【菊花賞2025追い切り評価】最新全頭診断！時計と調教状態を解説

本記事では、競馬ライター蒼井が牡馬三冠の最終戦・菊花賞の追い切りピックアップ馬を公開！

競馬歴20年の確かな目で、菊花賞に出走する馬の追い切りを分析します。

▼追い切り評価順

評価	馬名	騎手	厩舎
S	エネルジコ	C.ルメール	美浦：高柳瑞樹
S	ミラージュナイト	藤岡佑介	栗東：辻野泰之
S	ヤマニンブークリエ	横山典弘	栗東：松永幹夫
A	エリキング	川田将雅	栗東：中内田充正
A	コーチェラバレー	西村淳也	栗東：安田翔伍
A	ショウヘイ	岩田望来	栗東：友道康夫
A	マイユニバース	武豊	栗東：武幸四郎
A	レッドバンデ	佐々木大輔	美浦：大竹正博
B	アマキヒ	戸崎圭太	美浦：国枝栄
B	ゲルチュタール	坂井瑠星	栗東：杉山晴紀
B	ジョバンニ	松山弘平	栗東：杉山晴紀
B	ジーティーアダマン	北村友一	栗東：上村洋行
C	アロンディ	団野大成	栗東：武英智
C	エキサイトバイオ	荻野極	栗東：今野貞一
C	ラーシャローム	岩田康誠	美浦：奥村武
C	レイヤードレッド	嶋田純次	美浦：手塚貴久
C	レクスノヴァス	横山和生	栗東：上村洋行

追い切り診断：ピックアップ馬

ここまで2回連続でS評価馬が好走しているG1追い切り。今年の秋はすべてのG1でこれを行う予定のため、できればパーフェクトと行きたいものです。え、なんで当の本人が馬券を全部外しているのかって？まあそんなことはいいでしょう（よくない）

エネルジコのS評価は当然とも言える感じ。軽く追われただけでビュンと伸びた切れ味は、京都の直線でより輝くように思います。SNSでは体調不安説もささやかれていましたが、動きを見る限りそういう風には思えません。古馬相手の新潟記念で激走したダメージも少ないでしょうし、動きは前走と同等かそれ以上に移ります。

穴馬ではミラージュナイトが良い動き。1週前のCウッドでラスト1ハロン11秒1の好時計を叩き出し、最終追いは坂路で行っていますが、ここで見せたリズム感が菊花賞の道中を想定する感じにビタリ。息遣いも良く、追ってからもしっかり伸びるのであれば3000mという長丁場で確実に生きてくるはずです。春からゆっくり仕上げてきた馬だけに、こういうタイプが案外ラスト一冠では好走します。

もちろん、セントライト記念で3着と好走したヤマニンブークリエも要チェック。ストライドがゆるやかで、軽く走るというよりはスタミナ勝負にぴったりという感じの動きです。鞍上も長距離戦は得意な横山典弘騎手ですし、春から継続騎乗で乗り続けているという怖さもあります。自在性のある馬だけに、どういう展開でも競馬はしやすそうなタチ。消耗戦でも瞬発戦でもOKなら、一気に穴を開けてしまうかも。

エネルジコ

加速に乗ってからは流石の伸び。
時計も前走以上の出来で、気合も乗って完全に仕上がった状態です。ラスト一冠に向けて余念のないつくりと見て良いでしょう。

ミラージュナイト

一週前のウッドでの動きがグンバツ。

坂路でのリズム感もばっちりで、穴のにおいがプンプンします。

ヤマニンブークリエ

のびのび走っているストライドが長距離向き。

リズム感、折合い、スピードを長距離仕様に仕上げてきていそうで、完全に狙っている感じがします。

エリキング

思い切り外を回して本番想定の追い。ゆったり攻めて気合も乗せた良い走りです。

コーチェラバレー

最終追いはリズム重視という感じです。前走とは雲泥の差という感じで、1週前の動きからも警戒はしておいた方が良いでしょう。

ショウヘイ

友道厩舎安定のポリトラック仕上げ。前進気勢も良く、ぐんぐん伸びて状態は最高潮です。

マイユニバース

馬場での感触を確かめるようなイメージ。軽めの追いで特筆するまでの動きではありませんでした。

ただ、前週は鬼のような時計を出している点はチェックです。

ライトトラック

一瞬の伸びがかなり良く、前哨戦の内容から急上昇。出来自体はバッチリで、仕上がったと見て良さそうな感じです。

レッドバンデ

がっしり併せて臨戦態勢は整った感じ。本番想定なら馬なりで整えたリズムが生きると見ます。

鞍上の手腕にも注目です。

アマキヒ

併せで遅れも取っています。切れ味抜群タイプでもなく、やや見劣り感も…。

ゲルチュタール

折合い重視の追いにも見えます。ストライドはのびやかで、息遣いも良い感じです。

ジョバンニ

あくまで状態維持の最終追い。可もなく不可もなく、皐月賞時点の抜群の出来とは遠い感も。

ジーティーアダマン

リズム感良く、前進気勢も見せる。闘争心溢れる動きと考えて良く、合格点でしょう。

アロンディ

悪くない仕上りには見えますが…。
フットワーク的に3000持つかが微妙な感じ。中距離というような気も。

エキサイトバイオ

7月以来の実戦ということを加味しても重い動き。あまり評価できない感じでしょうか。

ラーシャローム

仕掛けられてからもちょっとふらつき気味。抜群の体勢とは言えなそうです…。

レイヤードレッド

動いているがどうしても見劣りする。メンバーレベルも高くここでは家賃も高いです。

レクスノヴァス

ジーティーアダマンと併走。行きっぷりのいい僚馬に比べてやや不安の残るフットワークです。

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