エプソムカップ(G3)2024 現地記者の追い切り&無料予想を公開！

6月9日(日)にはエプソムカップ(G3)が開催されます!
この記事では開催直前の宝塚記念無料予想を大公開!
現地記者による全頭追い切り診断と、追い切り後の予想をご連絡ください。

マーメイドS(G3)2024概要

マーメイドS(G3)2024追い切り

ここからは出走予定馬の追い切り診断を見ていきましょう。

アルナシーム A

木曜のCウッドを単走で。やや内めを通ったぶんはあるが、それでも持ったままでラスト1ハロン11秒2は優秀だろう。馬体もふっくらと見せており、前走以上の雰囲気だ。

ヴェルトライゼンデ B

坂路を単走で。しっかりと本数はこなしているが、さすがにいきなり本調子とはいかないか。もともと攻め駆けしただけに、やや物足りなさは感じた。使って次だろう。

カレンシュトラウス B

坂路でビシッと意欲的に。思った以上にシャープな反応ができていたし、馬体も使われるごとに無駄が削げ落ちて締まってきた。もっとやれていい。

グランスラムアスク B

坂路でラスト12秒1とシャープな末脚を見せたが、しまい重点なのでこれぐらいは出て当前か。雰囲気は悪くないが、強調するほどでもない。

グランディア B

Cウッドを単走で。ラストだけ少し強めに追われ、シュッと鮮やかなな末脚を披露した。胸前の筋肉がボリューミーであり、見るからにパワフル。仕上がり良好だ。

サイルーン A+

コースと坂路を使って入念かつハードに乗られ、追うごとに切れ、迫力が増してきた。23日にはウッドで1F11秒2を楽々とマーク。1週前は3頭併せを行ったが、前を走る2頭をあっさりと抜き去って5F65秒5ー3F35秒7ー1F10秒9の好時計をマーク。末脚の威力は抜群だった。1週前に順調に追っていることもあって直前は予定通りの坂路。馬の気に任せたが、スピードの違いで僚馬を圧倒すると、最後まで手応えに余裕を持って真っ直ぐ伸びきった。体もパンパンに張っており、仕上げは完璧。

シルトホルン B+

吉田豊を背に併せ馬。大きく前を走る2頭を捕らえると、手応えたっぷりに伸びて8F80秒0ー3F37秒2ー1F11秒4を楽々とマーク。併せた2頭とは手応え、脚勢が違った。前回よりも強い追い切りを消化したが、心身ともに余裕あり。着実にパワーアップされて体も膨らんだ状態。出来は前走以上。

セルバーグ B

小柄ながらパワフルなフットワークで登坂してきた。最後も余力を感じさせつつシャープな伸び脚。ひと叩きされた上積みは大きそう。

タイムトゥヘヴン B+

中間は上野騎乗 レースは北村友
で併せ馬を入念に繰り返してきたが、常に優勢な動きを披露。1週前は一杯に追われる相手をあっさりと突き放して2馬身の先着。5F67秒0ー3F36秒9ー1F11秒2の好タイムも手応えには余裕があった。今週も前進気勢にあふれ、直線も並ぶ間もなく抜け出して3馬身の先着。5F65秒0ー3F35秒9ー1F11秒1と時計も速く、活気にあふれている。立て直していい頃の気配を取り戻した。

トゥデイイズザデイ A

坂路を単走で。活気十分の走りに加え、ラストの伸び脚も実にシャープだった。前走も悪くはなかったが、やはり使って素軽さが増した印象だ。

ニシノスーベニア B+

1週前はコース追い、直前坂路は前回と同じ調整パターン。その1週前が5F66秒6ー3F36秒1ー1F11秒0の好タイム。ビシッと気合を入れて一直線の伸び脚を披露。今週の坂路は単走ながらスピード感にあふれ、最後まで手応え十分に真っ直ぐ伸びきった。前脚を力強くかき込めており、大型馬ながら馬体の緩さ、重苦しさは一切なし。引き続き好調。

ノースザワールド B+

行きたがるのは相変わらずで、4角ではリズムを崩すようなところもあった。ただ、直線でゴーサインが出ると回転ピッチが上がり、1F11秒2の切れ味を発揮。攻め駆けする相手を上回る走りを披露したように、ケイコの動きは目立っている。この1本でガスが抜ければ。

マイネルケレリウス B+

ここまで併せ馬を3本消化。追われるごとに体が締まり、動きも活発になってきた。今週は他厩舎の2歳馬と同時に追い切ったことで併せ馬に近い形になったが、一杯に追って迫ってきた相手を軽く突き放してフィニッシュ。6F84秒0ー3F38秒4ー1F11秒7も、数字以上に切れていた。しなやかなフォームに肌もしっとりとして代謝も良好。良かった前走の出来をがっちりとキープ。

ラケマーダ B

Cウッドで単走。もう少しピリッとした反応が見たかったが、もともと稽古は地味なタイプだ。この馬なりにはしっかりと走れている。

ルージュリナージュ B+

ほどよい気合乗りは前進気勢にあふれ、大きく前を走る僚馬2頭を直線であっさりと捕まえて見せた。ゴール前は流すような余裕もあり、それでも6F82秒8ー3F37秒3ー1F11秒5の好タイム。以前のように燃え過ぎるようなところはなく、体調は安定している。

レッドランメルト C+

久々の影響がモロに出ており馬体、フットワークが重く、反応も鈍い。今週はオシュアを背にびっしりと追われたが、ラストは伸びあぐねてしまった。5F64秒5ー3F35秒9ー1F11秒3と数字は及第点も、いい頃の動きにはほど遠い。使ってからになる。

レーベンスティール B+

5月30日には6F79秒7の好タイム。1週前も1F11秒2と鋭い走りを連発。今週は3頭併せの真ん中に入ったが、押さえきれずに先に抜け出すシーン。最後は相手を待っての同入だったが、やる気になれば突き放す勢いだった。6F83秒8ー3F38秒2ー1F11秒5。体も引き締まっており、巻き返し可能な出来だ。

ワールドウインズ B

坂路で併せ馬。格下相手とはいえ、シャープな反応を見せて難なく先着を果たした。引き続き馬体の張りも良く、この馬なりにいい雰囲気だ。

エプソムカップ2024の予想

サイルーン◎とレーベンスティール○は僅差。サイルーンの仕上がりは完璧と言えるもので、レーベンスティールに関しては伸びしろを加味しての評価。仕上がりを見ればサイルーンだが、レーベンスティールのやる気次第では圧倒的に突き放すといった展開も考えられる。アルナシーム▲の追い切りは上々で、地力も加味してこの評価に。上位人気になりそうなヴェルトライゼンデは追いきりとしては物足りなかった為今回は切ってもよいだろう。ニシノスーベニア△、シルトホルン△は中間からの状態の上向き方が大きく、レース当日も期待が持てる。ただ、◎、○、△と比べる時に物足りない印象。買うとしても紐候補と言える。