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兵庫ジュニアグランプリ2024予想!過去傾向から読み解く有力馬を予想!

兵庫ジュニアグランプリ2024予想 地方競馬重賞予想
兵庫ジュニアグランプリ2024予想

本記事では兵庫ジュニアグランプリを徹底分析して予想しています。

過去10年のデータ分析、参考レース考察をしているのでぜひ最後までご覧ください。

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兵庫ジュニアグランプリ2024の基本情報

開催日時 2024年11月21日(木)園田11R 発走 15:50(予定)
グレード Jpn2 2歳 指定交流競走
開催競馬場 園田競馬場
コース ダート1400m

今でこそダートグレード競走もあり、ネクストスター競走のチャンピオンレースも実施されている園田競馬ですが、最も古い歴史を持つのはこのレース。

ただ、創設の1999年から現在まで、地元兵庫の優勝馬はまだいません。

兵庫ジュニアグランプリのコース解説(園田1400m)

スタンド奥のポケットからスタートし、コースを一周する当競走。

園田の砂は深く、発馬がほかの競馬場と比べてもかなりカギになってきます。

地方最短の直線も相まって後方勢にはほぼ出番がありません。道中上がっていける脚があるかどうかも大きな着目点になってきます。

兵庫ジュニアグランプリの出走表

出馬表をスクロールすると短評・寸評が表示されます。

馬名 性別 馬齢 斤量 騎手 所属地区 調教師 寸評 短評
1 1 ジーニアスレノン 2 56 廣瀬航 園田 保利良平 捲れれば 2戦続けて惜しい競馬。ただ今回は最内枠がどうか。
2 2 ヤマニンシュラ 2 56 幸英明 栗東 斉藤崇史 評価微妙 前走勝利もパフォーマンスに疑問。内枠のDメジャーは捨てきれないが。
3 3 サンジュウロウ 2 56 笹田知宏 園田 飯田良弘 経験積み 前走の時計は水準。ここは経験を積んでどこまでやれるか見どころ。
4 4 ラピドフィオーレ 2 56 赤岡修次 園田 田中範雄 平行線か 4枠は好枠、不利枠どちらともとれる。包まれなければワンチャンスあり。
5 5 キミノハート 2 55 小谷周平 園田 吉見真幸 真価問う 前走はラピドフィオーレを追走の上内で砂を被り惨敗。隣枠の外で出方は見られるが…
5 6 コパノヴィンセント 2 56 吉村智洋 美浦 上原博之 最上位か 新馬の勝ち方もよく府中でも2着なら適正も幅広い。先行力もあり戴冠十分か。
6 7 ハッピーマン 2 56 坂井瑠星 栗東 寺島良 発馬不安 ゲートがそれほどうまくない。実力はあるが滑りやすい園田では発馬に不安も。
6 8 ヴィグラスデイズ 2 56 服部茂史 北海道 村上正和 あと一歩 実力は十分だが大舞台で一歩足りない。初の1400も不安材料。
7 9 シャインミラカナ 2 56 亀田温心 栗東 北出成人 出脚注目 前走は出遅れを挽回して勝ち切り。地味ながらも強い競馬だったがやはりゲートに不安…
7 10 マナヴァルキューレ 2 55 大山龍太郎 園田 坂本和也 通用疑問 未勝利、門別でも下級では狙いようがない。
8 11 ベラジオドリーム 2 56 吉原寛人 北海道 田中正二 横綱相撲 2戦続けてハイペース、重賞の厳しい流れを先行して2着は実力十分。展開次第ではあっさりも。
8 12 コスモストーム 2 56 秋山稔樹 栗東 北出成人 展開注文 ハイペース番手でも勝ち切ってはいるが、前走の勝ち時計は遅い。大外でどこまでやれるのか。

兵庫ジュニアグランプリの過去10年の人気別データ傾向

※2014~2024年のデータ使用。

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1 5-1-1-3 50% 60% 70%
2 2-3-3-2 20% 50% 80%
3 1-2-2-5 10% 30% 50%
4 0-2-0-8 0% 20% 20%
5 0-1-2-7 0% 10% 30%
6 1-1-1-7 10% 10% 20%
7 1-0-1-8 10% 10% 20%
8 0-0-0-48 0% 0% 0%

7番人気までは幅広く好走します。

特に道営勢は100倍越えの大穴オッズでも3着に突っ込んだバリスコアなどもいるように、このレースではやはり要注意な存在になります。

実績より人気していないようであれば要注意です。

兵庫ジュニアグランプリの過去5年の配当傾向

ワイドは上から1-2 1-3 2-3 の入線順

2019年 枠番 馬番 人気 単勝 複勝 枠連 馬連 ワイド 馬単 3連複 3連単
1着 3 370 110 400 390 160 920 230 1640
2着 2 100 160
3着 1 100 140
2020年 枠番 馬番 人気 単勝 複勝 枠連 馬連 ワイド 馬単 3連複 3連単
1着 1 190 100 1410 1140 270 1380 430 3040
2着 4 160 120
3着 2 100 240
2021年 枠番 馬番 人気 単勝 複勝 枠連 馬連 ワイド 馬単 3連複 3連単
1着 2 250 110 180 280 160 580 1020 3270
2着 1 110 470
3着 5 200 490
2022年 枠番 馬番 人気 単勝 複勝 枠連 馬連 ワイド 馬単 3連複 3連単
1着 2 370 150 1950 1810 500 3250 8210 20840
2着 5 210 1240
3着 6 470 1810
2023年 枠番 馬番 人気 単勝 複勝 枠連 馬連 ワイド 馬単 3連複 3連単
1着 1 240 110 330 330 160 540 660 2070
2着 2 110 300
3着 5 150 320

近年こそ大人しめな配当ですが、荒れる時は思い切り荒れます。

特に今年は毎回好走傾向の強い函館2歳S出走組が参戦なしの傾向。

雰囲気的にはローズジュレップが勝った2016年(3連単30万)に似ています。

◎ 近年はそこまでも今年は要警戒。荒れ目に張ってもよし。

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兵庫ジュニアグランプリの過去10年の枠番別データ傾向

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1 2-0-1-7 20% 20% 30%
2 0-4-0-6 0% 40% 40%
3 2-0-1-7 20% 20% 30%
4 1-0-2-6 11% 11% 11%
5 0-2-1-16 0% 10% 15%
6 3-1-3-13 15% 20% 35%
7 1-3-1-15 5% 20% 25%
8 1-0-1-18 5% 5% 10%

5枠の勝率ゼロ。コンバスチョンも2着、メイショウテンスイも2着。人気馬が善戦こそすれど勝ち切れていません。なかなか単騎で行きづらいレース故に、スタートからしばらく外目を走らされやすい枠ということも影響しているでしょうか。

一方やはり内枠は好走傾向。ロスなく回りやすいことを考えると絶好枠でしょう。

◎ 内枠買いがベター。挟まれやすい4,5枠は割引を。外枠は寧ろ後方待機か。

兵庫ジュニアグランプリの過去10年の脚質別データ傾向

脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率
逃げ 4-2-1-11 22% 33% 38%
先行 4-7-4-16 12% 35% 48%
差し 2-1-4-33 5% 7% 17%
追込 0-0-1-28 0% 0% 3%

短距離戦らしく前目につけた馬たちの好走率がかなり高いです。基本的には前狙いでいいでしょう。

ただ、このレースは2歳のグレードレース。スピードを求めるあまり前が厳しい流れになり、後方待機の馬が好走することも見受けられます。

完全に切るのは避けた方がよいです。

◎  前目につける馬たちを主軸に。ただ紐には後方待機勢も

兵庫ジュニアグランプリの過去10年の所属別データ傾向

所属 着別度数 勝率 連対率 複勝率
北海道 1-2-3-10 6% 18% 37%
園田 0-0-0-20 0% 0% 0%
西脇 0-0-0-20 0% 0% 0%
栗東 5-5-3-17 16% 33% 43%
美浦 3-3-3-9 16% 33% 50%

北海道1勝、栗東5勝、美浦3勝の内訳です。

勝利数だけ見るとJRA優勢ですが、複勝率は道営と栗東に大差ありません。昨年も馬券圏内こそ届きませんでしたがストリームは4着に好走。簡単に切り捨てると痛い目にあいます。

◎ JRA優勢も、穴を見るなら北海道所属を狙うべし。

兵庫ジュニアグランプリ:予想に大事なキーポイント

兵庫ジュニアグランプリを予想するためのキーポイントを解説していきます。

ポイント① 道営勢は重賞経験勢を狙うべし

道営重賞 着別度数 勝率 連対率 複勝率
サッポロクラシックC 1-0-1-1 33% 33% 66%
ネクストスター門別 0-0-0-2 0% 0% 0%

強力なJRA勢に立ち向かうのは道営勢が主。彼らが勝てるとしたらやはり中央馬より多く走っているレース経験がものを言います。

1200mの早い流れを経験し、好走した馬は特にねらい目

ネクストスター門別組もストリームやトラジロウが昨年は頑張りました。今年も要警戒です。

  道営重賞好走馬

  • ベラジオドリーム(サッポロクラシックC、ネクストスター門別2着)

兵庫ジュニアグランプリ記念の前哨戦回顧・考察

兵庫ジュニアグランプリの前哨戦にあたるレースの回顧をふまえた考察を行っていきます。

参考レース① 兵庫ジュベナイルC(重賞)

場名 レース名 グレード コース 距離 天候 馬場
9 19 園田 兵庫ジュベナイルC 重賞 ダート 1400
着順 馬名 性別 性齢 斤量 騎手 走破タイム 1着とのタイム差 上り3F 人気
1 ラピドフィオーレ 2 55 赤岡修次 1.31.8 39.6 4
2 キミノハート 2 54 吉村智洋 1.32.1 0.3 40.4 2
3 ジーニアスレノン 2 55 廣瀬航 1.32.3 0.5 39.5 5

逃げたキミノハートはマイペースで進めた。道中突かれ気味の展開になっても惑わされず自身のペースを貫いたことで、逆に後続に脚を使わせて2着に粘りこんだ

動きたがったジューンコメットやビーチボーイは自滅の印象もあり、結果的に追い出しを一呼吸遅らせたラピドフィオーレが指示を出された瞬間勢いに乗ってたたき合いに持ち込んだ。指示に素直に従う印象も強く、これほどしっかり抜け出すと前走負けた理由が内を嫌ったようにも思える。内枠の際は再度凡走への警戒が必要になりそう。

新味を見せたジーニアスレノン、追いこんできたイザグリーンライトは要注目。前が流れればいつか見せ場がきそう

参考レース② 2歳未勝利(中京)

場名 レース名 グレード コース 距離 天候 馬場
9 14 中京 2歳未勝利 未勝利 ダート 1400
着順 馬名 性別 性齢 斤量 騎手 走破タイム 1着とのタイム差 上り3F 人気
1 ヤマニンシュラ 2 55 川田将雅 1.25.3 37.6 1

好スタートから先手を取ったヤマニンシュラがそのまま押し切り勝ち。

前半3Fを35.3秒で通過してそのまま残し切った形だが、走破タイム自体は平凡。

同条件の勝利馬かつエーデルワイス賞を勝ったミリアッドラヴとは1.4秒差で、最後も脚が上がっていたことを考えると過度な信頼は避けた方が賢明か。

ただダイワメジャー産駒らしく競り合いには強そう

参考レース③ なでしこ賞(1勝クラス)

場名 レース名 グレード コース 距離 天候 馬場
10 20 京都 なでしこ賞 1勝 ダート 1400 稍重
着順 馬名 性別 性齢 斤量 騎手 走破タイム 1着とのタイム差 上り3F 人気
1 コスモストーム 2 56 秋山稔樹 1.26.1 38.7 7

スタートから稍行き脚がつかず控える形になったものの、結果的にはこれが功を奏した。

先行争いを繰り広げた馬達が1頭ずつ後退していく中、最後はしっかり脚を使い一気に差し切っての勝利。

とはいえ、やはり前半の先頭争いが激しかった影響もあり前掲ラップ(34.5-39.1)。上り3F2位のタイムといえども、前年比+1.4秒でこのレースの平均よりも遅いタイムを記録している。こちらも手放しの信用は寄せづらいか。

参考レース④ ネクストスター門別(H1)

赤文字は該当レース優勝馬で今回出走なし

場名 レース名 グレード コース 距離 天候 馬場
10 3 門別 ネクストスター門別 H1 ダート 1200
着順 馬名 性別 性齢 斤量 騎手 走破タイム 1着とのタイム差 上り3F 人気
1 ミラクルヴォイス 2 56 松井伸也 1.13.5   37.3 4
2 ベラジオドリーム 2 56 岩橋勇二 1.13.7 0.2 38.2 2
6 ヴィグラスデイズ 2 56 服部茂史 1.15.0 1.5 39.5 5

Hペース故に前崩れとなったこの競走だが、大外から一気に捲って抜け出したミラクルヴォイスがそのまま末脚を炸裂させて勝利。2着のベラジオドリームはハイペースに強いが、それ以外の馬は末脚を使える馬が好走した印象。

ベラジオドリームはこのレースの前に出走したサッポロクラシックCでもHペースの中先行勢で唯一2着に残る走りを見せており、消耗戦でも相当強い仕上がりや完成度も高いため要注意の1頭である。

参考レース⑤ 2歳新馬(京都)

場名 レース名 グレード コース 距離 天候 馬場
6 15 京都 2歳新馬 新馬 ダート 1200
着順 馬名 性別 性齢 斤量 騎手 走破タイム 1着とのタイム差 上り3F 人気
1 ハッピーマン 2 55 坂井瑠星 1.13.4 36.8 2

やや出脚は悪く、先団後方からレースを進めたハッピーマン。

直線で外に持ち出すとアメリカンビキニを交わして先頭に。上り最速の末脚でそのまま後続を引き離してデビュー勝ちを飾った。

平均1Fは12.2秒と水準だが、懸念はスタートの悪さ。次走のヤマボウシ賞でもゲートのではよくなく、スタートで滑りやすい園田だとゲートで失敗する可能性も大きい

この点は注意が必要か。

参考レース⑥ 2歳新馬(中山)

場名 レース名 グレード コース 距離 天候 馬場
9 7 中山 2歳新馬 新馬 ダート 1200
着順 馬名 性別 性齢 斤量 騎手 走破タイム 1着とのタイム差 上り3F 人気
1 コパノヴィンセント 2 55 佐々木大輔 1.13.3 37.6 4

スタート後、無理に先頭争いに付き合わず、一呼吸置いた4番手にグッと下げた鞍上佐々木大輔の好判断により、絶好の手応えで直線に向かう。

坂の上りまで進路があかなかったが、外に持ち出した後はしっかり脚を伸ばして突き抜けて完勝。着差以上の強さを見せた。

次走の府中でも好走しており、中山の1200m専用機ではなく幅があるところを証明

この先活躍するという予感もにおわせた

兵庫ジュニアグランプリ2024予想の最終見解・印

◎ ⑩ ベラジオドリーム
〇 ⑥ コパノヴィンセント
▲ ④ ラピドフィオーレ
△ ⑦ ハッピーマン
△ ⑧ ヴィグラスデイズ
☆ ① ジーニアスレノン

先日、X(旧Twitter)にて園田金盃の投票が始まっていました。続くようにして金沢もファンセレクトカップの投票が、中央でも有馬記念のファン投票がスタート。いよいよ年の瀬の足音が徐々に徐々に近づいてきたような感じがします。年中競馬脳なので競馬で四季を感じるような男ですが、皆さんもそうであったりしませんかね?道営競馬もオフシーズンに入ったこの時期になると、もう今年も終わるなあとか毎年思い始めているのですが、気が早いですかね?

2歳馬にとっては全日本2歳優駿前最後の交流ダートグレードとなる兵庫ジュニアグランプリは、本命を⑪ベラジオドリームで。

大外枠が先行馬にとって不利なのは百も承知ですが、吉原寛人騎手なら何とかしてくれるだろうという願望と、ハイペースの道営重賞を2戦続けて先行して2着に来ているという点が大きな評価点。ベラジオドリーム以外の先行勢は2戦とも軒並み壊滅して惨敗している中唯一粘りとおしているのですから、消耗戦にあれば経験の差も相まって負けないのではという期待が強いです。

何より、ここでの好走は勝利した道営相手にリベンジするにはうってつけの実績になります。

対抗に⑥コパノヴィンセントを。新馬戦の勝ち方もさることながら、前走で初の府中に1400mながらメルキオルの2着に粘り通した二枚腰も評価します。

中山ダート1200で勝利を挙げた馬は、その条件だけ得意かスピード、パワーに長けていて他の場でもしっかり活躍できる馬かの2択だと私は思っているのですが、コパノヴィンセントはどうやら後者。短い中山の直線であのパフォーマンスができ、直線の長い府中でも2着に来ることができるのならここは十分勝負になります。

▲に地元園田の④ラピドフィオーレ。ネクストスター園田は勝ち馬が強すぎました。同じ距離で包まれなければここの好走は中央馬相手でもあり得そう。

人気が予想される⑦ハッピーマンは発馬不安で△まで。道営⑧ヴィグラスデイズと、捲って着までならという期待で①ジーニアスレノンまで印を回します。

   

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この記事を書いた人
蒼井 隼

1990年代生まれの20代ライター。ほぼ年齢と同じくらいの時間を競馬と共にしてきた。「オッズを疑え」が信条で、大本命がいるレース程穴馬探しに燃える。(ゆえに的中率は低いが当たるとでかい)
最近の推しは道営の雄シルトプレに岩手所属のサクラトップキッド。
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