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ジャパンダートクラシック 2024 予想!過去傾向から読み解く有力馬を公開!

厳選地方重賞馬

「ダート改革」の名のもとに行われたダート3冠も遂に終焉。
最後を飾るは夏から移ったジャパンダートクラシック。
東京ダービーから3か月、大井の2000mに再び実力馬が集いました。

ジャパンダートクラシック2024の基本情報

開催日時 2024年10月2日(水)
グレード Jpn1 中央交流ダートグレード
開催競馬場 大井競馬場 11R 20:05発走予定
コース ダート1,800m

コース解説

紛れのないチャンピオンコースである大井2000m。春秋古馬ダート最強決定戦の舞台となっているこのコースはスピード、スタミナどちらも兼ね備えていなければ乗り切れません。
中央の砂に比べれば深い砂。中央馬の場合東京1600mや中京1400mとは性質もコース形態も違いコーナーを4回経験するだけに、ここまでワンターンしか経験していない馬はやや疑う必要があります。

出走表

馬名 性別 馬齢 斤量 騎手 所属地区 調教師 寸評 短評
1 1 フォーエバーヤング 3 57 坂井瑠星 栗東 矢作芳人 凱歌上げ KYダービー3着以来の実戦。過度な期待は禁物だが実力は間違いなく一線級。
2 2 フジユージーン 3 57 森泰斗 岩手 瀬戸幸一 岩手の星 不来方賞はまだ伸びしろを感じさせる4着。更にレベルアップだが頑張ってほしい。
2 3 カシマエスパーダ 3 57 田辺裕信 美浦 鈴木慎太 叩いて良 勝ち馬に徹底マークされた前走。番手からでも競馬ができるだけに幅はある。
3 4 ラムジェット 3 57 三浦皇成 栗東 佐々木晶三 2冠目指 東京ダービーで世代では頭ひとつ抜けていた実力を証明済。最強対決に決着を。
3 5 クニノトキメキ 3 57 今野忠成 船橋 張田京 がんばれ 重賞では流石に厳しい。掲示板で御の字。
4 6 サントノーレ 3 57 笹川翼 小林 荒山勝徳 力未知数 京浜盃ぶっちぎりの後休養。前走は流石の強さも相手が数段上がるここでどうか。
4 7 シンメデージー 3 57 吉原寛人 高知 打越勇児 日本洗濯 東京ダービーは地方最先着。下したハビレは3勝クラス善戦。高知所属によるJpn1制覇の夢をかなえるのは今日か。
5 8 ポンドボーイ 3 57 本田正重 大井 朝倉実 経験積む C級は圧勝。今後の経験になれば。
5 9 サトノエピック 3 57 横山和生 美浦 国枝栄 タフさ売 闘争心と勝負根性はピカイチ。鞍上は絶好調で妙味あれば十分に狙える。
6 10 ミッキーファイト 3 57 戸崎圭太 美浦 田中博康 闘志爛々 春は参戦すらできなかった大舞台。急成長の新潟を経ていざ大舞台へ。
6 11 ブラックバトラー 3 57 矢野貴之 北海道 田中淳司 道営弾丸 ひたむきに走り続けた今年。故郷に錦を飾るために少しでも上の着順を。
7 12 サンライズジパング 3 57 武豊 栗東 音無秀孝 一繋秘宝 岩手の秘宝は持ち帰った。次に目指すは大井の宝。フォーエバーヤングにも雪辱を。
7 13 ケンタッキースカイ 3 57 菅原涼太 浦和 藤原智行 前行くか ダデノショウグンの2着に食い下がった同馬。ペースづくりに参加できれば。
8 14 クルーミーズクライ 3 57 安藤洋一 大井 嶋田幸晴 無理難題 前走でやっと初勝利。流石に荷が重い。
8 15 ポッドロゴ 3 57 松山弘平 栗東 西園正都 人気盲点 2走前に負けたカズペトシーンは3勝クラス楽勝。この馬も実力は3勝クラス以上で意外と?

ここまで海外遠征を敢行していたフォーエバーヤングはじめ、東京ダービー馬ラムジェット、不来方賞を制したサンライズジパング、レパードSで完勝したミッキーファイトといった強豪がJRAからは参戦。
これだけでも予想は難解を極めますが、さらに地方から岩手の怪物フジユージーン、高知から逆襲を狙うシンメデージー、復帰なった南関のサントノーレといった実力馬も参戦。ダテノショウグンの回避は残念ですが、それでも現状一番と言っていい世代頂上決定戦のメンバーとなりました。
決して人気だけで決まることのない戦いになります。

ジャパンダートクラシック2024 予想 過去傾向

※2014年~2023年の統計データ

人気傾向

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1 3-2-2-3 30% 50% 70%
2 2-1-1-6 20% 30% 40%
3 0-2-3-5 0% 20% 50%
4 2-4-0-4 20% 60% 60%
5 1-0-1-8 10% 10% 20%
6人気以下 2-1-3-74 2% 3% 7%

1番人気の複勝率が高いのはどのレースでもそうですが、このレースは近年そう簡単に決まりません。
穴人気の馬の好走も多く、人気通りに決まることの方が珍しくなってきています。
ただ、今年からは秋開催となる点には留意が必要です。

過去5年の配当と傾向

2019年 枠番 馬番 人気 単勝 複勝 枠連 枠単 馬連 ワイド 馬単 3連複 3連単
1着 1 120 100 440 540 470 220 540 1,370 2,760
2着 4 160 300
3着 5 190 830
2020年 枠番 馬番 人気 単勝 複勝 枠連 枠単 馬連 ワイド 馬単 3連複 3連単
1着 6 4,060 720 15,160 39,330 17,820 2,990 57,600 52,670 770,730
2着 4 410 4,420
3着 8 670 2,360
2021年 枠番 馬番 人気 単勝 複勝 枠連 枠単 馬連 ワイド 馬単 3連複 3連単
1着 12 12,950 1,580 19,370 14,980 38,200 8,070 115,710 37,130 554,300
2着 2 150 8,480
3着 3 180 390
2022年 枠番 馬番 人気 単勝 複勝 枠連 枠単 馬連 ワイド 馬単 3連複 3連単
1着 4 560 160 1,070 2,050 1,030 370 2,310 1,170 8,090
2着 3 160 310
3着 1 140 300
2023年 枠番 馬番 人気 単勝 複勝 枠連 枠単 馬連 ワイド 馬単 3連複 3連単
1着 1 200 120 1,910 1,590 3,660 670 4,480 1,940 15,410
2着 6 300 200
3着 3 150 670

断然人気のカフェファラオが敗れた2020年、最低人気のキャッスルトップが激走した2021年は大波乱。昨年もミックファイアの2着には当時6番人気のミトノオーと、上位人気の馬があっさり好走することが少ないこのレースですが、原因としては中央馬の2000m未経験、ワンターン以外の経験不足があげられました。(カフェファラオ時は極悪馬場)
今回は日程的にも十分に経験を積んだうえで各馬が参戦します。少し例年とは違う傾向になることを抑えていたほうがいいでしょう。

人気馬の凡走も普通に見受けられる。しっかりした実力の対比が必要。

枠傾向

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1 1-0-0-9 10% 10% 10%
2 0-0-0-10 0% 0% 0%
3 1-0-3-9 7% 7% 30%
4 0-1-1-17 0% 5% 10%
5 1-3-2-13 5% 21% 31%
6 3-1-2-14 15% 20% 30%
7 2-0-1-17 10% 10% 15%
8 2-5-1-12 10% 35% 40%

内枠の不振具合が目立ちますが、このうち1枠は人気入枠が1度のみ。入ったルヴァンスレーヴはしっかり人気に応えて快勝していることからも、そこまで気にしなくていいかもしれません。
一方、深刻なのは2枠。それも2枠2番となると最悪で、過去10年で成績は【0-0-0-10】の死に枠。あのカフェファラオもこの枠番から大敗しました。ここの入枠はかなり気にした方がいいかもしれません。

内枠、特に2枠の不振具合には注意。

脚質傾向

脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率
逃げ 2-3-2-12 10% 26% 36%
先行 2-4-2-22 6% 20% 26%
差し 4-3-5-41 7% 13% 22%
追込 2-0-1-26 6% 6% 10%

交流ダートグレードというだけあって、前に行く馬だけが絶対的に有利とも言い切れないのがこのレース。力のある馬が後方から構えればしっかり差してきます。昨年のミックファイアとミトノオーがいい例でしょう。
あまりにも後ろ過ぎると厳しい面はありますが、基本的に脚質「だけ」では考えない方がいいでしょう。
出走メンバーから導ける展開予想から組み立てた方がいいです。

基本的に脚質は関係なし。

ジャパンダートクラシック2024 予想 前哨戦データ傾向

前哨戦のデータから見えてくる傾向を読み解いていきます。

参考レース① 東京ダービー

場名 レース名 グレード コース 距離 天候 馬場
6 5 大井 東京ダービー Jpn1 ダート 2000 稍重
着順 馬番 馬名 性別 性齢 斤量 騎手 走破タイム 1着とのタイム差 上り3F 人気
1 ラムジェット 3 57 三浦皇成 2.06.1 37.6 1
2 サトノエピック 3 57 横山和生 2.07.3 1.2 38.9 2
4 シンメデージー 3 57 吉原寛人 2.08.2 2.1 39.2 5
8 ポンドボーイ 3 57 藤田凌 2.10.5 4.4 39.9 11
14 クニノトキメキ 3 57 今野忠成 2.12.4 6.3 40.7 15

実質3頭だけでレースが決まったようなもの。直線でのたたき合いは見ごたえがあったが、それも一瞬。突き抜けたラムジェットの強さを再確認させられた。
アンモシエラが引っ張ったペースに捲り、抵抗の様相を見せたサトノエピックを叩き潰しての盤石の王者誕生の瞬間。夏の間に敗れた馬たちがどこまで復活できているかが今回のレースではカギになってきそう。
シンメデージーは大きく引き離されたが、この時期の地方所属馬で中央馬相手にここまで好走できるのなら伸びしろは十分にある。

参考レース② 不来方賞

場名 レース名 グレード コース 距離 天候 馬場
9 3 盛岡 不来方賞 Jpn2 ダート 2000
着順 馬番 馬名 性別 性齢 斤量 騎手 走破タイム 1着とのタイム差 上り3F 人気
1 サンライズジパング 3 56 武豊 2.03.2 36.1 2
2 カシマエスパーダ 3 56 田辺裕信 2.03.7 0.5 36.7 1
4 フジユージーン 3 56 村上忍 2.05.4 2.2 37.9 3
5 ブラックバトラー 3 56 落合玄太 2.05.7 2.3 37.8 6

フジユージーンの3冠なるかに注目が集まっていたが、終わってみれば中央の完勝。
特に勝ったサンライズジパングの武豊騎手の動きは完璧で、スタートしてすぐにフジユージーンにふたをするとそこからずっとプレッシャーをかける騎乗。追い出しのタイミングも遅らせながら自分はしっかりマークしていた中央勢2頭相手に勝ち切るといううまさを見せた。天才の技についてきたサンライズジパングの実力も見事。春2冠は芝路線で見参戦なだけに面白い存在になるのは間違いない。
カシマエスパーダはパッションクライとのハナ争いのあと、早めに仕掛けられて苦しい展開の中2着に粘ったのは地力の証明。盛岡でこのレースができるのなら本番でも勝負になりそう。
フジユージーンはもう少し成長が欲しいところだが、ここでの4着は伸びしろ分とみてよし。道営の強豪ブラックバトラーには先着しているのだから胸を張っていい。

参考レース③ 戸塚記念

場名 レース名 グレード コース 距離 天候 馬場
9 4 川崎 戸塚記念 S1 ダート 2100
着順 馬番 馬名 性別 性齢 斤量 騎手 走破タイム 1着とのタイム差 上り3F 人気
1 サントノーレ 3 56 笹川翼 2.20.0 40 1

京浜盃を千切ったサントノーレが、春のダート3冠路線を戦ってきた各馬相手にどこまでやれるのかに焦点が集まっていたが、ふたを開ければ大楽勝で本番への期待はさらに高まった。
羽田盃3着のフロインフォッサルや東京湾カップを制したマコトロクサノホコを子ども扱いしており、休養明け、プラス23キロというハンデなど全く感じさせない走りだった。叩いて仕上げてくれば本番はさらに上積みが見込めるはずで、悔しい思いをした春の雪辱を晴らすかもしれない。

参考レース④ 西日本3歳優駿

場名 レース名 グレード コース 距離 天候 馬場
9 1 金沢 西日本3歳優駿 重賞 ダート 2000
着順 馬番 馬名 性別 性齢 斤量 騎手 走破タイム 1着とのタイム差 上り3F 人気
1 シンメデージー 3 56 吉原寛人 2.08.3 37.2 1

西日本の3歳馬相手には負けられないと言わんばかりの圧勝劇だったシンメデージー。
直線ほとんど追われておらず余裕残しで、春よりさらに強くなっている。
上りも唯一の37秒台となると、高速化している大井の馬場でももう一度勝負になる。
地方の大将格はやはりこの馬か。

参考レース⑤ レパードS

場名 レース名 グレード コース 距離 天候 馬場
8 4 新潟 レパードS G3 ダート 1800
着順 馬番 馬名 性別 性齢 斤量 騎手 走破タイム 1着とのタイム差 上り3F 人気
1 ミッキーファイト 3 57 戸崎圭太 1.51.2 37.6 1

逃げたブルーサンを見ながら好位追走。直線で抜け出したサトノフェニックスに外から並びかけると200m地点で交わして後は突き放すだけ。
ユニコーンSは不利がありながら3着に来ていたことを考えると本来の実力をやっと見せたといったところ。前掲ラップで好位から伸びきっているのだから実力は相当なもの。
ラムジェットに次ぐ強さを持っていると考えていいだろう。戸崎圭太がしっかり乗れれば十分優勝争いに加わる実力を持っている。

参考レース⑥ 恵那特別

場名 レース名 グレード コース 距離 天候 馬場
9 14 中京 恵那特別 2勝 ダート 1800
着順 馬番 馬名 性別 性齢 斤量 騎手 走破タイム 1着とのタイム差 上り3F 人気
1 ポッドロゴ 3 55 松山弘平 1.52.9 36.8 2

道中は先団から。直線は内目を進んでおり、斜行してきたメイショウシロガネによって落馬したクリノグローリー共々不利を受けるロスがありながら、外からスムーズに進出してきたダノンピレネーを交わした。上り3Fこそ2位だが、落馬がなければ恐らくもう少し離れており、着差以上に強い競馬をしていた。

この前走で負けたカズペトシーンが3勝クラスを楽々突破。阪神、中京と坂のあるワンターン以外の競馬場を使われており、もしかすると一番の台風の目になるかもしれない。

ジャパンダートクラシック2024予想の最終見解

大井3日連続交流ダートグレード競走開催の2日目に突入します。毎日交流重賞をやるというのはやはり盛り上がるものですが、馬券を買う身としては当てないといけなくなるので難易度が上がります。しかもこの週はこれに加えて海外で凱旋門賞もあるというのですから厳しいものです。連続的中で懐を豊かにしたいものですが。

さて、3歳ダート3冠最終戦、◎は最後の1冠に賭けてきた⑫サンライズジパングで行きます。前走の不来方賞は武豊騎手の手腕と、この馬自身のダートでの実力を再確認させられました。(フジユージーン推しの私としては悔しくて仕方なかったですが)鞍上の作戦に応えるのは、真に馬の実力がなければできないこと。昨年の門別でフォーエバーヤングに先着されており、ここはその雪辱を晴らす絶好の舞台です。春ダート2冠の活躍馬もろとも人のみに捲り切ってもらいましょう。
〇には意外かもしれませんが⑮ポッドロゴを。まったくの別路線から参戦ですが、前走は落馬の不利を受けながら内から2着馬を楽に差し切っています。2歳時にはアマンテビアンコ、バロンドールと一線級とも好勝負。前々走で敗れたカズペトシーンは3勝クラスで大楽勝。なら必然的にこの馬も上のクラスでやれるはずです。捲り合いで前が速くなれば後方からも勝負できる馬ですし一発あるでしょう。配当的にも恐らく人気しませんし妙味十分です。
▲には東京ダービー覇者④ラムジェットを。この世代では力が抜けているのは織り込み済み。ただ、東京ダービーの時に比べて捲る馬も多く、捲り合いになって果たして負けないかという懸念から少し評価を落とします。
①フォーエバーヤングは△まで。KYダービー3着、UAE、サウジダービー1着は確かに実績最上位です。ただ、日本テレビ盃の時も書きましたが海外帰り初戦というのは要警戒に値します。向こうの砂とこちらの砂は違いますし、何より日本は10か月ぶり。加えて目標はBCクラシックのため、あくまでここは叩きです。過度に信頼しすぎると危険な馬と言っていいでしょう。☆に⑩ミッキーファイトで締めます。
地方馬大将格は⑦シンメデージー。
印が足りなくて打てませんが勿論②フジユージーンは私情で言うなら一番応援していますよ!

◎ ⑫ サンライズジパング
〇 ⑮ ポッドロゴ
▲ ④ ラムジェット
△ ⑦ シンメデージー
△ ① フォーエバーヤング
☆ ⑩ ミッキーファイト

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