AJCC2025予想！過去10年分の傾向から爆穴馬を厳選！

本記事では、地方競馬ライター蒼井がAJCC（アメリカジョッキークラブカップ）を予想！

地方競馬を予想してきた確かな目で、過去10年のデータ分析、参考レースや追い切り考察をしておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

AJCCの基本情報

開催日時	2024年1月26日（日）中山11R  発走 15:40
グレード	G2　4歳以上　別定
開催競馬場	中山競馬場
コース	芝2200ｍ・外回り

有馬記念の1か月後、中長距離路線での活躍を目指す馬達が激突します。

今年は実力馬の参戦も多く、例年以上に注目を集める1戦となりそうです。

AJCCのコース解説（中山2200ｍ）

皐月賞が行われる2000ｍは内回りで行われますが、こちらは外回りコースを使用。

向こう正面から3コーナーにかけての緩やかなカーブがひとつの肝となっており、勢いをつけてロングスパートできる馬が有利となります。

非根幹距離が得意な馬を見つけたなら、その馬が穴馬となることも多いコース。適性が求められるレースでもあります。

AJCC2025の出走想定表

出馬表を右にスクロールすると短評・寸評が表示されます。

1番人気が順当に好走することは少なく、1倍台でも着外となることが多いのがこのレース。

過去にはゴールドシップやガイアフォースも馬券圏外へと消えていきました。

一方、穴人気の好走はそこそこに目立っています。なかでも7番人気は2勝、馬券圏内4回とかなりの健闘ぶり。

非根幹距離だけに、思わぬ人気の盲点となる馬が激走したりするのもこのレースの特徴と言えるでしょう。

ワイドは上から1-2　1-3　2-3　の入線順

近3年はやや波乱傾向。人気が割れていた昨年はそれほど配当が付きませんでしたが、基本的に3連複はオッズが跳ねます。

1点買いで攻めたい人は馬連、ワイドもアリ。手広く買いたい人は3連系で儲けに行きましょう。

◎　波乱寄りの近年。3連系で儲けに行くのがベスト！

過去10年の枠番別データ傾向

どの枠がどう不利、というのは明確にないのがこの中山2200ｍというコース。

ただ、3着までを見るならば、母数の割に好走していない1,3枠は注意です。

また、不利と見られがちな7,8枠も、複勝回収率ではプラスの値。枠で嫌われて人気を落とすようなら、あえて買ってみても良いでしょう。

◎　実力馬でも不利を受けやすい内枠は割引。逆に外枠各馬に妙味？

過去10年の脚質別データ傾向

この時期の中山は、12月からのロングラン開催のちょうど中間。逃げた馬がそのまま残ることはなく、大体は先団3,4番手くらいから抜け出して勝利、というのがセオリーです。

となると、前走で逃げて好走した馬や、後方集団から直線だけで差し切ったような馬は割引対象。

競馬の戦法で王道と言われている、『横綱競馬』ができる馬と、中団の少し前くらいから差し切りを狙う馬がAJCCでは軸候補でしょう。

◎　前残りの観念は捨て、先行抜け出しを狙う馬から組み立てる

過去10年の年齢別データ傾向

年齢	着別度数	勝率	連対率	複勝率
４歳	2-4-2-15	9%	26%	35%
５歳	3-1-3-23	10%	13%	23%
６歳	4-1-3-27	11%	14%	23%
７歳	1-3-1-13	6%	22%	28%
８歳	0-1-1-21	0%	4%	9%

8歳となるとさすがに好走件数は減っていますが、7歳まではそれほど複勝率は変わりません。

ちなみに、明け4歳で好走した馬の特徴としては、前年にクラシック戦線を歩んでいた、というのが挙げられます。さらに好走した8頭中、皐月賞以降での馬券圏内があったのが5頭。

このデータをうまく使うのもキモかもしれません。

◎　8歳以上は割引。明け4歳はクラシックレースでの戦いぶりで判断

過去10年の種牡馬別データ傾向

AJCC・種牡馬	着別度数	勝率	連対率	複勝率
ディープインパクト	1-2-0-8	9%	27%	27%
ルーラーシップ	1-1-0-7	11%	22%	22%
エピファネイア	1-0-0-4	20%	20%	20%
ハーツクライ	1-0-0-4	20%	20%	20%
モーリス	1-0-0-3	25%	25%	25%
キングカメハメハ	0-1-1-8	0%	10%	20%
ノヴェリスト	0-0-2-1	0%	0%	67%
スクリーンヒーロー	0-0-0-5	0%	0%	0%
オルフェーヴル	0-0-0-2	0%	0%	0%
トゥザグローリー	0-0-0-1	0%	0%	0%

ボルトグフーシュを買おうとしている人にとっては、スクリーンヒーローの【0-0-0-5】は非常に引っかかるデータでしょう。

ところが、同じ条件のオールカマーやセントライト記念では彼の産駒であるウインマリリンやジェネラーレウーノがあっさり勝利。（全体では【3-1-0-11】と、そこまで悪いわけではない）

しかし上記2頭もAJCCでは着外で、なぜか1月重賞だけは異常に走らないデータとなっています。
これをどう捉えるかで買目に入れるか消すかが決まりそうです。

また、中山芝2200の重賞という条件全てで相性が悪い産駒が、エピファネイア（【1-0-1-9】）とオルフェーヴル（【0-1-0-7】）。

ダノンデサイルやビザンチンドリーム（エピファネイア）、ライラック（オルフェーヴル）には少し不安が募るデータです。

◎　スクリーンヒーロー、エピファネイア、オルフェーヴル産駒の取捨

過去10年の騎手別データ傾向

AJCC・騎手	着別度数	勝率	連対率	複勝率
ルメール	1-3-1-4	11%	44%	56%
横山典弘	1-1-0-4	17%	33%	33%
田辺裕信	1-0-0-7	13%	13%	13%
石橋脩	1-0-0-2	33%	33%	33%
キング	1-0-0-0	100%	100%	100%
戸崎圭太	0-1-1-5	0%	14%	29%
松岡正海	0-1-0-4	0%	20%	20%
浜中俊	0-1-0-0	0%	100%	100%
横山武史	0-0-1-2	0%	0%	33%
三浦皇成	0-0-1-6	0%	0%	14%
内田博幸	0-0-1-1	0%	0%	50%
大野拓弥	0-0-0-6	0%	0%	0%
石川裕紀人	0-0-0-3	0%	0%	0%
横山和生	0-0-0-3	0%	0%	0%
津村明秀	0-0-0-3	0%	0%	0%
吉田豊	0-0-0-2	0%	0%	0%
菅原明良	0-0-0-1	0%	0%	0%
木幡巧也	0-0-0-1	0%	0%	0%

過去10年で最も複勝率の高いルメール騎手。中山芝2200の重賞勝利数もトップで、13勝にものぼります。

ただ、近頃の競馬は『ルメールが乗るから』という理由で過剰人気になることもしばしば。特に今回乗るレーベンスティールは、かなりの癖馬です。
休養明け初戦からしっかり走れるか直前まで考慮する必要があります。

加えて、冬のルメール騎手はクラシックシーズンに比べて低調なこともよくあるため、『ルメールだから』という理由で押さえるのは危険です。

またダノンデサイルに乗る戸崎騎手ですが、中山2200mの重賞勝利は23回乗って1度のみ。加えて上位4番人気までは未勝利と、手放しの信用はしづらい状況です。

◎　上位人気が想定される2頭の騎手にはそれぞれに不安要素アリ。荒れ目想定も

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AJCCの予想に大事なキーポイント

アメリカジョッキークラブカップを予想するためのキーポイントを解説していきます。

前走	着別度数	勝率	連対率	複勝率
菊花賞	1- 3- 0- 6/10	10%	40%	40%
中日新聞杯	1- 1- 3- 3/ 8	13%	25%	63%
アルゼンチン共和国杯	1- 0- 1- 7/ 9	11%	11%	22%
有馬記念	1- 0- 0- 8/ 9	11%	11%	11%
天皇賞秋	1- 0- 0- 3/ 4	25%	25%	25%
チャレンジC	0- 3- 0- 3/ 6	0%	50%	50%
福島記念	0- 2- 0- 3/ 5	0%	40%	40%
ディセンバーS	0- 1- 0- 3/ 4	0%	25%	25%
中山金杯	0- 0- 1-11/12	0%	0%	8%
ディセンバーS(L)	0- 0- 0- 4/ 4	0%	0%	0%
エリザベス女王杯	0- 0- 0- 3/ 3	0%	0%	0%
アンドロメダS	0- 0- 0- 2/ 2	0%	0%	0%
アンドロメダS(L)	0- 0- 0- 2/ 2	0%	0%	0%

前残りの中山において、うまくペースを作ったアウスヴァールが逃げ切るかと思われたところを、内からするする抜けてきたレーベンスティールが交わして勝利。重賞2勝目のゴールインを果たした。

勝ちタイムはセントライト記念と比較してもたったの+0.2差。勝利したアーバンシックが菊花賞を制したことからも、当馬の実力もG1級と見てよさそう。

ただ、スタンド前で引っかかっていたように、気性難の課題は気にしておかなければならない。

逃げたアウスヴァールは、これ以上ない走りだったが、勝ち馬が強すぎた。前残りの馬場、展開になるようなら、引き続き警戒が必要になるだろう。

1000ｍ通過が58.7秒と、かなり速めのペース。その流れの中3番手から抜け出しにかかったボーンディスウェイだが、最後は脚を溜めたアルナシームとマイネルモーントに交わされた。

先行すればなかなかバテない持久力は魅力の一つだが、決め手に欠ける印象もある。

勝つには展開の助けも必要となりそうで、瞬発勝負となるとキレ負けそうだ。

参考レース③チャレンジカップ（G3）

参考レース⑤福島記念（G3）