クイーンカップ予想！過去10年の傾向馬と有力馬を解説

2025年2月15日(土)は、東京の牝馬重賞レースである「クイーンカップ（G3）」が開催されます。

桜花賞やオークスにもつながる重要な一戦で、近年はここを勝って桜花賞へ直行するローテーションが定番となりつつあります。

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クイーンカップの概要

開催日時	2025年2月15日(土) 東京11R
グレード	G3（3歳牝馬限定）
開催競馬場	東京競馬場 11R
コース	芝1600m
性齢	3歳牝馬（馬齢・55キロ）

フェアリーSと異なり、タフで公平な東京1600mで行われることから、馬の力量や将来性をしっかり測れるレースとして注目度の高い一戦です。

クイーンカップの賞金

着順	賞金
1着	3,800万円
2着	1,500万円
3着	950万円

きさらぎ賞や共同通信杯と比べるとやや賞金は低めですが、牝馬限定戦としては十分な賞金額。ここを勝って桜花賞へ向かうローテーションは増加傾向にあります。

クイーンカップのコース情報

東京芝1600mは、安田記念やNHKマイルカップ、ヴィクトリアマイルも行われる王道のマイル戦。

スタートから2コーナー出口まで

向正面の2コーナー出口付近からスタートし、最初のコーナーまで約550m。緩やかな下り坂がありペースが上がりやすい半面、キャリアの浅い3歳牝馬同士でさらにハイペース化も。

息の入りづらい向正面と大回りコーナー

途中にわずかな上り坂があり、3、4コーナーは大回りでペースが落ちにくい。長い直線に備えて息を入れたいが、スローになりきらないケースが多いです。

直線525m＋坂で最後はスタミナ勝負

新潟に次ぐ長い直線約525mに高低差2mの坂があり、最後まで脚を使えるスタミナが要求されます。短距離型よりも中距離志向の馬が好成績を残すこともしばしば。

クイーンカップの出走馬

Dコース使用でフルゲート16頭のところ14頭が登録。馬齢戦で全馬55キロと条件は同じです。

ヴィヴァラリス

中山1200mを1戦1勝。差し脚は鋭いが、一気の距離延長と東京替わりという課題多数。未知の魅力はあり、大穴候補の資格。

エストゥペンダ

4戦1勝でフェアリーS3着。新馬勝ちが東京1600m。センスの良さは感じられ、大きく崩れるイメージはないが、どこまで通用するか。

エンブロイダリー

4戦2勝。新潟1800mのレコード勝ちで脚力を示し、全レースで上がり最速を記録。ルメール騎手騎乗予定で人気必至。重賞初挑戦でオッズ相応の力があるかが焦点。

ギフテッド

2戦1勝。ジュニアカップ8着からの立て直し。東京適性や切れ味勝負には疑問が残り、やや苦戦ムードか。

コートアリシアン

2歳夏の新馬戦（東京1600m）を5馬身差圧勝→新潟2歳S2着→G1（阪神JF）6着。安定したパフォーマンスを発揮できており、メンバー中でも実績・信頼度が高い1頭。

ショウナンザナドゥ

4戦1勝。アルテミスS3着、阪神JF4着と重賞で好走。強烈な切れ味はないが、安定感があり崩れにくい。3連系の軸として魅力。

スライビングロード

2戦1勝で、前走未勝利戦を1400mで快勝。距離延長でプラスに働きそうだが、即重賞で上位に食い込むにはもう一押しが必要か。

ティラトーレ

4戦1勝。クイーンCと共同通信杯双方に登録。中1週になる可能性もあり出走は流動的。器用さがあり距離延長はプラスかもしれない。

マディソンガール

1戦1勝。リバティアイランドの下で話題性抜群。新馬の勝ち時計は平凡で馬体に緩さも残る。人気先行の懸念あり、勝たれたら仕方なしのスタンスも一考。

マピュース

3戦2勝で東京1600mの赤松賞勝ち。アルテミスSは7着も、500kg超の馬格と時計勝負に対応可能な点で侮れない。地味だが潜在能力は高そう。

ミラーダカリエンテ

6戦1勝。フェアリーS8着。逃げ先行力はあるが、ここで通用するか疑問。東京マイルで展開がハマらなければ厳しいか。

レイユール

3戦2勝。フェアリーS9着も同レースでは1番人気だった。赤松賞の走りが評価されており、単純な一度の凡走で見限るのは危険。注意したい。

ロンドボス

2戦1勝。赤松賞3着馬。切れ味があり、マピュースやレイユールとは大きな差がない。人気の盲点なら一発を狙える存在。

ロートホルン

2戦1勝。東京1800mの未勝利戦を好時計で勝利。逃げにはこだわらないが先行力はあり、展開次第では粘り込みまで。

クイーンカップのデータ分析

近年は初勝利直後の馬が連対するなど、実績を問わないレース傾向が強い一方、6着以下の大敗経験は減点材料になるなど、いくつかのポイントが見られます。

実績不問・キャリア5戦未満が有利

直近4年の連対馬8頭中5頭が初勝利直後。キャリア5戦未満で6着以下経験がない馬が狙い目。

休養明けでもOK

中9週以上の馬も1着4頭、2着4頭、3着2頭と少なくありません。極端に長期休養でない限り割引不要。

馬単万馬券はゼロ

1番人気が10年で5連対、6番人気以下の連対は2頭しかなく、馬単万馬券は1度もありません。荒れそうで案外そこまで荒れない印象。

クイーンカップの予想と買い目

今年の注目はマディソンガールの話題性ですが、新馬勝ちのみで下地が乏しく、人気先行の可能性大。

それよりも、重賞実績のあるショウナンザナドゥと、実力の裏付けがあるコートアリシアンを中心視したいところ。

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