府中牝馬(G2)2024無料予想！傾向と追切評価から有力馬をPICK！

今週末は３日間開催となりますが、月曜東京メインでＧ２府中牝馬Ｓが行われます。

３歳牝馬のＧ１秋華賞、古馬牝馬のＧ２府中牝馬Ｓ、ともに次のＧ１エリザベス女王杯に向けて目を更にしてでも入念に精査すべきで、それが次に繋がります。

特に今年の府中牝馬Ｓは昨年のエリザベス女王杯を制したブレイディヴェーグ、そして、Ｇ１を賑わしたマスク卜ディーヴァの対戦がここで実現します。

また、ハーパーやミッキーゴージャス、フィアスプライドといった、ここでは伏兵陣であっても例年ならば主役を張り得る面々もスタンバイ。

相当に楽しみでハイレベルな争いとなっています。

そのことを踏まえたうえで、今週も現有戦力を紐解いていきます。

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府中牝馬Ｓ(G2)2024概要

府中牝馬Ｓは牝馬限定のＧ２戦で、東京競馬場・１８００ｍで行われます。
賞金は

牝馬限定のＧ２ですから、勝てば高額。

２着だと、このクラスの馬からすれば、それほどでもないので、少なくとも、ブレイディヴェーグ、マスク卜ディーヴァにとっては勝たないことには、”無駄打ち”と言われてしまいます。

東京・芝1,800mの特徴

先週の毎日王冠同様に、東京の１８００ｍ、そうです、いわゆる、”府中の１８００ｍ展開いらず”です。

大橋巨泉さんの時代から、「府中の１８００展開いらず」。

これは大橋さんが言い出したことですが、「そうだよなぁ」と唸らされるレースがなんと多いことか。

１〜２コーナーの間にあるポケットからスタートします。

２コーナーを斜めに横切って向こう正面に入る形。

コーナー３つの変則的な形で、スタートして２コーナーまでの距離はおよそ１６０ｍしかありません。

３コーナーまで７５０ｍも距離があることで、先行争いはさほど激しくなりません。

重賞、オープン特別でも、ゆったりと流れて瞬発力勝負になることがままある。

位置取りは前に越したことはないが、速い上がりを求められるため、先行力だけでは直線で切れ負けします。

位置取り問わず、余力を持って直線で速い脚を使えるかどうかが好走の条件と言えるだろう。

紛れが少なく、能力差が反映されるコースなので人気馬の信頼度は高い。

また、概ね有利、不利はありませんが、どちらかというと１、２コーナーにあるポケットスタートで、１５０ｍ後には斜めから２コーナーに入るので外枠が不利なコース形態と言えます。

また、オーバーシード芝ですが高速馬場になる事が多く、スピード・瞬発力が大きな武器になるコースと言えるでしょう。

秋華賞注目馬

ここまでのことを念頭に置いた上で、今年は登録馬が１７頭ですので、出ようと思えば全員が出れますので、この１７頭をみていきましょう。

アスコルティアーモ

８戦４勝の４歳馬。

３勝級を勝ち、関越Ｓでは１番人気。

９着に終わっていますが、やや力んだ走りでしたが、まだまだポテンシャルを見限ることは出来ません。

《十分に穴の資格あり》

コスタボニータ

１９戦５勝の５歳馬。

福島牝馬Ｓの勝ち馬で、小倉記念の２着馬でもあります。

Ｇ１ヴィクトリアマイルをスキップし、いわば裏路線、現実路線を歩んでいます。

昨年の府中牝馬Ｓは８着でしたが、その着差は０秒５の差なので、十分な下地があります。

ただ、上位二頭に比べればインパクトに欠き、逆転できるとまでは到底思えません。

コンクシェル

１８戦５勝の４歳馬。

中山牝馬Ｓを勝ち、クイーンＳが５着でした。

そして、その間にはヴィクトリアマイルにもお出になられています。

３戦連続で逃げているように、テンの脚もしかっりしていることで、逃げてスイスイという可能性に賭ける事ができます。

シンティレーション

１３戦５勝の５歳馬。

３勝級、新潟日報賞を勝っての参戦。

その新潟日報賞は１分４４秒１の好時計勝ち。

東京１８００ｍでも勝ち鞍があり、目下の勢いを感じます。

《穴の資格あり》

セントカメリア

１７戦４勝の５歳馬。

オープンに上がってからソコソコの戦績、相応のパフォーマンスで走っている馬です。

決め手に欠けるとはいえますが、十分な戦力を示しているともいえ、割と意外性のある馬です。

ハーパー

１０戦２勝にすぎませんが、Ｇ１で上位の常連、有馬記念にもお出になられています。

５５キロでの出走であり、ブレイディヴェーグとは２キロ、マコトディーヴァとは１キロ斤量が軽いことは有利。

リフレッシュで疲れがとれたことで、フレッシュな状態。

まっさらで、臨めます。

フィアスプライド

１９戦５勝の６歳馬。

ヴィクトリアマイル２着の後、安田記念に参戦しています。

この２戦は明らかに、一段上の馬になったを感じさせるもの。

人気の差を考えると、二強ではなくこの馬の単勝という選択肢もあり。

この馬なら３分の１のカネで済みますもんね。

フィールシンパシー

２０戦４勝の５歳馬。

１６００よりも追走が楽になる１８００ｍでパフォーマンスレベルが安定しています。

ヴィクトリアマイルは格がというより、距離がというないようなので、まだ見限れません。

プレイディヴェーグ

５戦３勝。

昨年のエリザベス女王杯を制しています。

そのエリザベス女王杯以来、」１１ヶ月ぶりの一戦となることがマイナス材料ですが、春のドバイ遠征、夏の新潟記念の予定もあったことで、乗り込みの総量は足りています。

万全の仕上げとはいきませんが、慎重に判断する模様です。

マスク卜ディーヴァ

８戦４勝の４歳馬。

昨年の秋華賞では、あのリバティアイランドを追い詰めた馬で一部ではスムーズだったらリバティアイランドの三冠を阻止たのではと言われているほど。

今春も阪神牝馬Ｓ、ヴィクトリアマイルもスムーズだったらという内容での３着ですので、明らかに現在の牝馬のトップクラスに位置する馬。

順調度を欠いているプレイディヴェーグならば、”負けられない”くらいの位置づけです。

ミッキーゴージャス

９戦５勝の４歳馬。

この馬も４歳馬なのですから、４歳馬の層の厚さが伺えます。

愛知杯を勝ち、大阪杯にまでお出になられています。

マーメイドＳでは大敗を喫していますが、これは展開とハンデによるところが大きいため度外視でいいです。

《巻き返し必至・注目》

モズゴールドバレル

２１戦４勝の５歳馬。

重賞路線を歩んでおり、それなりの走りを続けています。

ただ、いずれもが、勝ち負けをしたとは言えず、勝負の蚊帳の外。

今回の舞台がプラスになるとも思えないことで、強調材料に欠きます。

モリアーナ

１２戦３勝の４歳馬。

重賞を連戦しており、そこまでの成績ではありませんが、十分にトップクラスの力を示しています。

これも例年の府中牝馬Ｓだったら勝ちに届いてもおかしくない馬。

脚質からどうしても展開頼みとなってしまいますが、無碍には出来ない存在です。

ライラック

１６戦２勝の５歳馬。

この馬も重賞戦線を歩んでいますが、ここ３戦は大負けが続いています。

とはいえ、昨年の３着馬で、エリザベス女王杯も４着なので、人気以上の走りがあっても驚けません。

ラヴァンダ

１０戦２勝の４歳馬。

今にして思えば早熟だったのかなと思えます。

まだ重いかなと感じさせる馬体とともに、強調点がありません。

ラリュエル

１３戦４勝の５歳馬

オープンに上がってからは壁にあたっています。

オープン入り後は逃げれていないことも結果に大きく影響しているといえます。

枠順にもよりますが、今回は、”思い切った”作戦で臨む構想があります。

ルージュリナージュ

１６戦４勝の５歳馬。

ここに入っては、総合力が足りません。

また、レースが雑なことが難点。

器用なレースができれば良いのですが…。

府中牝馬Sの過去傾向から予想ポイントを紹介

ポイント①重賞で勝ち鞍があるか、複数の連対があること

まず実績では、芝１４００ｍ〜２０００ｍの重賞に勝ち鞍か、２度以上の連対のどちらかがあること。

この例外は１着馬にこそ３頭いるが、２着馬と３着馬にはそれぞれ１頭ずつしかいません。

ポイント②クイーンＳ組が最多連対

ステップではクイーンＳ組が最多の６連対。

その次が関屋記念組が４連対。

この２組で全体の半数である、１０連対となります。

なお、どちらの組も連を外した年は３回あるが、それらのときも夏季稼働馬が連に絡んでいます。

ポイント③中心は４歳勢

牝馬限定戦らしく、年齢別では４歳と５歳の争いという様相だが、４歳が連対率１９％、５歳が１３．６％なので、やはり４歳馬が優勢です。

３歳＝２頭が出走し、

【　０　０　０　２　】

４歳＝５８頭が出走し、

【　５　６　６　４１　】

５歳＝５９頭が出走し、

【　５　３　２　４９　】

６歳＝１６頭が出走し、

【　０　１　２　１３　】

７歳上＝２頭が出走し、

【　０　０　０　２　】

ポイント④波乱の余地が広がる

１番人気馬は１０年で６連対だが、最近の５年では２連対止まり。

また、その５年は他の上位人気勢もピリッとせず、馬単配当は４回までが万馬券だった。

府中牝馬Ｓ2024の予想買い目

２強のうちブレイディヴェーグに不安がある以上は、マスク卜ディーヴァの一択。

究極的には相手の一頭をハーパーにしたいですが、

３連単フォーメーション

１着マスク卜ディーヴァ
２着ハーパー
ミッキーゴージャス
モリアーナ
フィアスプライド
（１２点）

これで良いと思います。