かつては中央のマイルチャンピオンシップの選定競走として行われていた競走でしたが
近年は西日本の短距離戦線を戦い抜く馬たちが激突するレースとなっています。
園田チャレンジC2024の基本情報
開催日時 | 2024年9月20日(金) |
グレード | 重賞 3歳以上 |
開催競馬場 | 園田競馬場 11R 19:55発走予定 |
コース | ダート1,400m |
コース解説
スタンド前からスタートし、コースを1周する形態となっています。
アップダウンの起伏がない分、前につけていないと上位進出は厳しいです。
後方勢には早めのスパートが求められます。
出走表
印 | 枠 | 番 | 馬名 | 性別 | 馬齢 | 斤量 | 騎手 | 所属地区 | 調教師 | 寸評 | 短評 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
△ | 1 | 1 | ハナブサ | 牡 | 7 | 56 | 廣瀬航 | 園田 | 森沢友貴 | 時計優秀 | 持ち時計はメンバー中一番。流れに乗れば。 |
2 | 2 | ベイビーボス | 牡 | 7 | 56 | 杉浦健太 | 園田 | 田中一巧 | 一皮剥け | 重賞ではどこか足りない印象。成長があれば1400でも。 | |
〇 | 3 | 3 | スマイルサルファー | 騙 | 6 | 56 | 大山真吾 | 西脇 | 渡瀬寛彰 | 復調示す | ダービー馬のイメージを見せたいところ。復帰して以降徐々に調子は上向き。 |
4 | 4 | イモータルスモーク | 牡 | 7 | 56 | 大山龍太郎 | 高知 | 田中守 | ヤネ変り | 重賞でも好走しているだけに軽視禁物。鞍上が兵庫所属になるなら。 | |
5 | 5 | ミステリオーソ | 牡 | 7 | 56 | 山本咲希到 | 園田 | 長南和宏 | 一発どう | 穴をあけたとはいえ近走は通用していない。このメンバーでは。 | |
☆ | 5 | 6 | バーニングペスカ | 牡 | 9 | 56 | 鴨宮祥行 | 園田 | 橋本忠明 | 意外性有 | 着順は目立たないが着差は詰まっている。妙味十分。 |
▲ | 6 | 7 | ナムラタタ | 牡 | 5 | 56 | 小牧太 | 園田 | 玉垣光章 | 短縮狙い | 今年の兵庫大賞典3着。適距離で見直せる。 |
6 | 8 | テーオーターナー | 騙 | 6 | 56 | 大柿一真 | 西脇 | 盛本信春 | 実力差無 | ナムラタタとそこまで実力差がないのなら十分に圏内。位置取り分だったのなら。 | |
7 | 9 | サンライズラポール | 牡 | 7 | 56 | 下原理 | 園田 | 柏原誠路 | 厳しいか | 前走は離され実力差を感じた。連下までか。 | |
7 | 10 | カレンロマチェンコ | 牡 | 6 | 56 | 赤岡修次 | 高知 | 田中守 | 躍動感◎ | 適距離でない超短距離で勝ったのは収穫。スピードに磨き。 | |
◎ | 8 | 11 | アドワン | 牝 | 4 | 54 | 田野豊三 | 園田 | 土屋洋之 | 同型不在 | 逃げに転換してから絶好調。勢いそのままにここも。 |
8 | 12 | ダノンジャスティス | 騙 | 8 | 56 | 畑中信司 | 高知 | 別府真司 | 一枚下か | 高知での短距離でも少し格落ち。ここでは。 |
高知からイモータルスモーク、カレンロマチェンコと西日本の短距離戦線で戦ってきていた馬たちが集結。
復調してきたスマイルサルファーにも注目です。
園田チャレンジC2024 予想 過去傾向
※2014年~2023年の統計データ
人気傾向
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1 | 4-3-0-3 | 40% | 70% | 70% |
2 | 3-4-0-3 | 30% | 70% | 70% |
3 | 1-2-1-6 | 0% | 10% | 40% |
4 | 0-1-3-6 | 0% | 10% | 40% |
5 | 1-0-1-8 | 10% | 10% | 20% |
6 | 0-0-0-10 | 0% | 0% | 0% |
7 | 1-0-1-8 | 10% | 10% | 20% |
8 | 0-0-3-7 | 0% | 0% | 30% |
9以下 | 0-0-1-26 | 0% | 0% | 3% |
上位人気の好走は当然ですが、注目すべきは3番人気以下。
勝率がほぼ変わらないことに加え、6番人気を除いて複勝率がほぼ変わりません。
妙味があるレースと考えてもいでしょう。
過去5年の配当と傾向
2019年 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❽ | ⑪ | 2 | 340 | 100 | 200 | 210 | 140 | 490 | 880 | 3,270 |
2着 | ❷ | ② | 1 | 100 | 430 | ||||||
3着 | ❸ | ③ | 5 | 200 | 290 |
2020年 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❻ | ⑧ | 1 | 170 | 120 | 510 | 520 | 240 | 800 | 2,870 | 7,550 |
2着 | ❶ | ① | 2 | 160 | 740 | ||||||
3着 | ❺ | ⑤ | 7 | 370 | 1,270 |
2021年 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❻ | ⑥ | 2 | 410 | 130 | 1,080 | 960 | 290 | 2,170 | 2,040 | 9,290 |
2着 | ❷ | ② | 3 | 150 | 400 | ||||||
3着 | ❹ | ④ | 1 | 190 | 580 |
2022年 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❶ | ① | 7 | 2,550 | 440 | 4,290 | 3,770 | 1,170 | 9,920 | 16,930 | 102,360 |
2着 | ❼ | ⑨ | 2 | 160 | 5,170 | ||||||
3着 | ❼ | ⑩ | 8 | 570 | 990 |
2023年 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❻ | ⑥ | 1 | 120 | 100 | 110 | 100 | 130 | 310 | 450 | |
2着 | ❷ | ② | 2 | 100 | 220 | ||||||
3着 | ❺ | ⑤ | 4 | 150 | 310 |
大荒れとなった2022年以外は平穏な決着が多いですが、その実穴人気の馬の好走も多いです。
一つ間違えば恐らく大荒れになります。あまり固い予想だけで完結させるのは危険でしょう。
枠傾向
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1 | 1-1-0-7 | 11% | 22% | 22% |
2 | 1-3-0-6 | 10% | 40% | 40% |
3 | 1-0-1-7 | 11% | 11% | 22% |
4 | 0-0-1-9 | 0% | 0% | 10% |
5 | 0-1-2-12 | 0% | 6% | 20% |
6 | 3-3-2-9 | 17% | 35% | 47% |
7 | 1-2-2-13 | 5% | 16% | 27% |
8 | 3-0-2-14 | 15% | 15% | 26% |
短距離、そしてコーナーが多いコースゆえんの傾向というべきか、中枠の成績がかなり悪いです。
動きにくく挟まれやすい4,5枠の好走率の低さは警戒してください。
目立ちませんが3枠までは要警戒です。
脚質傾向
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 5-3-1-6 | 33% | 53% | 60% |
先行 | 4-3-4-15 | 15% | 26% | 42% |
差し | 0-4-4-32 | 0% | 10% | 20% |
追込 | 1-0-1-25 | 3% | 3% | 7% |
後方から行く馬の勝率がゼロ。ある程度前には行けていないと結果が出ません。
捲る馬にとってはかなり厳しいデータ。頭軸で買うのは避けたほうが良いかもしれません。
園田チャレンジC2024 予想 前哨戦データ傾向
前哨戦のデータから見えてくる傾向を読み解いていきます。
参考レース① 夏至特別
月 | 日 | 場名 | レース名 | グレード | コース | 距離 | 天候 | 馬場 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
6 | 20 | 園田 | 夏至特別 | A | ダート | 1400 | 曇 | 稍重 | |||
着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 性別 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
1 | ❺ | ⑤ | ナムラタタ | 牡 | 5 | 53 | 吉村誠之助 | 1.31.7 | 40 | 2 | |
2 | ❸ | ③ | スマイルサルファー | 騙 | 6 | 56 | 田野豊三 | 1.31.9 | 0.2 | 40.9 | 6 |
4 | ❼ | ⑦ | テーオーターナー | 騙 | 6 | 57 | 大柿一真 | 1.32.0 | 0.3 | 40.2 | 3 |
5 | ❻ | ⑥ | バーニングぺスカ | 牡 | 9 | 56 | 鴨宮祥行 | 1.32.4 | 0.7 | 40.3 | 7 |
ディアタイザンが引っ張り、スマイルサルファーが2番手へ。
そのまま前残りにも見えたが、800m付近で一気に外から捲り上げたナムラタタが勝利を収めた。1400mも相性がよく、彼はこの距離が適正か、
スマイルサルファーは復帰戦でこの走りなら上々。テーオーターナーは後ろから言った仕掛けと位置取りの分、わずかに馬券圏内に差し届かなかったとみていいだろう。
参考レース② 園田サマーC
月 | 日 | 場名 | レース名 | グレード | コース | 距離 | 天候 | 馬場 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
8 | 16 | 園田 | 園田サマーカップ | ダート | 1400 | 曇 | 稍重 | ||||
着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 性別 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
1 | ❹ | ④ | アドワン | 牝 | 4 | 53 | 田野豊三 | 1.30.3 | 39.1 | 1 | |
3 | ❷ | ② | サンライズラポール | 牡 | 7 | 57 | 川原正一 | 1.31.6 | 1.3 | 40 | 2 |
昇級初戦だったアドワンがここも後続を寄せ付けずに見事な勝利劇を挙げた。
好位追走から先手を取る競馬に脚質転換して以降、いいころの走りができるようになっている。
中央OPクラスまで昇級したサンライズラポールを下したのは実力の証明。
アドワン自身、近走の勢いぶり的にもう少し構想の波が続いてもおかしくはなさそう。
参考レース③ TEL杯
月 | 日 | 場名 | レース名 | グレード | コース | 距離 | 天候 | 馬場 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9 | 5 | 園田 | TEL杯 | A | ダート | 1400 | 晴 | 良 | |||
着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 性別 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
1 | ❽ | ⑨ | ベイビーボス | 牡 | 7 | 56 | 杉浦健太 | 1.30.0 | 39.5 | 1 | |
2 | ❷ | ② | ミステリオーソ | 牡 | 7 | 56 | 山本咲希到 | 1.30.7 | 0.7 | 38.7 | 2 |
復帰戦だったベイビーボスが生涯初の逃げを打ち、そのまま勝ち切る走り。
生涯初の先手奪取で新味が出たとみていいだろう。ただ、現状はここまでがギリギリのラインとみたほうがよさそうだろう。これ以上の距離延長は厳しく、ベストは1200か。
参考レース④ 園田サマーダッシュ
※赤文字は該当レース優勝馬で当レース出走無し
月 | 日 | 場名 | レース名 | グレード | コース | 距離 | 天候 | 馬場 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
8 | 14 | 園田 | 園田サマーダッシュ | AB混合 | ダート | 820 | 雨 | 重 | |||
着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 性別 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
1 | ❹ | ④ | カレンロマチェンコ | 牡 | 6 | 57 | 赤岡修次 | 0.49.7 | 35.6 | 1 |
消して適距離とは言えない超短距離戦で差し切り勝ちを見せたカレンロマチェンコ。明らかに忙しそうでやや追走に苦労していた節もありながらの勝利は確かな強さだろう。
高知のAB級で勝負になっており軽視禁物。
園田チャレンジC2024予想の最終見解
先日行われたゴールデンジョッキーカップ、JRAの武豊騎手が連覇という偉業達成をしましたが、いったいいつまで第一線で活躍を続けるんでしょうねこのお方は。ただただすごい、という感想しか出てきません。移籍した小牧騎手も勝利していましたし、競馬界のベテラン勢力からはまだまだ目が離せそうにありません。
さて、ここはそのレジェンド跨るナムラタタもいますが、◎は⑪アドワンで。前走の勝ち方もさることながら、脚質転換以降の安定感が以前までとは別馬です。ここも連勝ですんなり、という事はあり得ます。
〇には復帰以降順調に調子を上げている③スマイルサルファーを。もともとは兵庫ダービーを制しているように実力馬なのには間違いなく、復活を挙げても驚きません。▲に小牧騎手の跨る⑦ナムラタタ。以下、印の2頭を。
今回の妙味枠は⑥バーニングペスカ。着順こそ安定していないように見えますがその実着差はそれほどありません。展開次第は激走も。
〇 ③ スマイルサルファー
▲ ⑦ ナムラタタ
△ ① ハナブサ
☆ ⑥ バーニングペスカア
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