小倉記念という名前のレースですが、今年は中京競馬場で行われます。
そこはややこしいのですが、ハンデ戦の2000mで行われ、サマー2000シリーズの第三戦であること、それとフルゲートが18頭なのに対して13頭の登録しかないこと。
もっといえば、同じサマー2000シリーズの七夕賞組は2頭だけ、(当然ながらというべきですが)函館記念組の参戦がないこと。
独立した中京で行われる2000mのハンデ戦だと考えるべきレースです。
小倉記念(G3)2024概要
開催日時 | 2024年8月11日(日)15時35分発走予定 |
グレード | G3 |
開催競馬場 | 中京競馬場 11R |
コース | 芝2,000m |
性齢 | 3歳 オープン ハンデ |
1着賞金 | 4,300万円 |
小倉記念(G3)2024のポイント
ハンデ戦ですが、トップハンデがディープモンスターの58.5キロ、最軽量が5歳牝馬ハギノメーテルの49キロと【重いチーム対軽いチーム】に構図が分かれているのが興味深い点となっています。
2着1700万円
3着1100万円
賞金に関しては上記の通りです。
中京 2,000mの特徴
中京2000mは、スタンド前、直線の上がり坂の中間からスタートするため、比較的ペースは落ち着きやすく、逃げ・先行馬が残るケースが目立つ。
また、スタートが坂なため、踏ん張りがきかなくて出遅れる馬が多く、そうなると挽回できないケースも多く、よりいっそう、先行有利な決着に繋がっていると言えます。
今年の小倉記念は、開幕週なこともあって、そうなる可能性が高いのではないかと踏んでいます。
小倉記念(G3)2024の登録馬
ヴェローナシチー54キロ
1年半の休養があったことで、5歳馬ながらキャリアは12戦。
しかし1勝しかしていないというのは、それだけ2着の数が多いことの証でもあります。
この馬の元値からすると、54キロは相当に恵まれているので、無碍に切ることはできません。
グランスラムアスク 52キロ
28戦4勝の5歳牝馬に過ぎませんが、その4勝のうち3勝までもが中1週での競馬。
今回もその中1週です。
52キロの斤量も相まって、穴の資格があります。
コスタボニータ 56キロ
18戦5勝、5歳牝馬なので
56キロ(=牡馬換算で58キロ)なので、斤量的には不利、見込まれています。
とはいえ、福島牝馬Sを勝ち、愛知杯に関しても3着。
力は確かですが、いろんなマイナスポイントがあることでなかなか厳しいと言わざるを得ません。
コスモカレンドゥラ 53キロ
1年1ヶ月の休養もあったことで、8歳馬ながらキャリアは33戦。
ただ復帰後の戦績、内容を考えると、いくらハンデが軽くても買えません。
シリウスコルト 54キロ
前走のラジオNIKKEI賞で私が単勝を3万円買った馬です。
勝ったと思ったんですが…
この内容をどう考えるかですが、逆から言うと、前走を勝っていたならばここに出てきたのでしょうか?
また、54キロ=実質56キロで、そこまで強いとは思われていない証でもあります。
セントカメリア 53キロ
16戦4勝の5歳牝馬。
重賞に手が届いてもおかしくはない走りをしているのですが、表面での着順が悪いので人気にならないタイプ。
末脚は確かなので、恵ハンデとあいまって狙える1頭です。
ディープモンスター 58.5キロ
この馬がトップハンデ。
昔から強い馬でしたけども、未だに重賞を勝っていません、勝てていません。
ここが最大のチャンスなのか?
一見、そういう風に見えますけども、やはり58.5キロは重賞を勝っていないのに見込まれ過ぎ。
ちょっとかわいそうだなと感じます。
テーオーシリウス54キロ
大きな着順が続いていることで、ハンデが今回から1キロ減の54キロに。
逃げたい馬なので、枠順が大事になりますが、1キロ減となったこと、「何が何でも逃げたい」は本音でしょう。
ハギノメーテル 49キロ
5歳牝馬で24戦3勝。
これならば49キロも納得の格上挑戦馬です。
3勝級でも勝負になっていないこと、使っている距離が短いことで、本気で使ってくるのか?数合わせで、JRAに出くれとお願いされているのか(昔はそういのが多かった)。
後者でしょうね。
ファユエン 53キロ
好走したと言えるのは、前々走の新潟大賞典、前走のマーメイドSくらいですが、ずっと重賞路線を歩んでいることが立派。
この馬も53キロの恵量と中京適正を考慮すれば、台頭し得ても不思議はありません。
メモリーレゾン 54キロ
5歳牝馬で11戦4勝。
54キロのハンデも納得ですね。
ただし、今回が9ヶ月半ぶりで若干重いかなという印象。
長期休養明けを克服できるかがカギとなります。
リフレ-ミング 57キロ
新潟大賞典、七夕賞ともに57キロでともに5着と重賞に手が届いてもおかしくないところまで来ています。
ただ、この馬の57キロは2番目のハンデ(実質3番目)です。
そういう意味では、このレースのレベルがそこまで高くないことを示しています。
レッドランメルテ56キロ
七夕賞6着からの据え置き。
ただ、この馬は休養明けを2度使って3戦目。
このメンバーなら立ち回り次第といったところ。
小倉記念(G3)2024の傾向
今年は中京開催なので参考程度に考えるべきですが、傾向について押させておいて損はないでしょう。
7週以上
サマーシリーズからの臨戦馬は、【 2 1 3 14】
ワンツー決着だった昨年はレアケースで、ずうしょうから臨んだ1~3着馬の23頭中、16頭が中7週以上となっています。
やはり暑い時期ですから、消耗は少ないほうが良いということでしょう。
鳴尾記念組が狙い目
比較的安定しています。
【 3 0 1 5 】
10・1・1・3・4・15ですから上々です。
4歳が好成績で、牝馬は苦戦
3歳=2頭が出走し、
【 0 1 0 1 】
4歳=30頭が出走し、
【 6 2 2 20 】
5歳は=39頭が出走し、
【 2 6 2 29 】
6歳は=34頭が出走し、
【 1 1 5 27 】
7歳より上=30頭が出走し
【 1 0 1 28 】
牡馬・セン馬=117頭が出走し、
【 9 9 7 92 】
牝馬=18頭の出走で、
【 1 1 3 13 】
4歳の成績が抜けて良いですね。
それと牝馬の成績がイマイチなのが気になります。
まとめ
小倉記念2024のポイントから出走予定馬の詳細まで解説してきました。
ここまでを踏まえた上で、追い切りをチェックし、各馬の状態、各陣営の本気度を探っていくことで、正解=当たり馬券に近づくわけなので、追い切りの記事を楽しみにお待ちいただきたいと思います。
シリウスコルト=信用できない人気馬
だと思っており、この2頭は単勝も、WIN5にも買いづらいと思っています。
となると、他の馬が◎や〇に繰り上がるわけですが、どれかを中心馬に抜擢までは出来ません。
印で言うとこんな感じ
△リフレーミング
△セントカメリア
△コスタボニータ
△ヴェローナシチー
一応、順番をつけましたが、そこまでの差はありません。
この5頭ボックス60点、3連複に置き換えて10点。
これが、現時点での見解となります。