ｍと時計面。
ただ、負けてないのが何よりもの魅力で元値は十分すぎるほどに足ります。
キャッスルレイク
２戦１勝で前走で未勝利を勝ち上がっています。
その前走が１４００というのは良いですし、１分２１秒９の勝ち時計も中京としては好時計に分類されますので、ソコソコやれても驚きません。
ゴージャス
中京のマイル戦を勝って１戦１勝。
出遅れて差し切っていますので、内容は上々なのですが、やはり、ゴールドシップの娘というのが気になります。
とはいえ、脚力は確か。
普通に走っったら、脚力でねじ伏せていましたという結果も十分にあります。
スリールミニョン
３戦２勝、ききょうＳを勝っています。
課題は少頭数のレースしか走っていないこと。
馬場が良かった、５頭立てでスムーズに走れたとはいえ、ききょうＳの１分２０秒７は大威張りできる時計です。
タマモティーカップ
２戦１勝で小倉２歳Ｓで９着。
小倉２歳Ｓでは出遅れていますので、参考外といって良いのですが、新馬戦の内容は上々。
リラックスして走れればという条件付きですが、巻き返しがあって不思議有りません。
穴党の方は買っても良いでしょう。
ダンツエラン
２戦１勝、りんどう賞は３着でしたが、１番人気でした。
ヴーレヴーが人気になることを考えれば、この馬の評価も高まらないとおかしいというもの。
距離短縮の前走でも、無理せずにハナに立てたということは、スピードもセンスもあるということ。
十分に単勝が買える馬です。
ニシノクードクール
４戦１勝、前走で未勝利戦を勝ち上がっています。
中山は異常に時計の出る馬場でしたが、それでも７日目で１２００ｍ１分８秒８は評価できます。
とはいえ、距離延長と、京都への輸送。
クリアすべき課題のほうが明らかに多いです。
ハイファイスピード
２戦１勝で前走の未勝利戦を勝ち上がっています。
前走は出遅れながら。
２着に０秒５の差をつけていますが、ラップ構成は京都１４００ｍにはあっていないので、その部分が気になります。
ベルビースタローン
３戦１勝で小倉２歳Ｓは１１着。
小倉２歳Ｓは重馬場でしたし、２番手にスッとつけられたことを評価すべき。
初戦は緩かったので、ここが実質３戦目と捉えても良いでしょう。
穴党は注目すべき。
モズナスター
５戦１勝で今回が６戦目。
函館２歳Ｓこそ７着ですが、すべてが善戦と言っていいほどに、相手なりの馬です。
セールスポイントはどんな時計、どんな流れでも自分の力を出し切っている点。
ただ、逆からいうと勝ちきれない、善戦止まりというのは今回も変わらない感じですね。
ラヴェンデル
中京１４００ｍの新馬戦を１分２２秒０で勝っての参戦。
良い勝ち方をしていおり、センスを感じます。
血統的にも筋が通っており、ここで一気にスターホースにというシナリオがあって驚きません。
ただ、現実の数字上では上位人気の方が強いのではという印象です。
ロヴィーサ
京都１８００の新馬戦を勝っています。
無理して距離を短縮する必要はないので、本当に出てくるのかと思っています。
なにしろ前走のテンの３ハロンは３７秒０ですから、もし出走するならば、全く室の異なるレースをすることになります。
それを克服して好走しろというのは、ちょっと酷かな。
もっとゆったりしたレースを選択するべきではと思っています。
ファンタジーステークス2024 過去10年の傾向から予想
ファンタジーステークスの過去10年の結果から傾向を予想します。
キャリアは３戦以内
４戦以上を消化していた馬は１〜３着に１頭ずつ。
１戦１勝馬は１〜３着に計７頭を数えます。
前走成績の目安
１〜３着馬３０頭中、２６頭が６〜８月のデビューです。
１９頭が初戦勝ち。
８頭も２戦目に初勝利。
あとの３頭はここでは３着でした。
ゆったりしたローテが良い
やはり、２歳でキャリアの浅い牝馬ですからそうなります。
中３週以下＝３９頭が出走し、
【 １ ２ ３ ３３ 】
中４週以上＝８８頭が出走し、
【 ９ ８ ７ ６４ 】
中３週以下での勝利は５年前のレシステンシアで、これが９年ぶりでした。
母数の差を差し引いても、間隔を開けた方が良いと、歴然です。
距離経験はベター
１４００ｍ以上の経験があった馬は、９０頭が出走し、
【 ５ ９ ９ ６７ 】
ない馬は３７頭が出走し、
【 ５ １ １ ３０ 】
１４００ｍ以上が未経験だった１〜３着馬７頭中４頭は芝のオープンで連対実績があり、３頭には前走で連対実績がありました。
やはり、距離経験よりも、重賞で好走できるレベルにある素質を重視すべきでしょう。
ファンタジーステークス2024の予想買い目
モノサシはヴーレヴーと見ていますが、カワキタマナレアの素質に期待したいです。
単勝は3倍つくなら迷わず購入します。
この組み合わせも魅力があるので1点で買いたいです。5倍は厳しいでしょうから見送りますが、4倍つくなら購入を検討します。
1着：カワキタマナレア
2着：ヴーレヴー
3着：キャッスルレイク、ダンツエラン、モズナナスター、カルプスペルシュ
3連単は4点で済むため効率的です。
3連複で同じ4点を当軸にする形でも、十分な払い戻しが狙えるでしょう。
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ファンタジーステークス2024追い切り
