ここでは関東馬、関西馬の中から追い切り評価の高かった馬をそれぞれ2頭ピックアップしてお届けします。
メインレースに出走する馬以外からの選出となるので、思わぬ穴馬に出会えるかもしれませんよ。
追い切り特注馬【関東馬】
関東馬からピックアップした2頭をご紹介します。
土曜東京9R・青竜ステークス【ソニックスター】
2走前は大敗を喫したが、立て直した前走は2馬身差の快勝。精神面を鍛え直して、きっちりと巻き返して見せた。中間はさらにハードな調教を積んで、心身ともにパワーアップに成功。
1週前追い切りでは7F95秒3ー6F64秒7ー3F35秒3ー1F11秒1の好タイムを馬なりでマーク。併せた古馬OP馬を手応え、脚勢で圧倒する文句なしの動きを披露。今週は3頭併せ。
直線は2頭の間に入って実戦を意識させたが、引っ張ったままの手応えで一直線の伸び脚。6F83秒7ー3F37秒8ー1F11秒3。
体の緩さがなくなって、肌もピカピカの状態。出来には太鼓判を押せる。
日曜東京9R・分倍河原ステークス【ココクレーター】
前走はスタートで後手を踏み、道中も力んで行きたがる姿。ロスの多い競馬となってしまったが、それでも最後は2着馬と一緒に伸びて3着を確保。
上がり3Fはメンバー最速だったように、クラス通用の力を示した。その後は短期放牧でリフレッシュ。帰厩後は坂路とコースを併用して乗り込まれ、1週前はウッドで7F94秒9ー5F65秒5ー3F36秒8−1F11秒6の好時計。今週は3頭併せ。直線は2頭の内に潜ったが、ゴーサインに素早く反応すると中のOP馬を上回る脚勢。
最後まで勢いのある伸びを見せて、5F67秒0ー3F36秒8ー1F11秒0。中の馬に同入、外の馬には半馬身先着を果たした。
切れ味み磨きがかかり、馬体もパンパンに膨らんだ状態。目下絶好調。
追い切り特注馬【関西馬】
関西馬からピックアップした2頭をご紹介します。
土曜東京11Rプリンシパルステークス【ヴィレム】
坂路でビシッと意欲的に追われて4ハロン52・0―37・5―11・8秒と火を噴くような加速を披露。
雨で全体的に時計が鈍化するなか、ただ1頭だけパンパンの良馬場を走っているかのような爆速フィニッシュだった。
大型ながら馬体もスカッと見せており、いきなりから動ける態勢だ。
日曜東京10Rキングカメハメハカップ【ジョディーズマロン】
やや間隔があくものの、坂路とCウッドを併用して入念な乗り込みを消化。スカッとして久々感の馬体に仕上がっているし、最終追いも坂路で4ハロン54・2―38・8―12・2秒と実にシャープだ。
重く渋化したチップを高々を蹴り上げ、仕上がりの良さを猛アピールしていた。