中京2歳ステークス2025予想！過去10年分のデータと傾向から爆穴馬を厳選！

中京2歳ステークスの過去走・データ”爆穴”

中京2歳ステークスの前哨戦回顧・考察

中京2歳ステークスの前哨戦にあたるレースの回顧をふまえた考察を行っていきます。

参考レース①2歳新馬（マイケルバローズ・アイルトン）

好スタートを切りながら抑えたマイケルバローズと、行き脚がついてから先頭に並びかけたアイルトン。しかし道中では2頭の位置取りが逆転し、マイケルバローズが2番手、アイルトンが外目の4番手へ。直線は内からレッドレベンディスも伸びてきて、3頭の競り合いになりましたが僅かにマイケルバローズがアイルトンを抑え切って勝利しました。

祖母アルーリングボイスは現役時代に小倉2歳ステークスを制しており、近親にもアンヴァルなど仕上がりの早い馬が多い血統。（ちなみに筆者はアルーリング系とはちょっとした馬券の因縁があります。相性は悪いです）となれば、マイケルバローズも早めから仕上がっているタイプと見て良さそうです。

但し、もしマイケルバローズを買うなら2着のアイルトンも抑えなければなりません。内容的には勝ちに等しい2着と言って良く、未勝利馬という戦績だけ見て人気しないのなら買いです。昨年もエイシンワンドークラスペディアがこれで穴を開けています。

参考レース②2歳未勝利（スターアニス・タマモイカロス）

やや出負けしたスターアニスですが、すぐに行き脚がついて中団へ。むしろ好スタートを切ったタマモイカロスの方が微妙な出方になりました。

600m通過は33秒0でしたが、好位から馬なりで外に持ち出されると一気にキレてグングン後ろを突き放す強い走り。上り34秒7の末脚ではありますが、1頭だけ抜けた強さでした。

勝ちタイム1分8秒というのも、北九州記念のヤマニンアルリフラに0秒2迫る好時計。しかも最後にタイムが落ちたヤマニンアルリフラと違って、こちらは最後まで加速し続けてのものですから価値があります。さらにこの日同条件の古馬1勝クラスの時計は0秒5上回っており、速力は水準以上でしょう。

注意したいのは中京コースに変わってどう出るか。2着のタマモイカロスは中京芝1400ｍで勝利を挙げていますが、スターアニスはぶっつけ。200ｍ延長に直線の坂がどう影響してくるかは考えておきましょう。

参考レース③2歳新馬（コラルリーフ・タマモイカロス・スターアニス）

好スタートを決めたタマモイカロスが逃げ、コラルリーフは3番手から。出負けしたスターアニスは中団後方から徐々に勢いがついてポジションを上げて行くような感じとなりました。結局タマモイカロスは番手追走になったあたり、スタートを決めても行き脚がつかないタイプかもしれません。

番手から横綱相撲だったコラルリーフ。スターアニスの未勝利戦と比較するとラップタイムは以下の通り。

レース名	馬名	コース	ラップタイム	勝ち馬のラスト3F内訳
2歳未勝利（7/12）	スターアニス	小倉芝1200ｍ	11.6 – 10.4 – 11.0 – 11.5 – 11.9 – 11.6	11.5-11.6-11.6
2歳新馬（6/29）	コラルリーフ	小倉芝1200ｍ	12.3 – 10.9 – 11.7 – 11.9 – 11.5 – 11.4	12.1-11.2-11.2

開幕週だったコラルリーフの方が時計が出やすいとしても、道中通過が33秒だったスターアニスに対してこちらは34秒9。それで最後の3Fにはこれだけの差があるのですから、レース映像のパフォーマンスだけ見てスターアニスに人気が集中するならこちらを買うのもありか。

血統的にもビッグアーサー×フロレンザールは馬主である中辻氏が所有していた馬同士の配合。オーナーゆかりの血統で新設重賞1発目を勝てれば、これ以上ないお祝いになるでしょう。

参考レース④2歳新馬（キャンディード）

調教も動いていたキャンディード。ゲートも出て前へつけるとそのまま4番手につけ、勝負所で進出すると直線で伸びて勝利。最後の切れ味は目立っており、一気に伸びた印象です。

下したララクレアドルーン、ゴールドヴィーナスはいずれもこの後スターアニス、タマモイカロスが下しています。4着のローズカリスは既に勝ち上がっているなら、メンバーレベルもそれなりに保証できると言っていいでしょう。

ただ、エンジンがかかるまで時間のかかりそうな印象のある同馬。坂で脚を取られると伸びきれずと言う事も気にかかります。パワーがあるかどうかは微妙で、過信はしない方が良いような気も…

参考レース⑤2歳新馬（パープルガーネット）

新馬戦から多頭数の競馬で、馬群の中での競馬を強いられたパープルガーネット。やや口を割る幼さも見せてはいましたが、すんなり折り合うと中団前目から一気に抜け出しをはかる競馬に。直線で前が詰まるアクシデントもありましたが、前が開くと伸びて勝ち切りました。

母のコーディエライトは早くから動く子供たちを多く輩出。自身も2歳重賞で好走する活躍を見せていました。その特性を受け継ぐかのような速力も見せています。

何より東京芝1400かつ多頭数、しかも不利ありで勝ち切ったのは評価したいところ。今回は乗り変わりではありますが、吉村誠之助騎手なら腹を括って乗ってくれるはずです。そこまで不安はないと言って良さそう。

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