昨年新設されたネクストスター競走も、早くも2年目。
ここから全国にはばたく馬が今年は現れるでしょうか。
ネクストスター門別2024の基本情報
開催日時 | 2024年10月3日(木) |
グレード | H2 2歳限定 |
開催競馬場 | 門別競馬場 12R 20:40発走予定 |
コース | ダート1,200m |
コース解説
2コーナー奥ポケットからスタートし、コーナーはワンターンのつくり。
JRAの競馬場で言えば、福島のダート1150mがやや近いイメージでしょうか。
当然先行争いは激化。ペースが速くなれば外差しのきく競馬場だけに差し馬の台頭も全く珍しくありません。
出走表
印 | 枠 | 番 | 馬名 | 性別 | 馬齢 | 斤量 | 騎手 | 所属地区 | 調教師 | 寸評 | 短評 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | エムピーフリップ | 牡 | 2 | 56 | 金山昇馬 | 北海道 | 斉藤正弘 | 仕切り直 | 砂で2連勝後の中央挑戦は最下位。地元に戻って仕切り直しだが。 | |
△ | 2 | 2 | エターナルウインド | 牝 | 2 | 55 | 桑村真明 | 北海道 | 角川秀樹 | 勢い一番 | 目下3連勝で勢いに乗る。Aエクスプレス産駒らしくスピードに長けている。 |
3 | 3 | エイシンマジョリカ | 牝 | 2 | 55 | 石川倭 | 北海道 | 米川昇 | 不気味だ | 1000mは短い感。200m延長で再度見直しも可。 | |
▲ | 4 | 4 | コンフォートデイズ | 牡 | 2 | 56 | 阿岸潤一 | 北海道 | 櫻井拓章 | ハマれば | 出脚がつかないのが難点だが最後の脚は一級品。前が速まれば一発ある。 |
5 | 5 | スティールブライト | 牝 | 2 | 55 | 落合玄太 | 北海道 | 角川秀樹 | 微妙だが | 前に行けても伸びきれないところが散見。もう少し成長が欲しいところ。 | |
5 | 6 | ヴィグラスデイズ | 牡 | 2 | 56 | 服部茂史 | 北海道 | 村上正和 | 成長見せ | リオンダリーナ、エターナルウインドに負けてから3か月。前走は強い競馬で成長見られるか。 | |
6 | 7 | ジュゲムーン | 牡 | 2 | 56 | 阿部龍 | 北海道 | 角川秀樹 | 展開微妙 | Hペースの前走は後方勢に屈したが伸びなかったのは留意。真価問う一戦に。 | |
〇 | 6 | 8 | ベラジオドリーム | 牡 | 2 | 56 | 岩橋勇二 | 北海道 | 田中正二 | 地力一番 | 唯一粘りこんだ前走は実力を見せた。今回も十分優勝圏内。 |
☆ | 7 | 9 | ワンダーウーマン | 牝 | 2 | 55 | 黒澤愛斗 | 北海道 | 石本孝博 | 上昇気配 | 姉にスピーディキックを持つ良血。末脚長くペースに対応できれば。 |
7 | 10 | ヤマノファルコン | 牡 | 2 | 56 | 小野楓馬 | 北海道 | 村上正和 | 下降線か | 前々走の早仕掛け着外以降下降線。立て直してから再度。 | |
8 | 11 | サウンドバッハ | 牡 | 2 | 56 | 宮内勇樹 | 北海道 | 川島洋人 | 距離不適 | 恐らく1200は短すぎる。中距離以降でなら主役級。 | |
◎ | 8 | 12 | ミラクルヴォイス | 牡 | 2 | 56 | 松井伸也 | 北海道 | 佐久間雅 | 豪脚一閃 | 2走前は勝ち馬との位置取りの差に過ぎず展開が向きそうな今回は差し切り十分。 |
前日のサンライズCには中距離戦線目標の馬達が集いましたが、こちらは短距離特化。
サッポロクラシックCからの転戦をはじめ有力馬が多く集っています。
ネクストスター門別2024 予想 過去傾向
※昨年新設競走のため記載なし。
ネクストスター門別2024 予想 前哨戦データ傾向
前哨戦のデータから見えてくる傾向を読み解いていきます。
参考レース① サッポロクラシックC
月 | 日 | 場名 | レース名 | グレード | コース | 距離 | 天候 | 馬場 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
8 | 8 | 門別 | サッポロクラシックC | H3 | ダート | 1200 | 晴 | 良 | |||
着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 性別 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
1 | ❽ | ⑪ | イイデマイヒメ | 牝 | 2 | 55 | 阿部龍 | 1.14.3 | 37.8 | 5 | |
2 | ❷ | ② | ベラジオドリーム | 牡 | 2 | 55 | 岩橋勇二 | 1.14.8 | 0.5 | 40.2 | 3 |
3 | ❶ | ① | ミラクルヴォイス | 牡 | 2 | 55 | 松井伸也 | 1.14.8 | 0.5 | 37.9 | 8 |
4 | ❹ | ④ | ジュゲムーン | 牡 | 2 | 55 | 桑村真明 | 1.15.1 | 0.8 | 39.6 | 2 |
早めに仕掛け、後続を引き離して2着に残ったベラジオドリーム。スピード能力には非常に長けており、潜在能力もなかなかのものと考えてよさそう。ハイペースだった前半の結果最後はイイデマイヒメに差し切られてしまったが、それでも好走するのだからたいしたものだ。
ミラクルヴォイスとイイデマヒメは着順こそ1,3着だが、道中の位置取りが違えば着順も逆だったかもしれない。上り3F自体はコンマ1秒しか変わっていないだけに大きな差はなく、末脚も弾けるだろう。
参考レース② クンツァイト特別
月 | 日 | 場名 | レース名 | グレード | コース | 距離 | 天候 | 馬場 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9 | 5 | 門別 | クンツァイト特別 | OP | ダート | 1000 | 曇 | 良 | |||
着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 性別 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
1 | ❽ | ⑨ | ヴィグラスデイズ | 牡 | 2 | 55 | 服部茂史 | 1.01.0 | 37.2 | 2 | |
3 | ❶ | ① | エイシンマジョリカ | 牝 | 2 | 55 | 松井伸也 | 1.01.3 | 0.3 | 36.9 | 6 |
逃げて粘るファストワンを最後にしっかりとらえたヴィグラスデイズ。走破時計1.01.0は水準のタイムで、世代最速時計を持つリオンダリーナにコンマ5秒差の好時計。強いメンバーとの経験が走るたびに成長させている。
エイシンマジョリカは3着に入ったものの、1000mはやや忙しい感も強い。ベストは1200以降とみるならばこの着順はむしろ立派。延長で再度見直せる。
参考レース③ ピンクサファイア特別
月 | 日 | 場名 | レース名 | グレード | コース | 距離 | 天候 | 馬場 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9 | 12 | 門別 | ピンクサファイア特別 | OP | ダート | 1200 | 晴 | 良 | |||
着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 性別 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
1 | ❸ | ③ | ミラクルヴォイス | 牡 | 2 | 55 | 松井伸也 | 1.14.5 | 37.7 | 4 | |
4 | ❶ | ① | コンフォートデイズ | 牡 | 2 | 55 | 阿部龍 | 1.15.5 | 1 | 37.5 | 8 |
5 | ❺ | ⑤ | サウンドバッハ | 牡 | 2 | 55 | 宮内勇樹 | 1.15.6 | 1.1 | 39.3 | 1 |
ミカヅキカネミツが速い流れで引っ張ったレースは先行勢には厳しい流れとなり、後方待機勢がワンツー。その中でミラクルヴォイスはやはりしっかり伸びてきた。前が流れるレースには強いという裏付けであろう。
4着のコンフォートデイズもこういう展開になれば走る。行き脚が付きにくいのが難点だが、ここが改善すれば大化けの可能性があるかもしれない。
サウンドバッハは距離が明らかに短い。中距離路線で見直しだろう。
参考レース④ スピネル特別
月 | 日 | 場名 | レース名 | グレード | コース | 距離 | 天候 | 馬場 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
8 | 21 | 門別 | スピネル特別 | OP | ダート | 1200 | 晴 | 稍重 | |||
着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 性別 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
1 | ❺ | ⑤ | エターナルウインド | 牝 | 2 | 55 | 桑村真明 | 1.13.9 | 37.6 | 1 |
逃げたエターナルウインドが桑村真明騎手の合図に合わせて後続を引き離し、最後は流し気味でのゴールイン。アジアエクスプレス産駒らしくスピード能力にたけており、先手が取れればそのまま一気に押し切る、といった競馬が得意そうではある。
新馬戦で負けたジャイヴトークは重賞で好走しており、この馬自身も上で活躍できそうな資質は秘めている。
参考レース⑤ ウィナーズチャレンジ
月 | 日 | 場名 | レース名 | グレード | コース | 距離 | 天候 | 馬場 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9 | 18 | 門別 | JRA認定競走ウィナーズチャレンジ | 世代限定 | ダート | 1200 | 晴 | 稍重 | |||
着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 性別 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
1 | ❼ | ⑦ | ワンダーウーマン | 牝 | 2 | 54 | 黒澤愛斗 | 1.14.6 | 38.4 | 1 | |
3 | ❻ | ⑥ | スティールブライト | 牝 | 2 | 55 | 桑村真明 | 1.15.2 | 0.6 | 39.2 | 5 |
好メンバーが集まっていた1戦、好位から抜け出したワンダーウーマンが連勝のゴールイン。これで1200mを2戦2勝とした。
ただ、まだ走りに奥がありそうで本格化はもう少し先か。姉にスピーディキックがいる良血で、今後に期待はできるが現状は育成段階だろう。
ネクストスター門別2024予想の最終見解
「第2回」というネクストスターの字面を見て一瞬手が止まりました。もうダート改革新体制から1年が経って2周目に突入するのかと思い、月日の速さを実感しました。去年はこの各地区シリーズの制覇者から地区ダービー(優駿競走)馬が3頭誕生していますし、今年のメンバーの将来にも期待大です。
その登竜門は◎⑫ミラクルヴォイスで行きます。おそらくここもハイペースになるこのレース、後方有利になるのなら一番の有力馬はこの馬。他の馬の出方を見ながら後方待機勢にとって絶好位が取れる大外枠はむしろ絶好位です。2走前は重賞3着、前走はしっかり差し切りで展開が向けば確実に伸びる末脚を持っているのは大きな魅力で、ここは戴冠のチャンスでしょう。
〇にはハイペースにも屈しない先行力を持つ⑧ベラジオドリーム。前走は唯一先行勢で粘っており、イイデマイヒメには差されましたがそれ以外の後方勢には抜かせませんでした。2歳時からHペースで粘れるだけの先行力は有力でしょう。ここも優勝圏内で。
▲には同じく後方から進める④コンフォートデイズ。出脚がつかないものの後方からの末脚は確かなものがあるため、展開さえ向けば一気の差し切りも。以下、印2頭で。
〇 ⑧ ベラジオドリーム
▲ ④ コンフォートデイズ
△ ② エターナルウインド
☆ ⑨ ワンダーウーマン
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