「日本一早い新馬戦」の舞台、門別競馬場の2歳重賞も早くも3つ目。
昨年1200mへと再び距離が短縮されたこの場所に、スピード自慢の若駒が集います。
サッポロクラシックカップ2024の基本情報
開催日時 | 2024年8月8日(木) |
グレード | M2 |
開催競馬場 | 門別競馬場 11R |
コース | ダート1,200m |
コース解説
2コーナー奥ポケットからスタートし、コーナーはワンターンのつくり。
JRAの競馬場で言えば、福島のダート1150mがやや近いイメージでしょうか。
当然先行争いは激化。ペースが速くなれば外差しのきく競馬場だけに差し馬の台頭も全く珍しくありません。
出走表
印 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 所属地区 | 調教師 | 前走 | 当該距離 | 当該距離+競馬場 | 寸評 | 短評 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
△ | 1 | 1 | ミラクルヴォイス | 牡2 | 55 | 松井伸也 | 北海道 | 佐久間雅 | 門別 強心臓キクチで特別D1200(OP)5着 | 0-0-0-1 | 0-0-0-1 | 追込るか | 前走は出遅れがかなり痛かった。タイム的には勝ち馬と差はなく。 |
〇 | 2 | 2 | ベラジオドリーム | 牡2 | 55 | 岩橋勇二 | 北海道 | 田中正二 | 門別 JRA認定ウィナーズチャレンジD1000 2着 | 初出走 | 初出走 | 潜在非凡 | 前走で後塵を拝したリオンダリーナは重賞を楽勝。同馬も重賞クラスか。 |
△ | 3 | 3 | サウンドバッハ | 牡2 | 55 | 吉原寛人 | 北海道 | 川島洋人 | JRA認定ウィナーズチャレンジD1700 2着 | 初出走 | 初出走 | 逃げ光る | 前走は息を入れる競馬。1200mで引き付けて離す競馬ができればかなり強いが。 |
◎ | 4 | 4 | ジュゲムーン | 牡2 | 55 | 桑村真明 | 北海道 | 角川秀樹 | 門別JRA認定ターフチャレンジD1200 1着 | 2-0-0-0 | 2-0-0-0 | 連戦連勝 | 走るたびに着差をつけている印象。素直さと完成度は高く本命候補か。 |
5 | 5 | シングアウト | 牡2 | 55 | 宮内勇樹 | 北海道 | 川島洋人 | 門別 強心臓キクチで特別D1200(OP)6着 | 0-0-0-3 | 0-0-0-3 | 反応割引 | スタートからどうも進んでいきづらい印象。この時期の1200m戦では厳しいか。 | |
▲ | 6 | 6 | レイヴオン | 牡2 | 55 | 小野楓馬 | 北海道 | 田中淳司 | 門別 JRA認定フレッシュチャレンジD1000 1着 | 初出走 | 初出走 | 連勝ある | 前走の勝ち時計は優秀。一気の重賞制覇もあり得る。 |
6 | 7 | エイシンサフラン | 牝2 | 55 | 黒澤愛斗 | 北海道 | 村上正和 | JRA認定ターフチャレンジD1200 7着 | 0-0-0-1 | 0-0-0-1 | 厳しいか | 前走の負け方が大きな割引。新馬戦の勝ちタイムも遅く… | |
7 | 8 | ナンパセン | 牡2 | 55 | 落合玄太 | 北海道 | 田中淳司 | 門別 強心臓キクチで特別D1200(OP)1着 | 2-0-0-0 | 2-0-0-0 | 強心臓で | バテない脚は大きな魅力。だが速い決着になるとどうか。 | |
7 | 9 | パレスゴールド | 牡2 | 55 | 石川倭 | 北海道 | 角川秀樹 | JRA認定ターフチャレンジD1200 5着 | 0-0-0-1 | 0-0-0-1 | 評価二分 | 新馬戦の時計、前走の走りをどう評価するのか。強みはあまりないような | |
8 | 10 | フィエレッツァ | 牡2 | 55 | 服部茂史 | 北海道 | 田中淳司 | 門別 JRA認定フレッシュチャレンジD1200 1着 | 1-0-0-0 | 1-0-0-0 | センス〇 | ロスありの外を回らされての勝利の価値はある。ワンランクレベルアップが欲しいが。 | |
☆ | 8 | 11 | イイデマイヒメ | 牝2 | 55 | 阿部龍 | 北海道 | 村上正和 | JRA認定フレッシュチャレンジD1100 1着 | 初出走 | 初出走 | 素直さ有 | 抜け出しても真面目に走るのは大きな魅力。完成度も高い。 |
全馬初の重賞挑戦。とはいえリリーカップを完勝したリオンダリーナに迫ったベラジオドリームの出走など、素質馬も出走しています。
サッポロクラシックカップの傾向
※2016~2023年のレースデータ。条件変更時の2020~2022は記載なし。
人気傾向
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1 | 3-2-1-1 | 42% | 71% | 85% |
2 | 3-2-1-1 | 42% | 71% | 85% |
3 | 0-1-3-3 | 0% | 14% | 42% |
4 | 0-1-0-6 | 0% | 14% | 14% |
5 | 0-0-1-6 | 0% | 0% | 14% |
6人気以下 | 1-1-1-23 | 3% | 7% | 11% |
上位人気2頭が高い好走率を占めています。ただ例外として昨年は1,2番人気馬とも連対県内を外す結果となりました。
この例外が意外とキモで、ガチガチ決着の時は基本的に小頭数。久々に12頭立てとなった昨年は大荒れという傾向で、それ以前の11頭立ての際も3連単が1万弱ついていただけに、簡単に固い決着にと思ってしまっては怪しいかもしれません。
今年は11頭立て。まだまだ未知数な2歳馬だけに完全に信じ切るのは寧ろ危険です。
過去5年の配当と傾向
2016年 | 馬番号 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❼⑧ | 2 | 700 | 130 | 210 | 280 | 170 | 1,690 | 710 | 8,130 |
2着 | ❺⑤ | 1 | 100 | 590 | ||||||
3着 | ❽⑩ | 3 | 170 | 220 |
2017年 | 馬番号 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❻⑥ | 1 | 210 | 110 | 650 | 770 | 350 | 1,360 | 700 | 3,380 |
2着 | ❺⑤ | 4 | 130 | 160 | ||||||
3着 | ❽⑩ | 2 | 110 | 280 |
2018年 | 馬番号 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❺⑤ | 1 | 140 | 100 | 発売なし | 180 | 130 | 270 | 240 | 560 |
2着 | ❶① | 2 | 120 | 160 | ||||||
3着 | ❹④ | 3 | 200 |
2019年 | 馬番号 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❹④ | 2 | 280 | 100 | 発売なし | 150 | 120 | 490 | 360 | 1,420 |
2着 | ❼⑦ | 1 | 100 | 230 | ||||||
3着 | ❶① | 3 | 120 | 230 |
2023年 | 馬番号 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❺⑤ | 10 | 4,150 | 1,440 | 690 | 20,540 | 7,520 | 47,160 | 27,210 | 266,730 |
2着 | ❻⑧ | 8 | 620 | 2,790 | ||||||
3着 | ❸③ | 1 | 150 | 1,410 |
前述したとおり昨年は3連単26万の大波乱。そんな中でも1番人気馬はやはり好走しており、1番人気を中心に馬券を組み立ててもいいかもしれません。
◎ 1番人気は信頼してもいいが、あくまでデータ値。まだまだ若い馬たちの戦いということを忘れずに。
枠傾向
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1 | 0-3-1-3 | 0% | 42% | 57% |
2 | 0-0-1-6 | 0% | 0% | 14% |
3 | 1-0-1-5 | 14% | 14% | 28% |
4 | 1-0-1-5 | 14% | 14% | 14% |
5 | 2-2-0-4 | 25% | 50% | 50% |
6 | 2-1-0-6 | 22% | 33% | 33% |
7 | 1-1-1-5 | 12% | 25% | 37% |
8 | 0-0-2-6 | 0% | 0% | 25% |
2枠、8枠が一度も連対以上に入っていません。
人気馬が入枠していなかったわけでもなく、この枠の連対以上はかなり厳しそうです。
◎ 2,8枠の連対以上なしには注意。
脚質傾向
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 2-3-1-3 | 22% | 55% | 66% |
先行 | 2-1-1-10 | 14% | 21% | 28% |
差し | 3-2-4-15 | 12% | 20% | 33% |
追込 | 0-1-1-12 | 0% | 7% | 7% |
1200m戦の中では珍しく差し馬にチャンスが多くめぐってきています。
まだ若い馬たちの戦い、意図せずして先頭に立ち、そのまま力を使い果たして後退ということもかなりあるこの条件では、しっかりと競馬を教え込まれながらに勝つのが真の素質馬です。
近走の走りから暴走気味の馬は逆に割り引いた方が良いかもしれません。
◎ 「競馬を教え込まれる2歳戦」
前哨戦データ傾向
前哨戦のデータから見えてくる傾向を読み解いていきます。
ポイント1 1200m戦からの転戦組「タイム」
距離 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1000m | 0-0-0-9 | 0% | 0% | 0% |
1200m | 6-7-4-25 | 14% | 31% | 35% |
1700 | 1-3-6-15 | 4% | 16% | 36% |
着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
3着以内 | 5-5-2-11 | 21% | 43% | 52% |
掲示板 | 4-6-3-19 | 12% | 31% | 40% |
着外 | 1-1-1-6 | 11% | 22% | 33% |
まずかなり多いこの条件からの転戦組、水準のタイムとして持ち時計1.14秒台が求められます。
1.15秒台以上で走っている馬だと2-1-0-10とかなりの不振。一方水準タイムだと2-3-1-4で複勝率は6割を超えてきます。仕上がっている馬を狙うのは鉄則。このタイムの馬には着目しましょう。
・④ジュゲムーン
ポイント2 着順に着目
未知数な馬たちの戦いとはいえ、やはり前走の着順は大きく影響してきます。
前走で6着以下の馬は1-1-1-6。それも7着以下となると全て馬券外となってきます。
この着順からの巻き返しは厳しいと捉えていいでしょう。最低でも掲示板内はほしいところです。
・⑤シングアウト
・⑦エイシンサフラン
参考レース① 強心臓キクチで特別
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ❼ | ⑨ | ナンパセン | 牡2 | 55 | 服部茂史 | 1.15.3 | – | 39.2 | 7 |
5 | ❻ | ⑦ | ミラクルヴォイス | 牡2 | 55 | 松井伸也 | 1.15.7 | 0.4 | 38.7 | 2 |
6 | ❽ | ⑪ | シングアウト | 牡2 | 55 | 宮内勇樹 | 1.15.7 | 0.4 | 41.7 | 10 |
先行有利が定石の1200m。先団からしぶとく脚を伸ばしたナンパセンが最後の最後まで脚を長く使って勝利。人気を覆す勝利だった。とはいえレース的にはかなりの混戦で、このレースに出走していた馬に特段大きな差はない。着順を嫌われて人気を落としている馬がいれば狙ってもいいだろう。
参考レース② JRA認定競走ターフチャレンジ
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ❼ | ⑦ | ジュゲムーン | 牡2 | 55 | 桑村真明 | 1.15.2 | – | 38.1 | 1 |
5 | ❺ | ⑤ | パレスゴールド | 牡2 | 55 | 阿部龍 | 1.16.0 | 0.8 | 38.4 | 6 |
7 | ❸ | ③ | エイシンサフラン | 牝2 | 55 | 黒澤愛斗 | 1.19.3 | 4.1 | 42.5 | 5 |
好スタートから控えて我慢させることを覚えさせたジュゲムーン。
直線、溜めに溜めた脚を炸裂させて後続を突き放した。素直なうえに完成度も高そうな走りで、着差以上に強いのではないか。次走以降も要チェック。
参考レース③ JRA認定競走フレッシュチャレンジ
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ❺ | ⑤ | ベラジオドリーム | 牡2 | 55 | 岩橋勇二 | 1.01.4 | – | 37.1 | 2 |
ロケットスタートを決めたベラジオドリームが、そのままスピードの違いで快勝。
最後は内にササるという幼い面を存分に見せながらの快勝劇で、素質の高さを存分に見せつけた。
次走、後のリリーC覇者となるリオンダリーナと好勝負を繰り広げたあたり実力は確かなものがある。気性面に幼いところがどこまで矯正されているか。
参考レース④ JRA認定競走フレッシュチャレンジ
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ❻ | ⑥ | イイデマイヒメ | 牝2 | 55 | 阿部龍 | 1.07.9 | – | 38 | 1 |
スタートから2番手につけたイイデマイヒメが直線で先頭に立つとそのまま後続を離して大楽勝を決めた。他の2歳馬に比べてもスピードが非凡なのは勿論、抜け出してからもササったり抜いたりすることなく最後まで走り通していた。
恐らく操縦性はいいはずで、今後の成長には大きな期待がかかる。
参考レース④ JRA認定競走フレッシュチャレンジ
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ❸ | ③ | サウンドバッハ | 牡2 | 53 | 宮内勇樹 | 1.07.1 | – | 36.8 | 1 |
好発を決めると逃げ、後続を大きく突き放しての逃走劇。スピードは仕上がっており、走破時計も水準以上。1700m戦となった次走ではしっかり後続を引き付けて逃げ、負けはしたものの今後に向けて息を入れる競馬を覚えたことはプラスになったはず。
逃げ馬の中では経験が一枚上手となるかも。
参考レース④ JRA認定競走アタックチャレンジ
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ❺ | ⑤ | シングアウト | 牡2 | 53 | 宮内勇樹 | 1.02.7 | – | 37.7 | 3 |
スタートからかなり前目前目に促しながらでも一瞬置かれかけていた。ズブさなのか御しにくい馬なのか。とはいえ末脚は長い。しかしスピード競馬となると現状は厳しいか。
参考レース④ JRA認定競走フレッシュチャレンジ
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ❽ | ⑧ | エイシンサフラン | 牝2 | 55 | 松井伸也 | 1.09.3 | – | 38.1 | 2 |
後続を千切って勝ちはしたもののレースレベルに少々の疑問符がつく。次走で大きく負けたことと走破時計からもあまり評価できるレース内容ではないかもしれない。
参考レース④ JRA認定競走フレッシュチャレンジ
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ❼ | ⑦ | レイヴオン | 牡2 | 55 | 岩橋勇二 | 1.01.4 | – | 36.8 | 1 |
自身からハナを叩くような形で先頭に立つと、追いすがるナイスデスネの追撃も封じてデビュー勝ちを決めて見せた。スピード競馬となればかなりの上位に食い込むのは間違いなく、ベラジオドリームと走破時計も遜色なし。仕上がりは速そう。
参考レース④ JRA認定競走フレッシュチャレンジ
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ❽ | ⑧ | フィエレンツァ | 牡2 | 55 | 服部茂史 | 1.15.3 | – | 38.6 | 1 |
リコーファルコンを前に置きながらやや外々を回らされた競馬。しかし4角で並ばれると再加速し、僅かに残した。脚が鈍ったのはロスのある外を回った分だろうか。
時計自体は速いのだがもうワンランク成長が欲しいところか。
最終見解
門別の2歳戦のレース名はJRA認定競走~で始まることが多く、同じ文字列をずっと打っていると段々ゲシュタルト崩壊してきました。しかも同じレース名で文字だけだとどれがどれだかわからなくなってくることもしばしば。いかに普段の競馬新聞が見やすいのかを痛感しています。あの枠で情報が一目でわかるのは本当にすごいですね。
サッポロクラシックC、ここは◎④ジュゲムーンで。3連勝中の同馬は前走の勝ち方が非常に強かった。好スタートを切りながらあえて抑え、しっかりと我慢させることを覚えさせた道中。行きたいのに行けなった鬱憤を晴らすかのように、直線に向いてからはもう追いつくもののいない末脚。1200mの持ち時計もメンバー中唯一の水準クリアで期待度は高まります。
〇には②ベラジオドリームを。持ち時計の優秀さもさることながら、後の重賞馬リオンダリーナに0.4差まで迫っていた強さは本物。3着馬を5馬身も離している事実が余計に強さを際立たせます。現段階の2歳馬でも仕上がりはかなり上位の方でしょう。
▲は非凡なスピードを見せた⑥レイヴオン、△に前走出遅れでも5着まで伸びてきた①ミラクルヴォイス、先行して抜け出してからの競馬が強かった⑪イイデマイヒメを☆で。
大好きな「サッポロクラシック」の名を冠するこのレース、ビール愛飲家としては是非とも当てて、勝利の美酒に酔いたいレースです。
〇 ② ベラジオドリーム
▲ ⑥ レイヴオン
△ ① ミラクルヴォイス
△ ③ サウンドバッハ
☆ ⑪ イイデマイヒメ