小倉記念が中京競馬場で行われていたりと、レース名と開催場が合っていないことが多かった今年の夏競馬ですが、今週のCBC賞は中京競馬場で行われるのでしっくりと来ます。
ハンデ戦の1200mで行われ、サマースプリントシリーズの第4戦であること、それとフルゲートが18頭で22頭が登録しています。
先週の関屋記念でサマーマイルチャンピオンの座をほぼほぼ手中にしたトゥードジボンの例を見るまでもなく、ボーナスがかかっている馬の勝負度合いは高いです。
CBC賞(G3)2024概要
開催日時 | 2024年8月18日(日)15時25分発走予定 |
グレード | G3 |
開催競馬場 | 中京競馬場 11R |
コース | 芝1,200m |
性齢 | 3歳以上 オープン ハンデ |
1着賞金 | 4,100万円 |
CBC賞(G3)2024のポイント
賞金は
2着1600万円
3着1000万円
ハンデ戦ですが、トップハンデがアグリの58.5キロ。
北九州記念を53キロで制してサマースプリントチャンピオンに一番手が届いているピューロマジックが2.5キロ増の55.5キロ。
この馬は3歳牝馬ですから、ちょっとキツいハンデですね。
最軽量は除外対象ですが
5歳牝馬のスコールユニバンスの51キロですので、そこまでハンデに神経質にならなくて良いでしょう。
中京 1,200mの特徴
中京1200mは、G1高松宮記念が行われるコースなのでご存じの方も多いことと思います。
向正面の半ばからスタートし、緩やかな上り坂を進むと、その後は直線を向くまで下り坂となります。
3~4コーナーも下りで、スパイラルカーブ。
長い直線で末脚勝負に目が向くが、逃げ馬も複勝率52.5%と半分が粘り込んでいます。
芝の質からも開催時期によって馬場傾向を見極めることも重要です。
CBC賞(G3)2024の登録馬
ここまでのことを念頭に置いた上で、ここでは除外対象ではない15頭についてみていきましょう。
アグリ58.5キロ
半年ぶりでここが転厩初戦となります。
昨年の阪急杯を勝っており、その当時の勢いならばG1に手が届いてもという評価が出来た馬です。
ただ、その後は安定はしていても勝ち切れずで、現有戦力が58.5キロに見合っているかどうかは疑問がわきます。
カリボール 56キロ
福島TVオープンを勝っての参戦で、その分56キロとなりました。
その福島TVオープンはOP特別のメンバーでそこまで強くなっ勝ったこと、また、時計も評価できるものではありません。
今回もあくまで、「無欲で展開が向いてくれて少しでも上の着順を」が本音ですね。
カンチェンジェンガ55キロ
北九州記念の4着馬ですから、勝つことが出来ればこの馬にもサマースプリントチャンピオンの目があります。
その北九州記念では前が詰って、直線では外に出すロス。
近走で安定感が増しており、ハンデも据え置きの55キロなのですから、≪期待して買って良い≫となります。
キタノエクスプレス55キロ
今回が昇級初戦。
前走は時計も上々で強い内容でしたし、ハンデも手頃なので、買う要素はあります。
ただ、時計だけでどうにかなるのが競馬ではありませんし、タフな中京1200が舞台なことから、過度の期待はどうでしょうか。
グランテスト 52キロ
北九州記念14着で全くの人気薄ですが、昇級初戦の重賞でしたし、着差は1秒4ですから大きな着順ではありますけども、そこそこ走っているとも言えます。
そのおかげで53キロ→52キロと斤量が1キロ減ることはプラス。
なにしろ10戦4勝、2着3回の馬で、ポテンシャルが高いです。
グレイトゲイナー56.5キロ
アイビスサマーダッシュ15着からの参戦で、それでもハンデはちょっと見込まれていると感じます。
叩いた上積みを考えれば、15着から着順は上がると思われます。
逃げて活路を見出したい処。
サウンドビバーチェ56キロ
5歳牝馬ですから、実質58キロの重いハンデ。
これは牝馬限定とはいえ、G2阪神牝馬Sを勝っているからですね。
ただ、その後は大敗が続いているというよりも、そもそもまともに使えておらずなので、まずは〝普通に使える状態”に持っていくことが先となります。
サンライズオネスト56キロ
この馬もOPでは安定していますが、G3では足りておらず。
7歳を迎えて、ハッキリと全盛期から力が落ちています。
全盛期でも手が届かなった重賞に、今のこの馬が届くとはとても思えません。
ジャスティンカフェ57.5キロ
ハンデとの兼ね合いからも、函館からの参戦からしても、〝クサイ”感じがします。
北海道シリーズを見切って5戦3勝の左回りを求めて。
鞍馬Sの内容は圧巻でしたので、
≪ここでの巻き返しは十分≫
スズハローム 56キロ
昇級初戦のG2京王杯SCが3着。
それでも56キロに留まっているのは、勝ち負けに加わったとは評価されていないから。
1200が初となることからも、対応できるのか?という不安が先に来ます。
バースクライ 54キロ
OP入り後はシルクロードS9着、オーシャンS3着、北九州記念10着と相応に走っています。
好走には道中で脚が溜まることが条件となりますが、やはり、まだ、重賞では他力本願の域を出る事が出来ません。
軸にはできませんが、相手の一頭としてならば期待して良いでしょう。
ピューロマジック
北九州記念を制したことで、サマースプリントチャンピオンに最も近い存在です。
ただし、その代償が、〝ハンデの2キロ増”と結構大きいものに。
元々、私はこの馬をそんなに強いとは思っておらず、マークされることになる今回は、簡単に逃げれるでしょうか
?逃げれるとしてこのハンデで押し切れるでしょうか?
そうです、私はこの馬が負ける(=単勝は買えない、ウイン5も買えない、他の馬を買う)に一票を投じます。
ピンシャン 56キロ
3頭登録している森厩舎の馬で、寮馬ディヴィナシオンは出走決定順で最下位の順位なので、この馬が回避することでディヴィナシオンの出走を援助するということも叶いません。
スピード的にも見込みが全く立ちませんから、単勝が1000倍付いたとしても買えません。
ヤクシマ 55キロ
OP入りしてから頭打ちのレースが続いています。
それでも55キロなのは、それなりに伸びているレースがあるからですね。
ただ恵まれたとしても3着までに来れるかどうか…。
レッドヒルシューズ53キロ
4歳牝馬で今回が昇級初戦。
逃げにこだわることもないし、前に行ける脚があることで、魅力のある穴馬という分類で良いでしょう。
ただ、前走を勝ったのが連闘をしてのものなだけに、状態が戻っているかどうかがまずはのポイントとなります。
CBC賞(G3)2024の傾向
今年は8月の開催で、例年なら北九州記念が施行されている週です。
それを念頭に置いた上で、CBC賞のこれまで傾向とポイントを押さえておきましょう。
サマーシリーズ組が中心
14~23年の北九州記念を参考に、中心は、【 7 5 6 67 】のサマースプリントシリーズ各競走からの臨戦馬。
前走成績の目安は1~5着か、0秒4差以内のひと桁着順。
サマーシリーズ以外からなら、前走は1着か、OPで0秒1差以内の2~5着が目安。
左回り経験は必須
中京開催のCBC賞は過去10年で7回。
1~3着馬21頭中20頭が左回りの経験馬。
そのうち8割の16頭もが、左回りで1~3着の経験があった。
トップハンデは割引
14~23年の北九州記念の勝馬10頭の斤量は51~57キロまで幅広い。
ただし、トップハンデ馬の成績は、
【 2 1 1 16 】
牝馬が強い
3歳=21頭が出走し、
【 1 1 2 17 】
4歳=24頭が出走し、
【 3 2 3 16 】
5歳=52頭が出走し、
【 2 7 1 42 】
6歳=46頭が出走し、
【 3 0 4 39 】
7歳上=30頭が出走し、
【 1 0 0 29 】
性別では、
牡馬、セン馬=96頭が出走し、
【 4 4 4 84 】
牝馬=77頭が出走し、
【 6 6 6 59 】
≪◎≫4,5歳馬が中心で、牝馬が圧倒的な成績を残しています。
まとめ
CBC賞2024のポイントから出走予定馬の詳細まで解説してきました。
ここまでを踏まえた上で、追い切りをチェックし、各馬の状態、各陣営の本気度を探っていくことで、正解=当たり馬券に近づくわけなので、追い切りの記事を楽しみにお待ちいただきたいと思います。
ピューロマジック=危険な人気馬
だと思っており、この2頭は単勝も、ウイン5にも買いづらいと思っています。
となると、他の馬が◎や〇に繰り上がるわけですが、その中で頭一つだけですが抜けているなと思えるのが、
1着固定というわけにはいきませんが、3連複とかマルチならとも思えるのですが…
相手に買える面々
カンチェンジュンガ
他の馬は積極的には買いたくないですね。
ということは、ワイドで2点が最適かと思っています。