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3連複5ボックスはいくらになる?買い方のコツやレース選びを解説!

3連複5頭ボックス買い方 競馬予想のコツ

3連単に先駆けて発売されたのが3連複。的中率を確保しつつ高い回収率が魅力の馬券です。

ただ、3連複ボックスの点数の計算は大変ですし、どの点数で買えばいいのか分からない方も多いはず。

そこで本記事では、3連複ボックスのおすすめの買い方や点数の計算方法、3連複ボックスで当てやすいレースなどを解説していきます。

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3連複ボックスとは

3連複ボックスとは、3連複で選択した組み合わせを全通り買うという馬券で、2002年の7月13日から販売が開始されました。

3連複は的中に着順が関係ない分、3連単より当てる難易度は低くなっています。ただ、3着までをすべて当てるというのはやはり難しく、配当倍率は高くなる馬券です。

3連複ボックスと3連複フォーメーションは何が違う?

3連複ボックスは、3着以内に来るであろう馬の組み合わせを全通り購入する形式

3連複ボックスは『3着以内に来るであろう馬を選んで買えばいいだけ』になります。
順不同の複式なため、3連単フォーメーションよりは点数も抑えられるやり方です。

反対に3連複フォーメーションは『1列目から3列目までを完璧に的中させる』ことが必要になってきます。順不同とはいえ、は購入点数が絞れると言っても、やはり当てづらい形式。

少額かつ、連複の的中を狙いたいときはフォーメーションよりもボックス買いがおすすめとなっています。

3連複ボックスは何点でいくらになる?

3連複ボックスの計算式はこちらになります。

選択頭数×(選択頭数-1)×(選択頭数-2)÷6

頭数 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18
点数 1 4 10 20 35 56 84 120 165 220 286 364 455 560 680 816

※点数計算に迷ったときは、点数計算シュミレーターを活用下さい。

詳細はJRAホームページに記載されているため省きますが、現実的なのは6点まででしょう。

2023年のG1レースで3連複の払い戻しが6000円を超えたレースは、24レース中9つと多くはありません
そのため、8点5600円のラインを超えるとプラスにならない可能性が高くなります。

逆にG1で1000円を下回ったレースはありません。
つまり、3連複5頭ボックスまでなら的中さえすれば、ほぼプラス収支になります!

このことから、3連複ボックスは5点。多くても6点までに押さえるのが良いでしょう。

3連複ボックスのおすすめの買い方

3連複のおすすめの買い方は、3連複5頭ボックスもしくは3連複6頭ボックスです。

この買い方であれば、的中さえすればマイナスになる可能性も少なく、高配当につなげることができるでしょう。

そこで、この3連複5頭ボックスと3連複6頭ボックスの使い分け方を解説していきます。

3連複5頭ボックスは本命、もしくは穴が絞れるときにおすすめ

3連複5頭ボックスは、馬券代1000円で予想を楽しめる。

3連複5頭ボックスは、3着以内の本命となる馬が決まっている場合や大穴を絞れるときに使える馬券の買い方です。

また、1000円以内で組み合わせを楽しむことができて、トリガミ(的中してもマイナスになること)を避けることができるので、一番おすすめの買い方です。

単純に有名な人気馬とオッズの高い穴になりそうな馬を選ぶという組み合わせもできるので、競馬初心者の方でも3連複ボックスから予想のやり方を覚えるのもいいでしょう。

3連複6頭ボックスは穴配当を狙うときにおすすめ

3連複6頭ボックスは、馬券代2000円の予算で大穴を狙える。
3連複6頭ボックスは、大穴を入れて高配当狙う場合におすすめの買い方です。
手広く大穴まで含めて選択することによって、高配当を狙うことができます。
ただ、3連複5頭ボックスに比べて購入金額も2倍の2000円となるので、トリガミを避けなければなりません。
こちらは、少し予想に慣れてきてから購入するほうがいいでしょう。

基本的には3連複5頭ボックスで購入しましょう

大穴が狙える時は6頭ボックス、それ以外は5頭ボックスで組み立てればいい。
2000円予算となると、1000円台で決まった時マイナスになる可能性も出てきます。とはいえ、絞って取りこぼすくらいなら…という思いはありますよね。
そういう時は『このレースに配当が期待できるかどうか』ということを今一度考えたうえで購入してください。例えば、人気2頭がどちらも好走しそうで、着内は固い…なんていう時は、2頭軸流しで穴を手広く拾うか、この記事で紹介しているように3連単を買う方が得策です。
一方、1000円予算であれば配当マイナスは少ないため、思い切って本命2頭を含めた5頭買いでもいいでしょう。基本は1000円の5頭ボックスで攻めつつ、大穴が期待できるときは2000円の6頭ボックスで攻める、という使い分けがいいのではないでしょうか。

3連複ボックスに向いているレース

「万馬券付近の配当を狙えるレースを選ぶ」
【3連複5頭ボックス、3連複6頭ボックスの買い方】

  • 超混戦で買いたい馬は選択できたが、軸が絞りにくいとき
  • 断然人気がいるが、軸にできる程の信頼度がないとき

3連複や3連単など、当てるのが難しい券種は穴目を攻め、大きな配当を得るのが目的となります。

ボックス買いは、軸流しやフォーメーションよりは安定しますが、点数が増えるため選択する馬を絞らなければなりません。

そのため、的中率は二の次1日に1,2レース当ててその日の収支をプラスに持ってくる回収率を重視する考え方がこの馬券の肝になります。

参考例:2023年 有馬記念

この年の古馬戦線で絶対的な存在感を誇っていたイクイノックスが引退し、一転混戦となった年末の有馬記念。

上位人気はかなり拮抗しており、単勝オッズは7番人気までは一桁を切るというかなり難解な一戦でした。

こういう1戦こそボックス買いが火を噴くレース。勿論、各馬をどう入れるかという予想センスは問われますが、混戦で軸を絞り切れないレースでボックス買いは非常に勝ちやすい買い方となります。

3連複ボックスの的中率・回収率を上げるコツ

3連複ボックスもただ購入するだけでは稼ぐことはできません。

そこで、これから購入する方に向けて、実際のレースをもとに的中率や回収率を上げるコツを解説していきます。

上位人気は多くても2頭までにする

上位人気3頭で買ってしまうと配当がかなり安くなるため、上位人気は多くても2頭までにするのが、回収率・的中率を上げるコツです。

3連複ボックスを買う際に気を付けなければならないのは「トリガミが発生しないようにすること」
点数が多くなる分、本命同士で決まってしまうと配当が安くなることが良くあります。

場合によっては1000円買ったのに500円しか戻ってこない、という当たったのにぬか喜びになることも

それを防ぐために、本命、中穴、大穴人気でそれぞれ頭数を分配します。

本命、本命、中穴で決まってトリガミとなることはめったにありませんから、基本的にはプラスになります。

3連複5頭ボックスが基本。どうしても絞れない時だけ3連複6頭ボックス

おすすめする買い方は以下の通り。

【3連複ボックスの基本的な買い方】

  • 本命人気(オッズ1.0~9.9)2頭
  • 中穴人気(オッズ10.0~30.0)2頭
  • 大穴人気(オッズ40倍以上)1頭

穴を狙うなら本命を、大荒れはないと予測するなら大穴を切ったりと状況によって頭数は入れ替える必要がありますが、1000円でボックスを買うなら基本はこの考え方がベスト。

どうしても混戦で2頭ずつないし、大穴を削ってでも本命サイドを3頭買いたいという時は6頭BOXでもいいでしょう。

ただし、前述の通り点数が増えるため6頭BOXの多用はお勧めしません

参考例①:2024年 ジャパンカップ

下馬評はドウデュース優勢だったものの、近年類を見ない海外強豪馬の参戦や相性のいい3歳牝馬チェルヴィニアなどの出走によって、人気の数字以上に混戦気味だったジャパンカップ。

こういう混戦の時こそ、3連複BOXの出番です。本命枠に③ドウデュース⑧オーギュストロダンの2頭をピック。中穴に⑦シンエンペラー⑩ドゥレッツァ。実績馬が強力なため大穴人気の台頭はあっても1頭と見て、⑤シュトルーヴェのみで3連複を購入すると…

1000円で1万2230円の払戻し!実績馬である2着の2頭が人気していなかったことも大きな要因です。

こういう混戦で、実力馬が多数出ているレースでは3連複BOXはねらい目となります。

参考例②:2024年 天皇賞・秋

ドバイ以来となる女王・リバティアイランドに、古馬路線の王者として立ちはだかるドウデュース、めきめきとその頭角を現してきたレーベンスティールと3強体制になっていたこのレースは、どの馬から行こうかと頭を悩ませた方も多いのではないでしょうか。

しかし「〇強」というようなレースは、意外とBOX買いがハマったりします。なぜなら「〇強は〇強で決まらない」という提言があるからです。

昔で言えばトウカイテイオーVSメジロマックイーンや、ナリタブライアンVSマヤノトップガンの天皇賞・春。最近ならイクイノックスVSドウデュースの天皇賞・秋など。つまり、3強のうち1頭を切ることができれば、あとは6頭BOXで買うだけ。的中に大きく近づきます。

3強のなかでは最も人気が低く、国内G1は初出走となる⑭レーベンスティールを切り、本命枠に⑦ドウデュース⑫リバティアイランドを選択。中穴に大阪杯の覇者①ベラジオオペラ、宝塚記念で復調を見せていた⑥ソールオリエンス。大穴としてソールオリエンスに勝利しているダービー馬④タスティエーラと、前走の毎日王冠であわやの逃げ切りを見せた⑥ホウオウビスケッツを選べていると…

2000円で10万2180円の払い戻し!3強のうち2強が飛び、人気薄の2頭が突っ込んできたのが大きな要因でした。3強のうち2強は来るだろうと予想しても、どうにも自信が持てない時などはこのようにBOXで広げてしまうのもおすすめです。

 3連複ボックスのメリット

ここからは3連複ボックスのメリットについて触れていきます。

1.想定外の組み合わせにも対応できる

フォーメーションや軸流しを買っていると、列や紐、軸の抜けで馬券を外すことはよくあります。そういう時に決まって言うセリフが「ボックスにしとけばよかった」

そう、その言葉の通り、ボックス購入ならたとえ軸が抜けても、購入全ての馬番組み合わせを拾うため問題なく的中できます。◎が来なくとも、▲→△→△で的中するのがこの形式の強みです。

2.少ない予算で高配当が狙える

3連単で高配当を狙う場合、紐を広げないと厳しく、馬連や馬単だと絞って厚めに買うのがベター、と言われています。

ただ、この3連複は少ない点数で高配当を狙える数少ない形式です。

次の項で記しますが、買い方次第ではフォーメーションや軸流しよりはるかに高配当を狙えます。

3.連単に比べて順不同が強み

もし3連単で超万馬券が出た時、3連複もそれに準ずるように高配当がなることがほとんど。

そういうレースで中穴以降の馬を2頭以上拾えていたとき、3連複は通常の3連単に匹敵する配当になります

たとえば2022年のプロキオンSは4番人気→14番人気→12番人気の大波乱でしたが、本命寄りと大穴2頭を拾えていた場合、3連複は14万7000円と超高配当

3連単は71万でしたが、普段のレースであれば14万は3連単で波乱目を拾えていたときの配当です。この金額が順不同で当たるのですから、3連複BOXも十分に可能性を秘めている券種と言えるでしょう。

3連複ボックスのデメリット

ここからは3連複ボックスのデメリットについて触れていきます。

1.買い方によってはトリガミになる

前項で軽く触れた通り、3連複のボックスは点数がかさみます。

そうなると、的中しても購入金額より少ない配当が戻って来る、いわゆる『トリガミ』ということが起き得ます。これは100円馬券を買っている人は基本的に起きない現象ですが、点数が増えてくると発生する確率はより高くなります。

そうならないために、後述する買い方がおすすめになります。

2.購入資金が高い

1000円で5点、2000円で6点全ての組み合わせを購入できるという点では、BOXは大きな魅力です。

ただ、これが軸流しだとどうでしょう。3連複の場合、1000円で相手に5点買えるのは変わりませんが、2000円だともう100円追加で出せば7点買えます。確固たる軸馬がいて、その相手に7頭も購入できるのであれば、当たる確率は非常に高いでしょう。

また、フォーメーションで購入する場合、2100円資金はうまく買えば3列目に11頭並べることができます。18頭立てのレースで3列目に11頭いれば、1,2列目の選択がベストな場合、BOX買いに比べて当たる確率はかなり高くなります。

なんでもかんでもボックスで購入するのではなく、穴を狙えるレースや、相手を絞り切れないレースなどによって形式を使い分けるというのが大事なことです。

3.単純に難しい

馬券なんて全部そうだろ!と言われればそれまでですが、やはり競馬において1~3着を当てるのは、相当難しいです。ボックス買いで5頭買うなら、1,2着を順不同で当てる馬連の方が、難易度的には優しくなります。

そして馬連も侮れません。入線の仕方によっては3連複よりいい配当を生み出すこともあるので、ダントツ人気がいるレースなどではオッズに警戒しましょう。

3連複ボックスで購入していたら万馬券だったケース

3連複ボックス買いなら13万円が的中ですが、3連複フォーメーションで外れてしまった事例がこちら。

2024年11月2日のファンタジーS。
1列目④モズナナスター(10番人気)を置き1着
3列目⑫ダンツエラン(4番人気)⑬ベルビースタローン(15番人気)が入線しているものの、2列目が来ていないためはずれ

穴を拾えてもなんにもならないフォーメーション馬券の典型例です。

上記のように1列目と3列目の馬だけ3頭来てもダメで、2列目の馬と3列目の馬だけが来てもダメ、ということです。

こうなると当てる難易度は3連単フォーメーションとさして変わらないため、大穴一発狙いをするとき以外は購入を控えた方が賢明です。

つまり、3連複5頭ボックスは的中率を維持しつつ、高配当も狙える有効な買い方ということが分かりますね。

まとめ

3連複は3着までを順不同で当てるという券種ですが、3連単同様、当たった時のリターンは見込め、万馬券もとることができるこの券種。買い方によっては1.5~2万円の配当を掴むこともできるため、おすすめの券種となっています。

それを3連単に比べて安い資金で購入できるというのも大きなポイント。ある程度3連複ボックスで慣れてきたら、順番を当てる3連単に移行するという人も多くいます。コツをつかむためにまずは3連複で万馬券を狙ってみてはいかがでしょうか。

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