馬券の種類は多岐にわたりますが、今回は特に「馬連」にスポットを当て、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
馬連は1着と2着を当てる、シンプルながら戦略が光る馬券種。
では、その魅力に迫りましょう。
馬連とは?
競馬に基本の馬券は全部で10種類あります。
今回はその中の「馬連」について解説。
馬連は競馬ファンの中でも人気が高く、馬連か馬単いずれかの馬券のみで競馬をする人がいる程です。
そんな馬連の特徴は、選ぶ馬の1着と2着を的中させる馬券ということ。馬単とは何が違うのかと疑問に思われるかもしれません。
こちらの章では馬単とそのほかの券種との違いを解説します。
馬連は1着と2着を的中させる馬券
馬連は、競馬レースで1着と2着に入る2頭を着順に関係なく当てる馬券です。
例えば、選んだ2頭が1着と2着になれば、どちらが1着でも2着でも的中となります。
着順が関係なということで分かりやすい楽しさがあり、2頭のみ選ぶこのシンプルさが、初心者にも取り組みやすい理由の一つです。
馬連と馬単の違い
馬連は着順を問わずに的中となりますが、馬単は1着と2着を正確に順番通りに予想する必要があります。
そのため、馬単は馬連よりも難易度が高く、その分配当も高くなりがちです。
しかし外れてしまっては意味がありません。競馬では馬番1‐2で予想してたけど結果が2‐1になってしまった!なんてことは山ほどあります。
こうなったときに競馬ファンから漏れる声は「馬連にしておけば…」ばかり耳にするでしょう。
確かに順番をぴったり的中させるのは、難易度が高いので馬連から挑戦することをオススメします。
馬連とワイドの違い
ワイドも馬連と同様に2頭の組み合わせを予想しますが、こちらは1着、2着、3着のいずれかに入ることが条件です。
そのため、ワイドは馬連よりも的中しやすく、配当は抑えめになります。
しかしワイドは複数的中が起こることがあるので、意外にも捨てがたい馬券と言えるでしょう。
馬連と枠連の違い
枠連は馬ではなく「枠」を対象にした馬券で、1着と2着に来る枠番号を予想します。
馬連よりも選択肢が少ないため、的中しやすいですが、配当の面では馬連の方が高くなることが多いです。
馬連と他券種の的中確立比較表
これまで解説した券種との違いは単に賭け方のみではありません。
的中率という面でも券種ごとに大きな変化があります。
的中率をまとめましたので参考にしてみてください。
出走頭数 | ワイド | 馬連 | 馬単 |
---|---|---|---|
5頭 | 30.0% | 10.0% | 5.0% |
6頭 | 20.0% | 6.67% | 3.33% |
7頭 | 14.3% | 4.76% | 2.38% |
8頭 | 10.7% | 3.57% | 1.79% |
9頭 | 8.3% | 2.78% | 1.39% |
10頭 | 6.7% | 2.22% | 1.11% |
11頭 | 5.5% | 1.82% | 0.91% |
12頭 | 4.5% | 1.52% | 0.76% |
13頭 | 3.8% | 1.28% | 0.64% |
14頭 | 3.3% | 1.1% | 0.55% |
15頭 | 2.9% | 0.95% | 0.48% |
16頭 | 2.5% | 0.83% | 0.42% |
17頭 | 2.2% | 0.74% | 0.37% |
18頭 | 2.0% | 0.65% | 0.33% |
こちらは出走数に対して1点で購入した場合の的中率になります。
点数を増やせば増やすほど的中率も高くなっていきますが、トリガミのリスクも高くなってしまうので注意しましょう。
馬連の買い方
馬連は基本的に1着2着を選ぶ馬券と解説しました。しかし、この買い方にも様々な種類の買い方があります。
・ボックス
・フォーメーション
それぞれのおすすめの最強の買い方を紹介。馬連で勝つために最強の買い方を抑えましょう。
馬連流し
馬連流しは、確信を持った1頭(軸馬)に対して、複数の馬(相手馬)を組み合わせる方法です。
軸馬の選択に自信がある場合に適しています。
間違いがない1頭がいるレースでは重宝する買い方と言えるでしょう。
馬連流し最強の買い方
軸馬を1頭選んだ後、可能性のある複数の相手馬をピックアップします。
ここでのコツは、人気馬だけでなく、条件変更で急浮上する可能性のある穴馬も視野に入れることです。
馬連ボックス
馬連ボックスは、選んだ全馬の全ての組み合わせを購入する方法です。
どの2頭が1着と2着に入っても的中するため、初心者にも扱いやすいと言えます。
馬連ボックス最強の買い方
有力と見込む3~4頭を選び、それらの全組み合わせを購入します。
こちらも、人気馬に加えて穴馬を一頭組み込むことがコツです。
馬連フォーメーション
馬連フォーメーションは、1着候補と2着候補をグループ分けして購入する方法で、複数の可能性を考慮する際に便利です。
簡単に言えば流しを何種類も購入するイメージと言えるでしょう。
馬連フォーメーション最強の買い方
1着と2着それぞれに来ると考える馬をグループ分けし、組み合わせを購入します。
幅広い組み合わせをカバーすることで、的中率を高める戦略です。
最強と言われる買い方である馬連フォーメーションですが、考え方は簡単。
軸に人気馬、ヒモに穴馬を持ってくる賭け方です。
ヒモは5番人気から10番人気くらいで予想をすることで配当にも期待ができる、フォーメーションの最強の買い方になります。
馬連のメリット
馬連で馬券を購入することで良い点がいくつかあるでしょう。
メリットとして上げられるのは以下の3ポイント
・3連単や3連複よりも当たりやすい
・購入する点数が少ない
これらのメリットが考えられますが、これらをそれぞれ解説します。
単勝や複勝より配当が大きくなる
馬連は単勝や複勝と比べて、より高配当を狙える魅力があります。
特に、人気薄の馬が絡む場合、高配当を期待できます。
3連単や3連複よりも当たりやすい
馬連は3連単や3連複に比べて的中しやすいと言えます。
これは、予想する馬の数が基本的に2頭のみなので3頭選ぶ3連系馬券と比較して、少なく分析しやすいためです。
3連単や3連複は難易度が比較的高い傾向にあるので、初心者の方は最初は避ける予想の仕方でしょう。
購入する点数が少ない
馬連の特徴として1着と2着に入る馬を選びます。
この時選んだ馬の着順は2着以内なら問題がないのが特徴です。
そうなると、馬連の買い方は点数を絞りやすく、少ない投資で比較的高いリターンを狙えます。
これにより、長期的に見ても資金管理がしやすくなることも利点の一つと言えるでしょう。
馬連のデメリット
メリットがある者にはデメリットもつきものです。
馬連のデメリットとしては、主に次の点が挙げられます。
・レース分析が重要
・的中させてもトリガミになるリスク
配当の予測が難しい
馬連は、人気馬同士が絡んだ場合の配当が低くなりがちで、高配当を狙うには穴馬の組み合わせを見つけ出す必要があります。
この要素は馬連だからという訳ではありません。
初心者の方が高配当を欲しくなってとりあえず人気薄入れるだけでは外してしまいます。
逆に人気馬同士の決着ではトリガミのリスクが高まりますよね。
配当を予測となると難易度も高くなってしまいます。
そういった点から、初心者の方からすると配当の予測が難しいと感じる場合があるのです。
レース分析が重要
どの馬券種にも言えることですが、馬連を成功させるにはしっかりとしたレース分析が必要です。
レースの傾向、馬や騎手の状態など、多くの情報を考慮する必要があります。
的中させてもトリガミになるリスク
特に人気馬同士の組み合わせでは、投資した金額に対してリターンが少なくなり、利益が出ない「トリガミ」の状態になることがあります。
これは、期待値と実際の配当のギャップによるもので、資金管理の上で注意が必要です。
まとめ
馬連は、競馬の楽しさを存分に味わえる魅力的な馬券です。
しかし、その魅力を最大限に引き出すためには、レース分析や戦略の立案が欠かせません。
本記事を参考に、馬連での勝利を目指してみてはいかがでしょうか。
幅広い選択肢から自分に合った買い方を見つけ出し、賢く楽しく競馬を楽しみましょう。