東海菊花賞2024予想！過去レースから読み解く有力馬を予想！

東海菊花賞のデータ傾向

※条件変更のため傾向なし。

東海菊花賞の前哨戦回顧・考察

徽軫賞2024予想の最終見解・印

東海菊花賞がJRAとの交流重賞として開かれていた際の歴史を紐解いてみたのですが、最終年度に勝っている馬の名に惹きつけられました。そう、ダートの名牝ファストフレンドです。

迷（？）実況された馬というイメージが強い人もいそうですが、そんなことはなくしっかりと名馬。中央牝馬としての重賞9勝は歴代4位タイの記録で、このレースで記録した2.40.8のタイムは2012年、エーシンモアオバーに破られるまで旧名古屋競馬場のレコードタイムとして記録されていました。しかもこのレースをステップに年末の東京大賞典まで勝ち、当年9戦5勝・G12勝の記録だったのですから「それなりに強い」だけでは成し得ない成績だったと言えるでしょう。NARグランプリの特別表彰馬に選出されたのも納得です。

そんな伝統重賞は今年からまた生まれ変わり、年末の名古屋大賞典へのトライアル競走として施行されます。◎は転入初戦の⑤ベルウッドグラスで行きましょう。正直、環境変化に加えていきなりの遠征に重賞、アンタンスルフレにラッキードリームらが相手と楽ではない条件ですが、馬自体の実力は3勝クラスでもまだそこそこやれたはず。それでも転厩となると裏事情も加味したいところですが、馬主も変わっていませんし、まだまだここから伸びしろがあったとみるなら地方での活躍を願って転厩させたと見ます。

1勝、2勝クラスを連勝した時の勝ち方はなかなかでしたし、ここもアンタンスルフレに行かれることなく自分でペースを作ることができるなら頭まであり得るのではないでしょうか。金沢ヤングチャンピオンでミヤギロードを馬券圏内に持ってきた加藤翔馬騎手の手腕にも期待します。

対抗には前走で北國王冠3連覇を成し遂げた⑨アンタンスルフレを。今年は先行できておらず不本意な競馬が続いていましたが、得意の金沢2600mで馬が一変。先手を取り切ってマイペースの競馬をしてくれました。東海菊花賞も昨年制しており、再度輝く可能性も秘めています。ベルウッドグラスの出方次第ですが、最悪2番手でも。

▲は復調気味の⑦エアアルマス。元々は中央でダートグレードも制し、一時はフェブラリーステークスの最有力候補にまで上がった馬。怪我のせいで調子を落とした時期もありましたが、それでもG1で5着に入ったように地力はかなりあります。競り合いに持ち込んだイヌワシ賞の走りで少しずつ走りが元に戻ってきたようにも見えましたし、人気しないなら絶好の穴です。

△に地道に力をつけてきた①マッドルーレット。②ラッキードリームは不振と遠征を考慮して☆まで。