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旭岳賞 2024 過去傾向から読み解く無料予想を公開!

厳選地方重賞馬

2015年に新設された門別重賞。
暮れの道営記念を目指す馬たちにとってはそろそろ賞金と実績を積んでおきたいところです。
また、中央のマイルCSトライアルへの指定競走としても確立されており、勝利するとスワンS、富士Sへの優先出走権が付与されます。

旭岳賞2024の基本情報

開催日時 2024年7月31日(水)
グレード H2
開催競馬場 門別競馬場 12R
コース ダート1,600m

コース解説

スタンド前から発走し、内回りコースを使用します。
外回りを使うことが多い門別競馬ではその分差し追い込みが届きやすいコース形状でしたが、一転して内回りになるとその直線の長さは218m。
地方でも短い直線の部類に入るこのコースは、前残りが多め。4コーナー後方だとかなり厳しい競馬になります。

出走表

馬名 性齢 斤量 騎手 所属地区 調教師 前走 当該距離 当該距離+競馬場 寸評 短評
1 1 ボルゲリ 牡6 57 阿岸潤一 北海道 斎藤正弘 門別 日高銀聖特別D1800 10着 0-0-0-2 0-0-0-1 格上厳し 現段階で1勝の実力ではこの舞台ではかなり厳しい。
2 2 ジャスパードリーム セ6 57 松井伸也 北海道 佐久間雅 門別 AIRDOBiz特別D1700 8着 0-0-0-2 初出走 2走目で 長期休養明け、去勢明けが重なった前走をどう見るか。一切参考外で買ってみても。
3 3 エバニスタ 牡5 57 落合玄太 北海道 桧森邦夫 門別 JAバンクよりぞう特別D1200 5着 初出走 初出走 疲労度合 門別開幕後かなり使い詰め。着差は詰まっているが体調を考慮すると…
4 4 フォルトゥーレ セ8 57 岩橋勇二 北海道 桧森邦夫 門別 折茂社長特別D1200 6着 0-0-0-2 初出走 距離不適 年を重ねた近走は専ら900~1200m。明らかに長そう。
5 5 アイリッシュセンス 牡6 57 石川倭 佐賀 真島元徳 佐賀 遠賀川賞D1400 3着 0-4-0-2 初出走 侮れない 3歳時は中央OPで好走経験あり。テイエムサウスダンに完勝もあるなら。
6 6 ベルピット 牡4 57 桑村真明 北海道 角川秀樹 門別 赤レンガ記念D2000 1着 1-0-0-0 1-0-0-0 着差注目 動かぬ不動の大本命。エルムS参戦かともいわれていたがこちらならまず負けられない。
7 7 グリントビート 牡7 57 宮内勇樹 北海道 川島洋人 門別 オルフェーヴル・プレミアムD1700 5着 2-1-0-0 2-1-0-0 善戦ある 昨年イダペガサスと0.1差。好走は繰り返しており連下までなら。
8 8 ドテライヤツ 牡7 57 阿部龍 北海道 角川秀樹 門別 キズナ・プレミアムD1700 5着 0-0-1-4 0-0-1-0 連下まで 赤レンガ記念の走りは案外過ぎた。好走するなら好位からだが…

王者、ベルピットが出走します。
ここまで見せた鮮烈な強さからも、最早「どう勝つか」が焦点になってきている同馬。
このレースでも注目はそこでしょう。
しかし、待ったをかけるべく佐賀からただ一頭アイリッシュセンスも出走してきました。
この2頭の対決に注目しましょう。

旭岳賞の傾向

※2015~2023年のレースデータ。中間条件変更の2018~2022分は記載なし。

人気傾向

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1 3-0-0-1 75% 75% 75%
2 0-1-0-3 0% 25% 25%
3 0-2-2-0 0% 50% 100%
4 0-0-0-4 0% 0% 0%
5 0-0-1-3 0% 0% 25%
6 0-1-0-3 0% 25% 25%
7 1-0-0-3 25% 25% 25%
8 0-0-0-3 0% 0% 0%

上位人気で固いと思われがちなこの競走ですが、意外なことに2番人気の好走は1度だけ。
4番人気も好走はゼロで、穴人気の馬が来やすい条件となっています。
内回りコースの影響もあるのでしょうが、固いところだけ買うのは危険です。

過去4年の配当と傾向

2015年 馬番号 人気 単勝 複勝 枠連 枠単 馬連 馬単 ワイド 3連複 3連単
1着 ❶① 1 190 120 230 410 130 170 600 11,540
2着 ❺⑤ 2 120 150
3着 ❸③ 3 150
2016年 馬番号 人気 単勝 複勝 枠連 枠単 馬連 馬単 ワイド 3連複 3連単
1着 ❺⑤ 1 150 100 270 370 170 1,070 2,770 7,570
2着 ❻⑥ 3 130 350
3着 ❷② 5 160 710
2017年 馬番号 人気 単勝 複勝 枠連 枠単 馬連 馬単 ワイド 3連複 3連単
1着 ❼⑦ 1 110 100 1,090 1,140 430 1,230 3,700 276,310
2着 ❽⑧ 6 360 220
3着 ❻⑥ 3 200 1,400
2023年 馬番号 人気 単勝 複勝 枠連 枠単 馬連 馬単 ワイド 3連複 3連単
1着 ❺⑦ 7 2,330 560 1,420 3,720 9,710 1,320 45,970 337,260 12,570
2着 ❸③ 3 180 8,900
3着 ❻⑩ 11 1,240 4,750

初年度こそ1.2.3人気での決着でしたが、条件が元に戻った昨年は大荒れ。
今年はそこまでの荒れ方はないとは思いますが、それでも5,6番人気などの中穴が入っていることもあるこのレース。
人気だけで買わないようにしてください。

◎ 1番人気は好走するも他の人気が何とも言えない。連軸固定流しならありか。

枠傾向

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1 1-0-0-3 25% 25% 25%
2 0-0-1-3 0% 0% 25%
3 0-1-1-3 0% 20% 20%
4 0-0-0-5 0% 0% 0%
5 2-1-0-2 40% 60% 60%
6 0-1-2-2 0% 20% 60%
7 1-0-0-4 20% 20% 20%
8 0-1-0-3 0% 25% 25%

満遍なく好走していますが、4枠の0具合には着目。
ヒダカソウカップでは好走率の高い枠だったこの枠が一転、凡走枠に変わっています。
古馬同士で混合のレースだと位置取り争いが厳しくなり、中枠が挟まれやすく厳しい形になりかねないからでしょう。
余程の実力馬でない限り消しでもいいかもしれません。

◎ 4枠の人気のない馬は疑ってかかってよし。

脚質傾向

脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率
逃げ 1-0-1-3 20% 20% 40%
先行 2-2-1-3 25% 50% 62%
差し 1-1-2-13 5% 11% 17%
追込 0-1-0-5 0% 16% 16%

逃げ先行有利となるこのコースですが、重賞となると話は別。
能力の高い馬が多いが故に逃げ先行で競い合い、差し馬が漁夫の利を得る、という展開が多いのがこのレースです。
とはいえ3着までの複勝率であれば大きな差はなく、逆に先行有利。
そこまで大きな有利不利はないでしょう。

◎ 脚質傾向は特になし、当日のトラックバイアス次第。

年齢傾向

年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率
4 1-0-0-4 20% 20% 20%
5 1-0-1-5 14% 14% 14%
6 1-2-1-1 20% 60% 80%
7 0-1-2-8 0% 9% 27%
8 1-0-0-2 33% 33% 33%

抜けて強いのが6歳馬。後は大きく離れており万遍なくといった印象でしょうか。
門別ほとんどのレースに言えることですが、4.5歳の値は低いため、実力馬でない場合は注意が必要です。

◎ 4,5歳馬の成績、実力に注目

前哨戦データ傾向

前哨戦のデータから見えてくる傾向を読み解いていきます。

参考レース① 赤レンガ記念

6/20 赤レンガ記念 門別D2000m 晴:良
着順 馬名 性齢 斤量 騎手 走破タイム 1着とのタイム差 上り3F 人気
1 ベルピット 牡4 58 桑村真明 2.06.9 38 1
8 ドテライヤツ 牡7 57 阿部龍 2.13.1 6.2 42.7 5

規格外の強さといって差支えのない走りだった。JRA重賞ウィナーのスワーヴアラミス、交流重賞ウィナーのケイアイパープルを子ども扱いし、交流重賞競走で好走を続けてきたシルトプレとの格付けも完全に済んだ。
まるで調教のようなノーステッキでの圧勝劇は、道営で敵がもういないことを証明する結果となった。

参考レース② オルフェーヴル・プレミアム

7/3 オルフェーヴル・プレミアム 門別D1700m 曇:稍
着順 馬名 性齢 斤量 騎手 走破タイム 1着とのタイム差 上り3F 人気
2 ドテライヤツ 牡7 57 桑村真明 1.50.3 1 40.2 4
5 グリントビート 牡7 56 宮内勇樹 1.50.7 1.5 41.1 2

赤レンガ記念では全く案外の走りだったドテライヤツ。しかしここでは内からニシケンボブを追い詰め、完全に勝ちに行った競馬での2着。勝ち馬が強すぎたがこの結果なら公開はないか。グリントビートもニシケンボブに勝負を挑みに行ってこの結果なのだから納得か。

参考レース③ 錦江湾特別

6/2 佐賀D1400m 曇:良
着順 馬名 性齢 斤量 騎手 走破タイム 1着とのタイム差 上り3F 人気
1 アイリッシュセンス 牡6 56 飛田愛斗 1.29.5 38.9 2

アイリッシュセンスはあまりダッシュがつかずに後方からのレース。アイメイドイットが引っ張ったものの、向こう正面でじりじりと速度を上げると4コーナー入り口で先頭へ。ラヴィータエベラは後退し。かわってナンヨープランタンが進出するが既に大きな差。
テイエムサウスダン含め相手にしない走りで完勝劇を遂げた。

最終見解

穴党としては少し残念な気もしますが、逆らわずに◎は⑥ベルピットです。
前走、前々走とシルトプレ以下を完封したあの強さはもはや敵なし。アクシデントさえなければここも完勝してくれるはずです。週末のエルムSにはシルトプレが出走予定。景気づけの勝利を飾ることはできるでしょうか。
〇には佐賀から遠征してきた⑤アイリッシュセンス。錦江湾特別でテイエムサウスダンを下している実力は本物でしょう。距離延長を苦にするタイプでもなく、佐賀からは意欲の遠征と見ました。
▲に⑦グリントビート、復活を期待して△は②ジャスパードリームで〆ます。

◎ ⑥ ベルピット
〇 ⑤ アイリッシュセンス
▲ ⑦ グリントビート
△ ② ジャスパードリーム
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