北國王冠2025予想！過去傾向と前哨戦から読み解く有力馬を公開！

本記事では、2025年11月9日（日）に金沢競馬場で開催予定の北國王冠を徹底分析して予想しています。

年の瀬の足音も聞こえ始めてきた金沢のビッグレース、今年も例年通り有力馬を多数迎えての開催です。

前哨戦を含めた参考レースや、過去10年分のデータから考察を行いましたので、的中率を上げるためにもぜひ最後までご覧ください。

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北國王冠の予想印と最終見解

金沢の名物重賞である北國王冠。2600ｍの長距離重賞ですが、今年はアンタンスルフレの4連覇がなるかどうかが焦点となるでしょう。

近走は奮いませんが、こういう馬は得意条件で真価を発揮するタイプ。近走が奮わずともこのレースでは十分に上昇する可能性があります。白山大賞典で速い流れを経験させたのもいい叩き台でしょう。

ただ、年齢的なことも考えて本命は別。若い4歳世代の代表である①サクラトップキッドから行きます。

この馬も前走は白山大賞典。飛ばした中央勢には追いつけずともしっかり7着に入り、その前のマーキュリーカップではヒロシクンとメイショウフンジンが逃げて速まった展開で4着まで追い込んできました。

つまり、消耗戦には強い馬。この長距離ではスタミナの削り合いになることも多いため、心肺能力の高さは非常に重要と言えるでしょう。最内に入ったとはいえ、長丁場ならポジションは取りやすい位置になるはず。ここはしっかり狙って当てに行きます。

昨年2着の④ケイアイパープルも。やはりこの距離では依然強いため、1800ｍ戦で連敗していても全く気にする必要はありません。鞍上も吉原寛人騎手なら問題なし。

後はJRAから転入して間のない③クーアフュルストと、実力馬相手に好走も多い⑨サンテックスまで抑えます。

北國王冠の開催日程

北國王冠のコース解説

スタンド前からスタートし、そこからコースを2周半。大井の2600ｍと並んで地方最長距離の一つに数えられます。

中央の長距離同様、騎手と馬の呼吸が試されます。いかに我慢し、どこで動くか。

そして各馬のスタミナも存分に試されるコースです。

北國王冠の出走表

出馬表を右にスクロールすると短評・寸評が表示されます。

北國王冠・過去10年のデータを分析

同レース過去10年分のデータを収集して分析を行いました。

各データ別に割り出した傾向をご紹介していきます。

人気：基本的には上位5頭で決着

※2015年～2024年のデータ使用。2021年は2000m開催のため除外。

1番人気が3勝で、複勝率は9割弱。

上位人気馬から順当に決まることが多いレースです。

配当：固いことが多い

ワイドは上から1-2　1-3　2-3　の入線順

そこまで荒れることは少ないです。

人気傾向からも過度な穴狙いは禁物か。

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枠：4から外

3枠の不振は目立ちますが、人気馬の入枠は2019年のティモシーブルーのみ（8着）。

2600mの適性にも疑問があった馬ですから、人気通り走る枠と覚えておきましょう。

脚質：前で7勝

中央の長距離だと捲って勝つ馬やバテたところを狙って差し込んでくる馬もいますが、金沢は基本的に前有利。逃げ、先行で残れる馬のセレクトが大事です。

年齢：6歳馬が一歩抜け出す

3歳馬は参戦が少ないものの、ほとんど馬券に絡めていません。

交流ダートグレードで入着できるくらいの実力か、2600ｍへの適性を見せられるかどうかが肝になるでしょう。

所属：地元金沢、それほど？

愛知所属が好調ですが、アンタンスルフレの連覇によるものが大きいです。

北國王冠の前哨戦回顧と考察

北國王冠の前哨戦にあたるレースの回顧をふまえた考察を行っていきます。

参考レース①イヌワシ賞（重賞）

大雨の災害による影響で、今年は白山大賞典と同日に行われたイヌワシ賞。全国交流ではなかった分、ダントツ人気のリトルサムシングに注目が集まっていましたが、終わってみればマンガンの楽勝。

南関東に所属していた今年頭まではなかなか厳しい結果になっていましたが、金沢に移籍してからはしっかり好走を続け、早くも重賞2勝を挙げています。

流石に晩年のような鋭い脚は鳴りを潜めてきましたが、消耗戦からの脚比べになればまだまだ実力は健在です。南関在籍時には2400ｍでの勝利もある馬だけに、スタミナ勝負になれば万々歳でしょう。

今回は枠も有利な外に入っていますし、展開ひとつで重賞3連勝もあり得ます。

参考レース②楽天競馬ならポイントで馬券が買える特別（A1）

JRAからの移籍初戦だったクーアフュルストが楽勝の1着。1.1倍の断然人気に応える走りでした。

まだ4歳で早めの移籍、それも金沢へということは地方の重賞を勝ちまくる気満々でしょう。この馬主（ケンレーシング組合→津田浩一氏）譲渡は過去にも何度か同じ例があるため、恐らくそういう目的のはず。

クーアフュルスト自身も夏の時点で2勝クラスを勝てる実力のある馬で、まだまだ競走馬としても脂の乗っている時期の移籍です。勢いそのままにここを楽勝する可能性は十分あるため、他の出走馬の戦績だけに気を取られ、見落とすことのないようにしましょう。

参考レース③トパーズカップ（M2）

中団から進めたリケアカプチーノが直線で抜け出して勝利。タナハシとの差は僅かだったとはいえ、3着は1秒4離しているためそこまで気にしなくて良いでしょう。

不来方賞の走り、そしてみちのく大賞典で古馬を相手に勝ち切った実績を考えるならこの舞台でも勝負になって不思議はありません。既に古馬の壁は突破しているため、カギは岩手からの遠征と初の2600m戦ということになりそうです。

今回は前走から山本聡哉騎手が継続。道中の呼吸も問題は無さそうです。

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