弥生賞ディープインパクト記念2025予想！過去10年の傾向馬と有力馬を解説

2025年3月9日(日)は、弥生賞ディープインパクト記念が行われます。

先週の中山記念の記事で述べたように、当てることよりも儲けることが大切だと改めて感じた方も多いかと思います。

一方で、牡馬クラシック路線には「クロワデュノール」という明確な核がいることで、次点クラスの馬たちがトライアルからきっちり仕上げてくる構図が鮮明になっています。

実際、きさらぎ賞のサトノシャイニング、共同通信杯のマスカレードボールなど、完成度を重視して挑んできた馬たちが結果を残しています。

そんな中、弥生賞ディープインパクト記念も同様に”ムダ撃ち”と言われつつも、皐月賞トライアルとして見逃せない一戦となりそうです。

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弥生賞ディープインパクト記念の概要

この章では、弥生賞ディープインパクト記念の開催日時やレース条件、歴史や特徴などの基本情報をまとめています。

開催日時	2025年3月9日(日) 中山競馬場11R
グレード	G2
開催競馬場	中山競馬場
コース	芝2000m
性齢	3歳牡馬

皐月賞トライアルとして3着までに優先出走権が与えられます。

1着賞金5400万円、2着2200万円、3着1400万円で、皐月賞と比べれば低いものの、2着の賞金だけでも皐月賞3着と大差ない設定となっています。

弥生賞ディープインパクト記念のコース情報

この章では、中山芝2000mの構造と攻略ポイントを複数の観点から解説します。

スタートから1コーナーまで約405m

スタート地点は4コーナーの出口付近に設置されており、1コーナーまで約405mと比較的余裕があります。
しかし、スタート直後から坂を上るため、テンは上がりづらいのが特徴です。
頭数の少ないトライアルではペースが落ち着きやすく、スローペースになる傾向が強いです。

上り坂ときついコーナーワーク

1、2コーナーは角度がきつく、小回り特有の急勾配を上る形。
2コーナーを過ぎてから急坂を下る形になり、向こう正面でペースが安定しがちですが、ここで緩みすぎると後方勢のまくりが発生しやすい舞台でもあります。

直線310m＋急坂をもう一度

中山の内回り2000mは直線が約310mと短く、かつゴール前に急坂が待ち受けます。
スローペースからの瞬発力勝負になりやすいものの、坂を駆け上がるパワーと小回りへの器用さが求められます。

位置取りがカギ

近年は枠順の極端な不利は減った印象ですが、4コーナーで前にいないと差し届かないケースが多いです。
ペースが落ち着きがちな弥生賞では、後ろからの追い込みはより一層厳しくなります。

弥生賞ディープインパクト記念の出走馬

この章では、今年の登録馬をピックアップしてそれぞれの特徴を分析します。

アスクシュタイン

4戦2勝。

ホープフルS6着で、コスモス賞を7馬身差で圧勝している実績が評価点。
前に行く脚もあり、弥生賞を勝っても不思議はない存在。

アロヒアリイ

2戦1勝。

平場1勝級を出遅れて取りこぼし。
皐月賞馬ヴィクトリーやアンライバルドの近親で、中山2000m自体は悪くないが格的には厳しいか。

ヴィンセンシオ

2戦2勝で葉牡丹賞をレコード勝ち。

リトルジャイアンツを物差しに考えれば、共同通信杯3着相当の力はある。
勝つにはもう一押しが欲しいかもしれない。

ガンバルマン

5戦1勝。

未勝利戦を大外まくりで勝ち上がり。
ここは相手が一気に強くなり、さすがに厳しい印象。

クラウディアイ

3戦1勝。

京都2歳S3着、ホープフルS5着で、重賞戦線の上位争い経験あり。
ジョバンニとの比較でこの馬の評価も上がるだけに要注意。

ジュタ

3戦2勝。

ホープフルS4着後、若駒Sで順当勝ち。
3億2000万円の高額馬だけに大きな期待がかかり、完成度には疑問もあるが能力は十分。

ナグルファル

2戦2勝。

新馬、エリカ賞を連勝してここへ。
一気の相手強化でどこまで対応できるかが焦点。

ファウストラーゼン

3戦1勝。

ホープフルSで17番人気ながら3コーナー先頭の大まくりを打ち、3着に粘る。
気難しさはあるが破壊力もあり、侮れない個性派。

ブラックジェダイト

1戦1勝。

新馬戦を余裕残しで勝ち上がり。
時計平凡も、調教で好時計を出しており将来性は高い。
弥生賞という舞台は甘くないが、未知の魅力はある。

ベストシーン

5戦1勝。

1勝級で頭打ちな状況だが、マイルより中距離向き。
スローで流れれば差し込みの可能性もわずかに残る。

マイネルゼウス

7戦1勝。

1勝するまでに6戦要し、1勝級でも苦戦。
ここでは実績・力ともに不足感がある。

ミュージアムマイル

4戦2勝。

朝日杯FS2着で、黄菊賞も難なく勝利。
皐月賞路線の有力馬の一角として要注目。
中山2000mも問題なさそう。

レディネス

1戦1勝。

新馬戦を加速ラップで好内容勝ち。
キャリア1戦で弥生賞に挑むのはリスク大だが、秘めた資質は評価できる。

ロードガレリア

3戦1勝。

黄菊賞でミュージアムマイルに完敗。
芝2000m自体は向くが差を詰めるには大きな上積みが必要。

弥生賞ディープインパクト記念の過去の傾向と分析

ここでは、過去10年の結果から馬券内突入への条件を探っていきます。

重賞で5着以内かOP特別勝ち

これまでの2～3歳重賞に比べ、初勝利直後の馬の好走は一気に下がる。
例外は1着馬1頭、2着馬1頭、3着馬1頭のみで、弥生賞は甘くない印象。

ホープフルS組が堅実

ホープフルS、朝日杯FS組がともに4連対で最多。
特にホープフルSの5着以内馬は弥生賞でも好成績を残している。

キャリアは2～4戦が理想

2～4戦の馬がベストで、5戦以上になると高い壁に直面するケースが多い。
重賞以外で4着以下経験がある馬はさらに苦戦傾向。

1番人気は2勝、2着4回

意外と頭数が揃わずスローになりがちなレースで波乱は少ない。
それでも過信は禁物で人気薄の台頭も十分ある。

弥生賞ディープインパクト記念の予想と買い目

上位拮抗かつハイレベルなメンバー構成です。

ヴィンセンシオ、ジュタ、ナグルファル、アスクシュタインなどの好素材がいる中、私はミュージアムマイルを上位に取りたいと思います。

人気も割れそうなので、単勝で十分なオッズが見込めるでしょう。

3連単を買うなら点数が増えて配当妙味もそこまで見込めないと判断。
単勝と3連複で手堅く狙いつつ配分するのがおすすめです。

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