大井記念2025予想！過去10年の傾向と参考レースから読み解く有力馬を公開！

本記事では、2025年5月21日（水）に大井競馬場で開催予定の大井記念を徹底分析して予想しています。

前哨戦を含めた参考レースや、過去10年分のデータから考察を行いましたので、的中率を上げるためにもぜひ最後までご覧ください。

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大井記念の基本情報

開催日時	2025年5月21日（水）大井11R  発走20:05
グレード	S1 4歳以上 南関東所属限定
開催競馬場	大井競馬場
コース	2000ｍ

大井競馬場で半世紀以上の歴史を持つ伝統の競走。

南関東所属の馬たちにとっては6月に行われる帝王賞の重要なステップレースとなっており、上位2頭に優先出走権も付与されます。

大井記念のコース解説（大井2000ｍ）

スタンド前から発走し、外回りコースを使用。

バックストレッチと直線の距離はやや長く、大きなコーナーを回ってきた各馬に、386ｍの地方最長の直線が待ち受けます。

帝王賞と同距離となるこのレース。
いかに速く駆け抜けるかが、本番に直結してくることとなるでしょう。

大井記念の出走表

出馬表を右にスクロールすると短評・寸評が表示されます。

大井記念過去10年のデータを分析

北日本新聞杯・過去10年分のデータを収集して分析を行いました。

各データ別に割り出した傾向をご紹介していきます。

過去10年の人気別データ傾向

1番人気の安定感は群を抜いていますが、一方で複勝率にはそこまで偏りはありません。

7番人気以下の中でも9番人気が連対率2割、複勝率3割となっているように、伏兵の台頭も珍しくないレースと捉えていいでしょう。

ただし、10番人気以下は別。
やはり帝王賞の前哨戦という事もあり大穴馬は全く好走していないため、過度な狙いは禁物です。

過去5年の配当傾向

ワイドは上から1-2　1-3　2-3　の入線順

一昨年のカジノフォンテン、2020年のオールブラッシュなど、過去に交流重賞で活躍していた馬の復活から高配当になっていることがある競走です。

人気がなくとも、実績馬はおさえておいた方が無難かもしれません。

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過去10年の枠番別データ傾向

勝率、複勝率は各枠でばらけていますが、6枠がオールゼロと言うのは気を付けておきたいところ。一昨年、ランリョウオーとギガキングといった実力馬2頭も着外に沈んでいます。

ちょうど中枠になるこの枠は、砂被り、コーナーの遠心力をかなり受けやすいポジションです。8枠が好成績なのも、ロスこそあれ、逆に不利を受けづらいのが理由でしょう。

過去10年の脚質別データ傾向

勝利こそ先行馬が多いですが、馬券内となるとここ最近は差し馬の台頭が目立っています。

ただし、彼らはいずれも交流重賞競走ないしJRAの重賞で勝利または好走を遂げている馬だということに注意。実力勝負のコースで先行有利のデータがある以上、ここを差し切るには水準以上の能力が求められます。

後方勢の能力がこの舞台で足りるかという見極めは非常に重要になってくるでしょう。

前哨戦回顧と考察

大井記念の前哨戦にあたるレースの回顧をふまえた考察を行っていきます。

参考レース①’25武蔵国オープン

最初の800mが12.5 – 10.7 – 13.0 – 12.0と安定しないラップ。前のケンタッキースカイが飛ばしたことも影響していますが、このペースで前から進めた馬は厳しい競馬に。ランリョウオー、ジョエルといった脚を溜めるレースでこそ輝ける馬は勝負所で後退していきました。

これを番手から抜け出して勝利したオピニオンリーダーは面白い存在になるかもしれません。
インをうまくついてコーナーで差をつけた矢野騎手の手腕もお見事。直線の長い大井でもB級で同じような競馬で勝てているなら評価は寧ろ上げていいでしょう。

参考レース②エイプリル賞（A2）

1000mの通過はブリリアントカップトライアルとほぼ変わらないタイム。
小頭数とはいえ締まったレースになりましたが、これを馬群の間から一気に抜けて来たのがハデスキーパー。最後は追い込んでくるダイバリオンとローズボウルと言った、元・JRA3勝クラスの馬達2頭を抑え切って勝利を挙げました。

脚を溜めれば最後はしっかり伸びてくる馬という事は証明してくれました。
が、現状のレベルでは南関重賞での好走にはちょっと遠いような気もします。相手なりに走るため引っ張られて上位に食い込んでくる可能性もありますが、軸に買うにはまだ少し早いような気も。

参考レース③ブリリアントカップ（S3）

小頭数ながらかなりの実力馬が顔を揃えた一戦。強風で向こう正面はスピードが出ないこともあり、逃げたヒーローコールにはかなりきつい競馬に。先行勢もこれは同様でした。

しかしそれを問題にしなかったのがキングストンボーイ。好位から外を回っての完勝劇は、完全に南関の中距離路線でトップクラスの力を持ったことを証明しました。

加えて、ライバルであるダテノショウグンを常に外からマークし、動きを制限しながら進出を遅らせたうえで自身は動きたいタイミングでトップに立っていくというのは鞍上の腕がなせる業。流石としか言えません。今回も当然大注目の1頭となるでしょう。

2着のリベイクフルシティは恐らくヒーローコールに次いで厳しい競馬を強いられた1頭。それで2着に来るのですから地力は高いです。

気にしたいのはヴィアメントの末脚。絶望的な位置から直線だけで3頭交わしています。もう少し前が流れるなら、3着以内ならあってもおかしくありません。

最終見解・印

帝王賞まであと2か月ちょっと。もういよいよ上半期の終わりもその姿をぼんやりと見せ始めてきました。なんたって宝塚記念が3週間後ですからね。

そんな時期に差し掛かってきたという事は、当然大井記念が盛り上がるという事。今年は昨年以上の豪華メンバーが顔を揃え、まさに南関東の代表決定戦と言う感じでかなり面白そうなメンバーが立ち並びました。どこから行っても穴を狙えそうかつ、的中もできそうな出走馬と言えるのではないでしょうか。

本命は逆らわず⑫キングストンボーイで。転厩して以後の重賞3戦で本命を打たず逆張りに近いことをしましたが、結果は全て撃沈。見事馬券が紙屑となって行きました。

しかもその内容はただ勝たれていたわけではありません。勝島王冠ではサヨノネイチヤ、報知グランプリカップではムエックス、前走のブリリアントカップではダテノショウグンと、南関トップホースを悉く撃破。刻んだタイムも速く、抜きんでた実力を持っているのは最早疑いようがないでしょう。いくら穴党と言えども、脱帽です。

ただ、対抗は⑮キタノヴィジョンで妙味を狙います。前走のかしわ記念も前を行く馬達には離されましたが、タガノビューティーには先着。元々展開待ちの面があるため、前がやり合うようなら差し込む、と言うのがこの馬のスタイルです。昨年の南部杯でもそれで穴を開けているため、前に行きたい馬が多そうな今回は絶好のチャンスと見ました。

単穴の⑬ヴィアメントも同様の理由でここまで評価を上げています。脚は確かなため、後は食い込み待ちと言ったところ。

今回、最内に入ったライトウォーリアは無印で。主戦である吉原騎手がキングストンボーイを選んだのに加え、中央所属時から成績の悪い内枠に入ったことやゲート難の再発、報知オールスターカップ以上に前へ行きたい馬が多いという面を考慮しての消し対象です。

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