夏の短距離王決定戦。毎年といっていいほど中央馬のトップスプリンターも参戦し、東北を舞台に熱い戦いが幕を開けます。
過去の傾向を読み解いてクラスターカップ2024の予想をしていきます。
※台風5号の影響により開催日程が変更されました。新しい開催日程は8月14日(水)盛岡12Rの17:05発走予定となります。
クラスターカップ2024予想の最終見解
※クラスターカップの予想に関して各項目の傾向などが知りたい方は記事の下部までお読みください。
岩鷲賞を勝っていたゴールデンヒーラーは体調が整わず回避。今シーズン限りでの引退を表明しているだけにここで出走してほしかったという思いはありますが…中央馬9勝という圧倒的な戦績に立ち向かえる地方馬が今年はいるか、注目しましょう。
◎は⑫コスタノヴァを。前走、前々走の走りにはスケール感の違いを感じました。スムーズであればドンフランキーをあっさり下してしまっても全く不思議はありません。ここで賞金を積んで秋以降の出走も楽にしたいはずですし、連対以上の成績を期待します。〇にはドバイ帰りのスピードスター⑦ドンフランキー。メイダンで見せたスピードは確実に世界レベルでした。逃げ有利の盛岡でなら昨年の雪辱を果たせるはずです。
▲に鋭い追い込みを見せた②ジレトール、続けて⑪クロジシジョーを。
地方馬の中では△道営の⑤スペシャルエックスと、ゴールデンヒーラーに幾度も迫った☆⑩キモンリッキーまで。
〇 ⑦ ドンフランキー
▲ ② ジレトール
△ ⑤ スペシャルエックス
△ ⑪ クロジシジョー
☆ ⑩ キモンリッキー
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クラスターカップ2024の基本情報
開催日時 | 2024年8月12日(月・祝日) ↓ 2024年8月14日(水) |
グレード | Jpn3 |
開催競馬場 | 盛岡競馬場 12R |
コース | ダート1,200m |
コース解説
バックストレッチからスタートを切るコース。
スタートと同時に急坂が待ち構えており、3コーナーからは下り、直線は残り60mまで上りと、アップダウンがかなり激しいコース。そのため道中の位置取りはかなり重要。
激しくやり合いすぎると直線に向くころには脚が無くなっているでしょう。素早く先行集団に取り付くことが必須です。
地方所属馬にとっては中央OPクラスの速い流れについていけるかも重要になってきます。
出走表
※順延の影響で変更があった箇所は赤文字で表記
印 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 所属地区 | 調教師 | 前走 | 当該距離 | 当該距離+競馬場 | 寸評 | 短評 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | サンエイウイング | 牡7 | 54 | 山本聡哉 | 岩手 | 佐藤浩一 | 盛岡 岩鷲賞(M2)D1200 5着 | 3-0-1-10 | 3-0-0-3 | ここでは | 前走はゴールデンヒーラーに迫れず敗戦。中央馬相手だと流石に厳しい | |
▲ | 2 | 2 | ジレトール | 牡5 | 54 | 武豊 | 栗東 | 松永幹夫 | 京都 松風月S(OP)D1200 1着 | 2-0-1-0 | 初出走 | 末脚一閃 | 前走の豪脚は記憶に新しい。前の残りやすい盛岡で決まれば本物 |
3 | 3 | ルチルクォーツ | 牝6 | 52 | 佐々木志音 | 岩手 | 菅原右吉 | 水沢 ハヤテ特別(OP)D1300 1着 ※岩鷲賞は取消 | 2-3-2-4 | 2-3-2-3 | 水沢R持 | 前走は取消の憂き目。こちらも展開次第だが | |
4 | 4 | アヴェントゥリスト | 牡8 | 54 | 陶文峰 | 岩手 | 木村暁 | 盛岡 スプリント特別(OP)D1000 5着 | 1-0-5-13 | 1-0-2-4 | 厳しいか | ハナを切れないと厳しいタイプだけにここでは。 | |
△ | 4 | 5 | スペシャルエックス | 牡4 | 54 | 高松亮 | 北海道 | 田中淳司 | 門別 ポラリスサマースプリント(H3)D1200 1着 | 4-1-0-3 | 0-0-0-1 | 道営の雄 | 復活なった前走。前年もハナ争いに加わっておりスピード自体は通用する。 |
5 | 6 | ゲンパチプライド | 牡5 | 54 | 村上忍 | 岩手 | 畠山信一 | 盛岡 文月特別(A)D1600 4着 | 1-0-1-3 | 0-0-0-1 | 一発秘め | 栗駒賞はゴールデンヒーラーの0.1。岩鷲賞は勝ちに行っての競馬。連下なら。 | |
〇 | 5 | 7 | ドンフランキー | 牡5 | 57 | 池添謙一 | 栗東 | 斉藤崇史 | メイダン ドバイGS(G1)D1200 2着 | 2-2-0-0 | 0-1-0-0 | 好発驀進 | 先手を取るのは間違いない。テンの速さはピカイチでそのまま押し切るかも。 |
6 | 8 | ユニコーン | 牡6 | 54 | 菅原辰徳 | 岩手 | 千葉幸喜 | 盛岡 スプリント特別(OP)D1200 10着 | 1-1-1-4 | 0-0-0-2 | 無理難題 | 佐賀、盛岡で凡走では狙えない。 | |
6 | 9 | ケイアイドリー | 牡7 | 55 | 和田竜二 | 栗東 | 村山明 | メイダン ドバイGS(G1)D1200 9着 | 3-1-0-5 | 初出走 | 相手強い | 兵庫GTは好走したもののメンバーはその時より強い。厳しいか。 | |
☆ | 7 | 10 | キモンリッキー | 牡5 | 54 | 山本政聡 | 岩手 | 板垣吉則 | 盛岡 岩鷲賞(M2)D1200 2着 | 2-4-3-12 | 2-2-1-0 | 岩手代表 | ゴールデンヒーラー不在のここでは岩手の総大将。迎え撃つ立場として好走したいところ。 |
△ | 7 | 11 | クロジシジョー | 牡5 | 54 | 戸崎圭太 | 栗東 | 岡田稲男 | 大井 東京スプリント(Jpn3)D1200 2着 | 5-5-3-4 | 初出走 | 後方待機 | 末脚は伸びるがどうしても展開次第。リメイク並みの末脚が欲しいところ。 |
◎ | 8 | 12 | コスタノヴァ | 牡4 | 54 | C.ルメール | 美浦 | 木村哲也 | 東京 欅S(OP)D1400 1着 | 初出走 | 初出走 | 新星登場 | 前走、前々走の勝ち方はどれも圧巻。前走の走破時計が根岸Sを3秒近く上回る異常時計。怪物か。 |
8 | 13 | ビクトリールーラー | 牡5 | 54 | 鈴木祐 | 岩手 | 斉藤雄一 | 水沢 早池峰スーパースプリント(M3)D850 2着 | 2-2-1-3 | 0-1-0-1 | 適正疑念 | 盛岡よりはスピードタイプの水沢向きか。アップダウン1200mとなると疑問。 |
ドバイ帰りのドンフランキーをはじめ、充実著しいコスタノヴァにジレトールらがJRAから参戦。
対する地方勢は北海道からスペシャルエックスが参戦。
岩手女王のゴールデンヒーラーの不在こそ残念ですが、彼女に迫ったキモンリッキーやゲンパチプライドが出走し、中央勢を迎え撃ちます。
クラスターカップ2024 予想 過去傾向
※2014~2023年のレース傾向
人気傾向
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1 | 4-1-2-3 | 40% | 50% | 70% |
2 | 2-3-2-3 | 20% | 50% | 70% |
3 | 2-4-2-2 | 20% | 60% | 80% |
4 | 2-1-2-5 | 20% | 30% | 50% |
5 | 0-1-1-8 | 0% | 10% | 20% |
6人気以下 | 0-0-1-87 | 0% | 0% | 2% |
4番人気までが勝利を占め、そのなかでも1~3番人気の好走が多いです。
6番人気以下の好走は1度きりと、配当は低くなることが多いレースです。
過去5年の配当と傾向
2019年 | 馬番号 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❻⑩ | 2 | 280 | 100 | 210 | 510 | 170 | 960 | 290 | 1880 |
2着 | ❹⑥ | 3 | 110 | 130 | ||||||
3着 | ❻⑨ | 1 | 100 | 170 |
2020年 | 馬番号 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❻⑨ | 1 | 210 | 120 | 590 | 600 | 260 | 1010 | 1180 | 3460 |
2着 | ❶① | 3 | 160 | 310 | ||||||
3着 | ❸③ | 4 | 170 | 580 |
2021年 | 馬番号 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❺⑧ | 1 | 210 | 110 | 520 | 1540 | 380 | 2570 | 1000 | 6180 |
2着 | ❸③ | 5 | 190 | 140 | ||||||
3着 | ❻⑩ | 2 | 110 | 390 |
2022年 | 馬番号 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❽⑬ | 3 | 640 | 140 | 930 | 1000 | 240 | 2160 | 1410 | 7120 |
2着 | ❽⑭ | 2 | 130 | 360 | ||||||
3着 | ❼⑪ | 4 | 150 | 310 |
2023年 | 馬番号 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❺⑧ | 1 | 160 | 100 | 160 | 210 | 130 | 370 | 280 | 890 |
2着 | ❹⑥ | 2 | 110 | 150 | ||||||
3着 | ❹⑤ | 3 | 120 | 210 |
万馬券がここ5年ないばかりか、複勝は全て100円台。
かなり固い決着になることを覚悟した方が良いのは間違いありません。
1点勝負ないし2,3点で厚く張ったほうが良いでしょう。
◎ 1上位人気決着傾向。絞って厚くが鉄板か。
枠傾向
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1 | 1-2-0-7 | 10% | 30% | 30% |
2 | 0-0-0-10 | 0% | 0% | 0% |
3 | 1-2-1-14 | 5% | 16% | 22% |
4 | 1-2-2-15 | 5% | 15% | 25% |
5 | 2-0-0-18 | 10% | 10% | 10% |
6 | 4-1-3-12 | 20% | 25% | 40% |
7 | 0-0-1-19 | 0% | 0% | 5% |
8 | 1-3-3-13 | 5% | 20% | 35% |
岩鷲賞同様、8枠は好成績。但しJRA勢のトップレベルでの入枠に限ります。
一方で2枠の0%、7枠の0%は注意。2枠こそ人気馬が入枠していませんが、7枠は過去にマテラスカイやブライトラインなどの実力馬も着外となった成績。8枠に実績馬が入っている際は外からかぶされプレッシャーのかかる枠となるため要注意です。
◎ 8枠の実績には注意の必要あり。
脚質傾向
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 6-6-5-6 | 26% | 52% | 73% |
先行 | 1-4-3-20 | 3% | 17% | 28% |
差し | 3-0-1-53 | 5% | 5% | 7% |
追込 | 0-0-1-29 | 0% | 0% | 3% |
平場でもそうですが、このコースはタフなコースのわりに逃げ馬が非常に良く残ります。
特に交流重賞競走となるとその傾向は顕著で、スピードのある逃げ馬がそのまま…ということはよくあります。
差し馬は重賞ということもあり、切れる末脚がいつも以上に必要。
◎ 逃げ馬を狙え。後方勢は切れる脚があるかどうか。
年齢傾向
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
4 | 2-4-3-11 | 10% | 30% | 45% |
5 | 5-2-1-18 | 19% | 26% | 30% |
6 | 3-2-2-14 | 14% | 23% | 33% |
7 | 0-2-1-20 | 0% | 8% | 13% |
8 | 0-0-3-21 | 0% | 0% | 12% |
高齢馬がよく走るイメージのある岩手競馬ですが、流石にグレード競走ともなると若馬に分があります。
特に8歳は連対がなし。買うのであれば連下まで落としても良いでしょう。
◎ 若馬軸構成。
クラスターカップ2024 予想 前哨戦データ傾向
前哨戦のデータから見えてくる傾向を読み解いていきます。
ポイント1 前走グレードは「G3」
前走グレード | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
G3 | 8-5-4-19 | 22% | 36% | 47% |
G2 | 0-1-0-2 | 0% | 33% | 33% |
G1 | 0-0-0-3 | 0% | 0% | 0% |
着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
JRA | 9-8-9-53 | 11% | 23% | 35% |
岩手 | 0-1-3-44 | 0% | 2% | 8% |
北海道 | 0-1-0-12 | 0% | 7% | 7% |
JRA勢の好走が多いこのレース、やはり気になるのはグレード競走からの転戦でしょう。
G1,G2からの転戦は少ない分、やはりG3級からの好走が目立ちます。ここで連対以上だと複勝率は70%以上で一気に信頼度は増します。
・クロジシジョー
ポイント2 地方勢も「連対以上」で狙う
一方好走が少ない地方勢ですが、こちらも過去10年で連対以上のみ好走。
【0-1-4-12】の数字で複勝率は3割弱。逆に3着以下だと好走はなしのため、前走天体以下は思い切って切ってしまってもいいかもしれません。
・ルチルクォーツ
・スペシャルエックス
・キモンリッキー
・ビクトリールーラー
参考レース① ドバイGS(G1)
※赤文字は該当レース優勝馬で当レース出走なし
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ② | ⑭ | タズ | セ7 | 57 | T.オシェア | 1.10.1 | – | 計測不 | 9 |
2 | ③ | ③ | ドンフランキー | 牡5 | 57 | C.デムーロ | 推定1.11.3 | 1.2 | 計測不 | 5 |
9 | ⑤ | ⑦ | ケイアイドリー | 牡7 | 57 | C.ルメール | 推定1.14.1 | 4 | 計測不 | 12 |
※ドバイの枠はゲート番に準拠
世界の強豪相手に先手を取り切りレースを牽引したドンフランキー。スタートから競ってきたカラーアップはしっかりと競り落として2着に入線。勝ったタズの実力が抜け過ぎていただけで、世界に通じるスピードだった。
ケイアイドリーはまだ世界に挑むには少し早いか。重賞でのランクアップが必要。
参考レース② 松風月S(OP)
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ❺ | ⑩ | ジレトール | 牡5 | 57.5 | 鮫島克駿 | 1.10.5 | – | 34.7 | 3 |
それほどスタートも良くなく、最後方からの競馬となったジレトール。4角でも絶望的な位置で直線を迎えたが、そこから目の醒めるような直線一気を見せて最後の最後逃げ粘るマニバドラをハナ差だけとらえて勝利。上り34.7は鋭い末脚。上級クラスで通用するかの真価が今回で問われそう。
参考レース③ 大井 東京スプリント(Jpn3)
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ❻ | ⑨ | ジャスティン | 牡8 | 57 | 西啓太 | 1.12.3 | – | 37.5 | 5 |
2 | ❺ | ⑧ | クロジシジョー | 牡5 | 56 | 戸崎圭太 | 1.12.7 | 0.5 | 37.1 | 3 |
テイエムトッキュウが飛ばして速い流れ。後方待機のクロジシジョーにはおあつらえ向きの展開だったが、抜け出したジャスティンには及ばず。しかし1200m戦での高い適性は示してくれた。前が流れれば流れるほど勝機ありだろう。
参考レース④ 欅S(OP)
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ❹ | ⑦ | コスタノヴァ | 牡4 | 57 | C.ルメール | 1.21.9 | – | 34.8 | 2 |
1400mのG3勝ち馬エンペラーワケアを競り落として勝ったのがコスタノヴァ。2走前は前が塞がる不利を、このレースは格上とも見られる相手を競り落としての勝利。しかも走破時計は根岸Sを大きく上回る勝ち時計で、遅れてきた大物と言われても全くおかしくない現状。
ダート界に新星誕生と見ていいだろう。
参考レース④ 2023年クラスターC(Jpn3)
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ❺ | ⑧ | リメイク | 牡4 | 55 | 川田将雅 | 1.08.6 | – | 33.5 | 1 |
2 | ❹ | ⑥ | ドンフランキー | 牡4 | 55 | 池添謙一 | 1.09.0 | 0.4 | 35.4 | 2 |
7 | ❽ | ⑭ | スペシャルエックス | 牡3 | 52 | 岩橋勇二 | 1.10.3 | 1.6 | 36.5 | 7 |
快速自慢のドンフランキーがここでも引っ張り、競り合ってきた馬たちすべてを競り落として直線に向くという完全な勝ちパターン。33秒台の末脚でワープするように伸びてきたリメイクが抜けていたが、こちらもこちらでリュウノユキナを3馬身突き放しているのだから十分強い。スピード能力は現役ダート馬トップクラスだろう。
参考レース④ 岩鷲賞(M2)
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ❻ | ⑥ | ゴールデンヒーラー | 牝6 | 55 | 山本聡哉 | 1.11.0 | – | 35.7 | 1 |
2 | ❹ | ④ | キモンリッキー | 牡5 | 57 | 山本政聡 | 1.11.4 | 0.4 | 35.8 | 3 |
4 | ❶ | ① | ゲンパチプライド | 牡5 | 57 | 村上忍 | 1.11.9 | 0.9 | 36.9 | 2 |
5 | ❼ | ⑧ | サンエイウイング | 牡7 | 57 | 高松亮 | 1.11.9 | 0.9 | 36.4 | 4 |
6 | ❻ | ⑦ | ユニコーン | 牡6 | 57 | 菅原辰徳 | 1.12.3 | 1.3 | 36 | 7 |
取消 | ❷ | ② | ルチルクォーツ | 牝6 | 55 | 陶文峰 | – | – | – | – |
やはり岩手の短距離界では一枚も二枚も力が抜けていたゴールデンヒーラー。キモンリッキーも良く迫ってはいるが、やはり着差以上の実力差を感じる。これでクラスターCに出走できていれば面白い存在だったかもしれないのだが…
ゲンパチプライドはゴールデンヒーラーのハナを叩く積極的な競馬で脚が上がった。
参考レース④ 2023年兵庫ゴールドトロフィー(Jpn3)
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ❼ | ⑨ | サンライズホーク | セ4 | 57 | M.デムーロ | 1.28.8 | – | 39.9 | 2 |
2 | ❸ | ③ | ケイアイドリー | 牡6 | 59.5 | 藤岡康太 | 1.28.9 | 0.1 | 39.5 | 4 |
3 | ❹ | ④ | スペシャルエックス | 牡3 | 53 | 杉浦健太 | 1.29.0 | 0.3 | 39.4 | 7 |
外から手応え抜群で仕掛けたケイアイドリーだったが、内目から抜けてきたサンライズホークの方が末長く、結局届くまでには至らなかった。
スペシャルエックスは勝負所で置かれかけたがしぶとく脚を伸ばして3着入線。後方からも末脚を伸ばせるだけに、いかに道中スムーズに運べるか。