東京スポーツ杯2歳ステークス2025予想！過去10年の傾向から爆穴馬を厳選！

【東京スポーツ杯2歳ステークスの予想ポイント】
・勝ち馬はクラシックの主役級に
・見定めるのは現時点の能力だけでなくスター性も
・小頭数＋実力勝負が多い

本記事では、競馬ライター蒼井が2025年11月24日(月・祝)に開催予定の東京スポーツ杯2歳ステークスを予想！

翌年のクラシックに直結する出世レースです。

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東京スポーツ杯2歳ステークスの予想印と最終見解
東京スポーツ杯2歳ステークスの有力馬
東京スポーツ杯2歳ステークスの開催日時と競馬場
東京スポーツ杯2歳ステークスのコース解説
東京スポーツ杯2歳ステークスの出走表
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東京スポーツ杯2歳ステークスの過去10年のデータ分析
東京スポーツ杯2歳ステークスの前哨戦回顧・考察
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東京スポーツ杯2歳ステークスの予想印と最終見解

予想印	馬番	馬名
◎	⑤	ローベルクランツ
○	⑫	コッツォリーノ
▲	⑨	ダノンヒストリー
△	⑦	チュウワカーネギー
☆	⑧	ゾロアストロ

クラシックへの登竜門、東京スポーツ杯2歳ステークス。ここを制することがまずは名馬への第一歩です。

ゆえに、ここに出してくる陣営はそれなりの期待度を持って参戦させてくることがほとんど。ホープフルステークスや翌年のクラシックを見据えての予想が望ましいと言えます。

ならばここはパフォーマンスに注目。⑤ローベルクランツが翌春に向けた存分なパフォーマンスを見せてくれると踏みました。

前走の中京では出遅れ＋高速馬場＋小頭数という不利3つが重なりながら後方から一閃。その勝ち方に将来のビジョンを見ました。2000mとはいえ、超速馬場で前残りだった当時の中京で差しを決めるというのは並大抵の馬ではできません。

そういう規格外のパフォーマンスを見せてくれる馬こそ、翌春のクラシックに歩を進める資格があると見ました。単勝にも妙味が出るなら抑えたいところ。

相手は強力ですが、いずれ戦うことになる馬たちが相手ならここで刃を交えておいて損はないでしょう。

対抗には⑫コッツォリーノ。こちらも横山典弘騎手が新馬戦の代打騎乗から乗り続けている馬で期待は高め。中山の内容から穴に抜擢。

⑨ダノンヒストリーは参考レース考察で述べた通りまだまだ仕上がり途上と見て単穴。とはいえ、秘めたる力は兄姉同様かなりのものと見ています。

巻き返すなら⑦チュウワカーネギー。追い切りは動いており、馬体の成長に脚が追い付いてきた感じです。前走敗戦の巻き返しがあるなら出遅れ癖のある⑧ゾロアストロよりこちらでしょう。

東京スポーツ杯2歳ステークスの有力馬

東京スポーツ杯2歳ステークスの有力馬をご紹介していきます。

出走馬の確定前となるので、現段階での出走想定から注目馬をピックアップします。

コッツォリーノ

血統	シルバーステート×シンジュボシ（ダイワメジャー）
騎手	横山典弘
前走	2歳未勝利(中山芝2000ｍ) 1着

元々新馬戦では田辺裕信騎手が騎乗予定でしたが、落馬負傷の影響で白羽の矢が立ったのが横山典弘騎手。その指名を無駄にせず3着となると、次戦の継続騎乗でしっかり1着。上り33秒台の脚を2戦連続で使う、高速馬場に強い持ち味を生かしています。

新馬戦の代打時点でかなりのヤリ配置な気はしました。なぜならコッツォリーノが所属する池上昌和厩舎に横山典弘騎手が騎乗したのは2018年の9月以来7年ぶり。馬主のラ・メールの馬にも、また2018年以来騎乗がありませんでした。

それくらい騎乗経験のない騎手を、いかに急遽の乗り変わりとは言え急に配さないはずです。で、しっかり競馬を教えつつ2戦で条件戦突破。こうなってくると俄然今後に色気づいてきます。

出世レースである東京スポーツ杯2歳ステークスを使ってくるということは、間違いなくクラシックまでこのコンビで行くことを見据えているはずです。

瞬発勝負にシフトしている現在の東京なら間違いなく面白い存在なはず。3戦2勝でクラシック候補に躍り出るか。

・ほぼ間違いなく今後を見据えての陣営。ここでの好走は十分
・オッズ的にも妙味が出そう

・初の左回りをどう捉えるか

サレジオ

血統	エピファネイア×サラキア（ディープインパクト）
騎手	A.プーシャン
前走	2歳新馬(阪神芝1800ｍ) 1着

ドイツの繁殖牝馬Schwarz Kutteを祖とする通称『Sライン』の1頭。この一族の馬は、名前の頭文字がアルファベットで「S」始まりなのが暗黙のルールとなっています。（例外もいますが）

宝塚記念当日の阪神競馬場でデビューしたサレジオですが、重い馬場をものともせず逃げると、追ってきたローベルクランツをクビ差抑えてデビュー勝ち。

道中は息を入れ、最後は11秒台から10秒台後半までギアアップができています。粗削りとはいえ、ペース配分がしっかりできているのは高評価でしょう。

加えて、この新馬戦でデビューした8頭中6頭が既に勝ち上がり。メンバーレベルもそこそこ高いと見て良いなら、いきなりの出世レース挑戦でも勝負になるのではないでしょうか。

・卓越したレースセンス
・新馬戦のメンバーは非常に良い

・5か月ぶりの休養明けが不安

ゾロアストロ

血統	モーリス×アルミレーナ（ディープインパクト）
騎手	T.マーカンド
前走	サウジアラビアロイヤルカップ(G3・東京芝1600ｍ) 3着

前走のサウジアラビアロイヤルカップは3着。直線はエコロアルバに進路を締められ、出したいタイミングで進出が出来なかったのも痛かったです。

それでも最後はしっかり追い込んできているあたり、やはり秘めたる素質は上々でしょう。

しかし3戦中2戦を出遅れで落としているように、ネックはやはりゲート。いくら上り32秒台の脚が使えて実力があっても、上のクラスに行けば行くほどスタートの課題は致命的になってきます。

ここの改善が見られない限り、今回も安易に軸で買えるかは微妙な感じも出るでしょう。

・素質馬相手に好走が続く
・上り勝負では十分一級品のモノを持つ

・出遅れ癖がネックすぎる

東京スポーツ杯2歳ステークスの過去走・データ”爆穴”

コッツォリーノ

チャンスをものにしたノリが手放すわけはない。ここでの好走は確実に狙っているはず
秋の超速中山で追い込んだ実績を素直に評価

東京スポーツ杯2歳ステークスの追い切り”爆穴”

チュウワカーネギー

前走敗戦から立て直したように見える。能力自体は足りているはず

東京スポーツ杯2歳ステークスの開催日時と競馬場

開催日時	2025年11月24日（月・祝）東京11R 発走 15:40
グレード	G2 2歳
開催競馬場	東京競馬場
コース	芝1800ｍ

東京スポーツ杯2歳ステークスのコース解説

G1に直結するようなステップレースの開催が多い条件。

2000ｍよりはペースが落ち着きやすく、先行して速い上がりを使える馬に有利となりやすいです。

先行力のない馬は厳しい戦いを強いられることが多いため、直近のレース内容を大事にしましょう。

東京スポーツ杯2歳ステークスの出走表

印	枠	番	馬名	性齢	斤量	騎手	所属	調教師	寸評	短評
	1	1	ラストスマイル	牡2	56	杉原誠人	美浦	本間忍	芝好走で	最内かつ新進気鋭の種牡馬産駒。スピードに優れており期待を
	2	2	テルヒコウ	牡2	56	坂井瑠星	栗東	矢作芳人	止まらず	前走の内容は良いものだった。追われてからの加速は目を見張る
	3	3	リネンタイリン	牡2	56	内田博幸	美浦	南田美知雄	ここでは	流石にこの相手では家賃も高い。静観で
	4	4	ライヒスアドラー	牡2	56	佐々木大輔	美浦	上原佑紀	切れ十分	前残りの中山で勝ったとはいえ目を引く勝ち方。瞬発力は優れていそう
◎	5	5	ローベルクランツ	牡2	56	松山弘平	栗東	小林真也	差し切る	前残りの中京で出遅れて後方一気は強さの証明。2000ｍ1着でクラシックに乗ってくるか
	5	6	サレジオ	牡2	56	Ａ．プーシャン	美浦	田中博康	どこまで	Sライン血統で動けそうではある。父は早熟傾向、母は晩成傾向。どっちに転がるか
△	6	7	チュウワカーネギー	牡2	56	北村友一	栗東	大久保龍志	前走案外	楽に行けていた前走、最後に止まったのは馬体増？絞れれば
△	6	8	ゾロアストロ	牡2	56	Ｔ．マーカンド	美浦	宮田敬介	末脚鋭い	出遅れながらも3着には来た。軽視は禁物
▲	7	9	ダノンヒストリー	牡2	56	Ｄ．レーン	美浦	堀宣行	ダントツ	楽勝の前走、レーンの再来日に合わせての出走。兄姉に続けるか
	7	10	パントルナイーフ	牡2	56	Ｃ．ルメール	美浦	木村哲也	ここでも	切れ味勝負で見劣りはしない。キムテツ×ルメラインは期待馬と取っても
	8	11	ストームサンダー	牡2	56	戸崎圭太	栗東	安達昭夫	消耗戦で	力の要る舞台なら歓迎。ただし、瞬発力勝負になると微妙な感じも
〇	8	12	コッツォリーノ	牡2	56	横山典弘	美浦	池上昌和	不気味だ	ノリ配しは馬主の意向？大外なら詰まることもなさそうだが

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2025/12/27(土)	中山11R	3連単10点	1,840,900円	38,352%
2025/12/27(土)	中山9R	3連単48点	3,187,510円	66,406%
2025/12/27(土)	中山4R	3連単24点	2,660,800円	55,433%

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東京スポーツ杯2歳ステークスの過去10年のデータ分析

同レースの過去10年分のデータを収集し、分析して割り出した傾向をご紹介していきます。

予想の参考になる情報ばかりですので、ぜひご覧いただき的中率を上げるために役立てて下さい！

人気：1番人気が順当に勝利

人気	着別度数	勝率	連対率	複勝率
１番人気	5-0-2-3/10	50%	50%	70%
２番人気	1-4-2-3/10	10%	50%	70%
３番人気	0-1-3-6/10	0%	10%	40%
４番人気	2-2-1-5/10	20%	40%	50%
５番人気	1-1-0-8/10	10%	20%	20%
６番人気	0-0-2-8/10	0%	0%	20%
７番人気	0-1-0-9/10	0%	10%	10%
８番人気	1-1-0-7/9	11%	22%	22%
９番人気	0-0-0-8/8	0%	0%	0%
10番人気	0-0-0-7/7	0%	0%	0%

※2015～2024年のデータ使用。

しっかり1番人気馬が順当に好走します。

近年は低人気馬の着内も少なくなってきています。

配当：固い

2020年	枠番	馬番	馬名	騎手	人気	単勝	複勝	枠連	馬連	ワイド	馬単	３連複	３連単
１着	3	3	ダノンザキッド	川田将雅	1	170	110	1,370	1,330	490	1,580	2,170	7,080
２着	2	2	タイトルホルダー	戸崎圭太	5		230			320
３着	8	10	ジュンブルースカイ	武豊	3		200			1,070
2021年	枠番	馬番	馬名	騎手	人気	単勝	複勝	枠連	馬連	ワイド	馬単	３連複	３連単
１着	1	1	イクイノックス	ルメール	1	260	140	1,140	1,200	440	1,580	2,800	9,350
２着	3	3	アサヒ	田辺裕信	4		210			510
３着	2	2	テンダンス	和田竜二	6		230			830
2022年	枠番	馬番	馬名	騎手	人気	単勝	複勝	枠連	馬連	ワイド	馬単	３連複	３連単
１着	3	3	ガストリック	三浦皇成	5	1,240	190	2,360	2,430	600	5,680	1,200	13,870
２着	6	6	ダノンザタイガー	川田将雅	2		130			340
３着	7	8	ハーツコンチェルト	松山弘平	1		110			210
2023年	枠番	馬番	馬名	騎手	人気	単勝	複勝	枠連	馬連	ワイド	馬単	３連複	３連単
１着	7	7	シュトラウス	モレイラ	4	580	190	4,690	9,420	2,400	14,100	12,760	83,770
２着	1	1	シュバルツクーゲル	西村淳也	8		790			500
３着	3	3	ファーヴェント	横山武史	2		170			2,170
2024年	枠番	馬番	馬名	騎手	人気	単勝	複勝	枠連	馬連	ワイド	馬単	３連複	３連単
１着	4	4	クロワデュノール	北村友一	1	220	110	550	660	250	990	480	2,300
２着	8	9	サトノシャイニング	松山弘平	3		130			170
３着	7	7	レッドキングリー	ルメール	2		110			220

※ワイドは上から1-2　1-3　2-3　の入線順。

過去5年の1着馬のうち、3頭がのちのG1馬に。

世界的名馬の名も見えます。

枠：基本的に均等

枠番	着別度数	勝率	連対率	複勝率
1	2-1-3-5/11	18%	27%	55%
2	0-2-1-8/11	0%	18%	27%
3	3-1-2-5/11	27%	36%	55%
4	1-0-0-10/11	9%	9%	9%
5	0-1-1-10/12	0%	8%	17%
6	2-1-0-11/14	14%	21%	21%
7	1-2-2-12/17	6%	18%	29%
8	1-2-1-13/17	6%	18%	24%

好走率はまばら。

真に実力のある馬を狙っておきましょう。

脚質：瞬発勝負

脚質	着別度数	勝率	連対率	複勝率
逃げ	0-2-1-10/13	0%	15%	23%
先行	4-1-5-22/32	13%	16%	31%
差し	4-3-2-17/26	15%	27%	35%
追込	2-4-2-24/32	6%	19%	25%
捲り	0-0-0-1/1	0%	0%	0%

考え方はただ一つ。

「翌年のダービーで狙いたいかどうか」です。

種牡馬：キタサンブラックは期待大

種牡馬	条件	着別度数	勝率	連対率	複勝率
モーリス	当該重賞	1-0-0-2/3	33%	33%	33%
モーリス	当該条件	1-0-1-12/14	7%	7%	14%
キタサンブラック	当該重賞	2-0-0-0/2	100%	100%	100%
キタサンブラック	当該条件	0-1-1-13/15	0%	7%	13%
ハービンジャー	当該重賞	1-0-0-3/4	25%	25%	25%
ハービンジャー	当該条件	4-3-1-34/42	10%	17%	19%
キズナ	当該重賞	0-2-0-4/6	0%	33%	33%
キズナ	当該条件	2-4-2-10/18	11%	33%	44%
ドゥラメンテ	当該重賞	0-1-1-5/7	0%	14%	29%
ドゥラメンテ	当該条件	1-5-1-20/27	4%	22%	26%
ルーラーシップ	当該重賞	0-0-0-1/1	0%	0%	0%
ルーラーシップ	当該条件	1-0-3-12/16	6%	6%	25%
エピファネイア	当該重賞	0-0-0-5/5	0%	0%	0%
エピファネイア	当該条件	2-2-1-21/26	8%	15%	19%
ロードカナロア	当該重賞	0-0-0-1/1	0%	0%	0%
ロードカナロア	当該条件	2-3-3-29/37	5%	14%	22%

※当該条件は今回のレースと同じ距離かつ、WIN5限定の抽出

キタサンブラックは勝率100％。世代的に今年が当たりという話もあり、さらに期待は高まります。

騎手：ノリはアウト…この条件も結局ルメール川田か？

騎手	条件	着別度数	勝率	連対率	複勝率
川田将雅	当該重賞	1- 2- 0- 1/ 4	25%	75%	75%
川田将雅	当該条件	3- 6- 4-13/26	12%	35%	50%
ルメール	当該重賞	1- 0- 2- 5/ 8	13%	13%	38%
ルメール	当該条件	9- 7- 7-18/41	22%	39%	56%
武豊	当該重賞	1- 0- 1- 2/ 4	25%	25%	50%
武豊	当該条件	5- 2- 4-21/32	16%	22%	34%
北村友一	当該重賞	1- 0- 0- 1/ 2	50%	50%	50%
北村友一	当該条件	1- 0- 0- 4/ 5	20%	20%	20%
戸崎圭太	当該重賞	0- 2- 1- 4/ 7	0%	29%	43%
戸崎圭太	当該条件	12-10- 3-34/59	20%	37%	42%
松山弘平	当該重賞	0- 1- 1- 1/ 3	0%	33%	67%
松山弘平	当該条件	2- 2- 0-11/15	13%	27%	27%
西村淳也	当該重賞	0- 1- 0- 1/ 2	0%	50%	50%
西村淳也	当該条件	1- 0- 1- 3/ 5	20%	20%	40%
横山武史	当該重賞	0- 0- 1- 2/ 3	0%	0%	33%
横山武史	当該条件	1- 0- 0-17/18	6%	6%	6%
C.デムーロ	当該重賞	0- 0- 1- 0/ 1	0%	0%	100%
C.デムーロ	当該条件	0- 0- 1- 4/ 5	0%	0%	20%
菅原明良	当該重賞	0- 0- 0- 1/ 1	0%	0%	0%
菅原明良	当該条件	1- 3- 0- 9/13	8%	31%	31%
横山典弘	当該重賞	0- 0- 0- 4/ 4	0%	0%	0%
横山典弘	当該条件	2- 0- 5-21/28	7%	7%	25%
坂井瑠星	当該重賞	0- 0- 0- 1/ 1	0%	0%	0%
坂井瑠星	当該条件	1- 0- 0- 7/ 8	13%	13%	13%

何時も盤石のはずな川田・ルメール両騎手ですが、この条件は非常に2着も多いです。

戸崎騎手同様、アタマは疑いつつも騎乗馬の能力を見定めましょう。

東京スポーツ杯2歳ステークスの前哨戦回顧・考察

東京スポーツ杯2歳ステークスの前哨戦にあたるレースの回顧をふまえた考察を行っていきます。

参考レース①サウジアラビアロイヤルカップ（G3）

月	日	場名	レース名	グレード	コース	距離	天候	馬場
10	11	東京	サウジアラビアロイヤルカップ	G3	芝	1600	小雨	良
着順	枠	番	馬名	性齢	斤量	騎手	走破タイム	1着とのタイム差	上り3F	人気
1	6	6	エコロアルバ	牡2	56	坂井瑠星	01:33.8		33.2	2
3	5	5	ゾロアストロ	牡2	56	C.ルメール	01:34.1	0.3	33.8	1
5	8	8	チュウワカーネギー	牡2	56	北村友一	01:34.4	0.6	34.2	3

勝利したエコロアルバが強いのは先日のデイリー杯の記事でも触れた通りなので割愛しますが、ここで注目したいのはゾロアストロとチュウワカーネギーの立ち回り。

直線でチュウワカーネギーの北村友一騎手はルメール騎手のゾロアストロを内に押し込めて進路を締めており、簡単には出させないという強い意志を感じました。

それもあって追い出しが遅れたゾロアストロは進出が遅れ、最後は3着争いに割って入るのがやっとという感じ。

しかし、あの不利がありながら勝ち馬とコンマ3秒差に迫っていることに素質を感じます。それで評価を落とすなら今回は買いかもしれません。

一方、強気な騎乗をしたチュウワカーネギーは最後の脚が鈍って5着でしたが、これは新馬戦に比べてプラス18キロという成長分もやや響いたか。

東京での続戦となる今回は馬体がどこまで絞れたか、また増えたかというのに注目したいところです。

参考レース②2歳新馬（東京）

月	日	場名	レース名	グレード	コース	距離	天候	馬場
6	8	東京	2歳新馬	新馬	芝	1800	曇	良
着順	枠	番	馬名	性齢	斤量	騎手	走破タイム	1着とのタイム差	上り3F	人気
1	2	2	ダノンヒストリー	牡2	55	D.レーン	01:46.8		34.8	1

6月1週目の新馬戦でデビューを切った高額落札馬ダノンヒストリー。スタートを決めて先手を取りに行くと、そのまま後続を全く寄せ付けず勝ち切りました。

昨年同舞台でデビューしたクロワデュノールと比較しても0秒1しか変わらない走破時計。比較するとこんな感じです。

レース名	勝ち馬	勝ち時計	馬場状態	全体ラップ	馬のラスト3F
2歳新馬	クロワデュノール	01:46.7	良	13.1 – 11.4 – 12.4 – 12.5 – 11.9 – 11.5 – 11.3 – 11.1 – 11.5	11.3-11.2-11.3
2歳新馬	ダノンヒストリー	01:46.8	良	12.9 – 11.0 – 11.5 – 12.2 – 12.2 – 12.2 – 11.8 – 11.3 – 11.7	11.7-11.5-11.7

ラップ的にはそれほど違いがありませんが、この時点での瞬発力はやはり11秒台前半を刻めているクロワデュノールの方が上。

コンマ5秒の差は競馬においてそれなりに大きいものです。ダノンヒストリーとクロワデュノールを同列に扱うのは酷でしょう。

とはいえ、新馬戦のパフォーマンスは逃げてのものならなかなか。ここでも好成績を収めてくれる可能性はありそうです。

参考レース③2歳新馬（中山）

月	日	場名	レース名	グレード	コース	距離	天候	馬場
9	14	中山	2歳新馬	新馬	芝	1800	曇	良
着順	枠	番	馬名	性齢	斤量	騎手	走破タイム	1着との差	上り3F	人気
1	6	6	ライヒスアドラー	牡2	55	佐々木大輔	01:51.5		33.1	1