本記事では平和賞を徹底分析して予想しています。
過去10年のデータ分析、参考レース考察をしているのでぜひ最後までご覧ください。
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地方競馬成績 | 45戦37勝8敗(トリガミ2回) |
---|---|
的中率 | 86% |
回収率 | 343% |
馬券代 | 450,000円 |
配当額 | 1,543,500円 |
収支 | 1,093,500円 |
利用料金 | 無料 |
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平和賞の基本情報
開催日時 | 2024年10月30日(水)船橋11R 20:05発走 |
---|---|
グレード | S2 2歳限定 地方全国交流競走 |
開催競馬場 | 船橋競馬場 |
コース | ダート1600m |
船橋競馬場の前身、柏競馬場時代に発足し、1949年から続く歴史ある伝統競走です。
ここを勝利した馬が全日本2歳優駿や翌年のダート3冠(旧・南関東3冠競走)で活躍することも多く、注目度はかなり高い競走です。
平和賞のコース解説(船橋1600m)
スタンド前でスタートし、すぐにスパイラルカーブへ。先行したい馬にとってはダッシュ力がかなり求められるコースです。
船橋1600を先行して押し切るにはこのカーブと白い砂への順応が必要。後方勢も後方勢で相当切れる脚をもっていないと先行する実力馬には追い付けません。
真の実力勝負になるコースと見ていいでしょう。
出走表
印 | 枠 | 番 | 馬名 | 性別 | 馬齢 | 斤量 | 騎手 | 所属地区 | 調教師 | 寸評 | 短評 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | オニアシ | 牡 | 2 | 55 | 御神本訓史 | 浦和 | 藤原智行 | 近走不振 | 船橋初に加えて脚質がいまいち安定しない。軽視でも。 | |
2 | 2 | ハセノブライアン | 牡 | 2 | 55 | 本橋孝太 | 船橋 | 張田京 | 遅めなら | 2走前はアッカーマンに力の差を見せられた印象。もう少し前が残る流れになれば。 | |
3 | 3 | プローラーテイオー | 牡 | 2 | 55 | 張田昴 | 浦和 | 小久保智 | 疲労見え | 10月はかなり使い詰め。更にレベルがあがるここでは。 | |
▲ | 4 | 4 | レッドサラマンダー | 牡 | 2 | 55 | R.クアトロ | 川崎 | 久保秀男 | ハマるか | 後方一辺倒の脚質が安定しない要因。一発狙うならアリ。 |
5 | 5 | ガバナビリティー | 牡 | 2 | 55 | 笠野雄大 | 船橋 | 佐藤裕太 | 着差どう | 前走の0.7差をどこまで詰められるか。1月での成長次第。 | |
◎ | 6 | 6 | アッカーマン | 牡 | 2 | 55 | 本田正重 | 船橋 | 川島正一 | 怪物候補 | 前走の勝ち時計は鎌倉記念に0.2差。ベアバッキューンの穴を埋めるか。 |
〇 | 7 | 7 | ウィルオレオール | 牡 | 2 | 55 | 石川倭 | 北海道 | 小国博行 | 十分圏内 | ゼロアワーに先着、前走は二枚腰。安定感は随一で面白い存在に。 |
8 | 8 | プレミアムハンド | 牡 | 2 | 55 | 笹川翼 | 浦和 | 小久保智 | 連闘注意 | 4走前は連闘で着外に。疲労が溜まると走れないタイプの可能性も。 | |
△ | 8 | 9 | キングミニスター | 牡 | 2 | 55 | 矢野貴之 | 北海道 | 田中淳司 | 適正示す | 盛岡を勝って門別で敗退。コース的に船橋は向いていそうだが果たして。 |
鎌倉記念を圧勝したベアバッキューンが戦線離脱。その穴を埋めるかのように登場した怪物候補のアッカーマンが重賞初挑戦です。
北海道からはJRAでも好走したウィルオレオールと、盛岡のジュニアグランプリを勝ったキングミニスターがそれぞれ参戦。
小頭数とはいえかなり混戦模様です。
過去10年の人気別データ傾向
※2014~2023年のデータ傾向
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1 | 3-3-1-3 | 30% | 60% | 70% |
2 | 0-2-1-7 | 0% | 20% | 30% |
3 | 0-2-1-7 | 0% | 20% | 30% |
4 | 1-2-0-7 | 10% | 30% | 30% |
5 | 2-0-1-7 | 20% | 20% | 30% |
6 | 2-1-0-7 | 20% | 30% | 30% |
7 | 1-0-0-9 | 10% | 10% | 10% |
8 | 1-0-2-7 | 10% | 10% | 30% |
上位人気含めてかなり安定していません。
唯一複勝圏内7割を叩き出しているのは1番人気ですが、それでも勝率は3割にとどまります。
毎年荒れ模様のこのレースを人気買いするのはかなり危険です。
過去5年の配当傾向
※ワイドは上から1-2 1-3 2-3 の入線順
2019年 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 枠単 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ❹ | ④ | 4 | 520 | 240 | 660 | 1,430 | 1,140 | 550 | 2,140 | 16,010 | 63,280 |
2着 | ❺ | ⑥ | 2 | 190 | 3,320 | |||||||
3着 | ❽ | ⑫ | 10 | 910 | 2,730 | |||||||
2020年 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 枠単 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
1着 | ❶ | ① | 1 | 270 | 120 | 370 | 620 | 530 | 230 | 970 | 1,250 | 4,150 |
2着 | ❼ | ⑧ | 2 | 140 | 470 | |||||||
3着 | ❼ | ⑦ | 5 | 210 | 470 | |||||||
2021年 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 枠単 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
1着 | ❸ | ④ | 6 | 1,260 | 340 | 1,120 | 2,380 | 2,490 | 920 | 5,890 | 12,390 | 82,040 |
2着 | ❹ | ⑥ | 3 | 190 | 2,970 | |||||||
3着 | ❼ | ⑪ | 9 | 560 | 1,120 | |||||||
2022年 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 枠単 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
1着 | ❻ | ⑦ | 5 | 990 | 290 | 570 | 1,370 | 1,390 | 520 | 4,210 | 5,470 | 34,560 |
2着 | ❽ | ⑪ | 1 | 160 | 1,830 | |||||||
3着 | ❽ | ⑩ | 8 | 460 | 690 | |||||||
2023年 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 枠単 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
1着 | ❶ | ① | 1 | 230 | 120 | 620 | 920 | 570 | 300 | 960 | 3,510 | 7,370 |
2着 | ❷ | ② | 3 | 170 | 790 | |||||||
3着 | ❺ | ⑤ | 8 | 410 | 1,690 |
過去5年で3連欄の万馬券は3回。連複でも2回と波乱度合は高めとみていいでしょう。
1番人気が勝利したとしても中穴が突っ込んでくることも珍しくない競走のため、紐は少し広げてみてもいいかもしれません。
◎ 人気に捉われない事。直前まで中穴含めて吟味を。
過去10年の枠番別データ傾向
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1 | 3-0-0-6 | 33% | 33% | 33% |
2 | 0-1-1-8 | 0% | 10% | 20% |
3 | 1-0-1-10 | 8% | 8% | 16% |
4 | 2-1-0-10 | 15% | 23% | 23% |
5 | 1-2-2-9 | 7% | 21% | 35% |
6 | 3-0-1-13 | 17% | 17% | 23% |
7 | 0-2-2-15 | 0% | 10% | 21% |
8 | 0-4-3-13 | 0% | 20% | 35% |
1枠、6枠で3勝と勝利数を分け合っているような形で、外枠は好走すれども勝ちには結びついていないような印象です。
ただ、人気薄でも好走するのがこの枠なため、外枠は不利という思い込みは危険です。
◎ 勝ちにこだわるなら1,6枠。
過去10年の脚質別データ傾向
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 4-1-0-9 | 28% | 35% | 35% |
先行 | 3-4-3-19 | 10% | 24% | 34% |
差し | 3-3-4-34 | 6% | 13% | 22% |
追込 | 0-2-3-22 | 0% | 7% | 18% |
かしわ記念などの交流ダートグレード競走になると逃げ馬より差し馬も、というデータですが、この時期の2歳馬にとってはスピードひとつで勝負が決まることもしばしば。
後方から進める馬よりは前で進める馬を中心に組み立てた方が的中率は上がります。
◎ 軸にするなら逃げ先行勢一択。
平和賞:予想のキーポイント
ポイント① 鎌倉記念出走馬=好走馬ではない!
前走 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
鎌倉記念 | 2-2-2-12 | 11% | 22% | 33% |
うち着外 | 0-0-1-7 | 0% | 0% | 12% |
鎌倉記念出走馬の傾向は【2-2-2-12】と良くも悪くもなく。
これを見ると鎌倉記念からの転戦は抑えるべきと思うかもしれませんが、このレースで着外(掲示板外)からの参戦となると【0-0-1-7】で一気に信頼度は低下します。
特に今年はベアバッキューン以外小粒な印象だった同レース。着外からの巻き返しは難しいとみていいかもしれません。
鎌倉記念出走馬で掲示板外
- ハセノブライアン
- レッドサラマンダー
ポイント② 道営出走馬の好走は1700mにあり!?
毎年参戦して好走していく印象の強いホッカイドウ競馬所属馬。
実は彼らの前走が門別1700mである場合、【0-3-1-0】と一度も馬券圏内を外していません。
今回参戦の2頭はどちらも1700mからの転戦、しかも実績も申し分なく、かなりの確率で好走が期待できるのではないでしょうか。
前走門別1700m
- ウィルオレオール(1着)
- キングミニスター(3着)
前哨戦回顧・考察
参考レース① ジュニアグランプリ(M1)
月 | 日 | 場名 | レース名 | グレード | コース | 距離 | 天候 | 馬場 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
8 | 25 | 盛岡 | ジュニアグランプリ | M1 | ダート | 1600 | 雨 | 良 | |||
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性別 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
1 | ❻ | ⑥ | キングミニスター | 牡 | 2 | 55 | 山本聡哉 | 1.40.3 | 37.8 | 1 |
クリムゾンジュエルが引っ張った流れの道中、内でしっかりと溜めて最後は抜け出したキングリーエアーをわずかに捉えたキングミニスター。坂も苦にしないパワーは評価に値する。
コーナーの広い門別より船橋などのコースの方が合っていそうな気配はあり、案外こちらで化けるかも。
実績的にも2歳上位のリコースパローやソルジャーフィルドと戦ってきており、レベルは高い印象。
参考レース② トーシンブリザード・メモリアル
月 | 日 | 場名 | レース名 | グレード | コース | 距離 | 天候 | 馬場 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9 | 24 | 船橋 | トーシンブリザード・メモリアル | 世代限定 | ダート | 1600 | 晴 | 良 | |||
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性別 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
1 | ❸ | ③ | アッカーマン | 牡 | 2 | 55 | 本田正重 | 1.44.5 | 39.7 | 1 | |
2 | ❹ | ④ | ガバナビリティー | 牡 | 2 | 54 | 笠野雄大 | 1.45.2 | 0.7 | 40.2 | 3 |
4 | ❻ | ⑥ | レッドサラマンダー | 牡 | 2 | 52 | 佐野遥久 | 1.45.8 | 1.3 | 38.6 | 4 |
5 | ❼ | ⑧ | ハセノブライアン | 牡 | 2 | 54 | 張田昴 | 1.46.1 | 1.7 | 40.9 | 2 |
好発から逃げの手に出たアッカーマン。2番手以降はそれほど離れない逃げで、決して楽な展開ではないながら、最後は一気に突き放した。
短距離よりマイル向きな感じの走りで、距離が伸びてさらに良さを見せるだろう。
勝ち時計も鎌倉記念に匹敵しており、ベアバッキューンの穴を埋めることになるかもしれない。
参考レース③ ブルーサファイア特別
月 | 日 | 場名 | レース名 | グレード | コース | 距離 | 天候 | 馬場 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9 | 11 | 門別 | ブルーサファイア特別 | 世代限定 | ダート | 1700 | 晴 | 良 | |||
着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性別 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 走破タイム | 1着とのタイム差 | 上り3F | 人気 |
1 | ❼ | ⑧ | ウィルオレオール | 牡 | 2 | 56 | 石川倭 | 1.51.1 | 39.1 | 2 |
ミランミランにエイシンキャプテン、ヤマノファルコンが競り合いになった先団が作り出したペースは速め。そこから少し離れた4番手でレースを進めたウィルオレオールが少し早めに進出すると、直線は抜け出して後続を振り切った。
後方でしっかり脚を溜めてきたパルヴェニューを封じ込めての強さを見せたのだからやはり強い。二枚腰も見せており先行してこの強さならば遠征しても十分通用する。
平和賞2024予想の最終見解
◎ ⑥ アッカーマン
〇 ⑦ ウィルオレオール
▲ ④ レッドサラマンダー
△ ⑨ キングミニスター
ベアバッキューンの故障、そのニュースを聞いたときはかなりショックでした。
鎌倉記念のパフォーマンスは圧倒的で、南関にニューヒーローが誕生するかもしれないと胸を躍らせていただけに、離脱はかなり悲しかったです。
しかし、まだ南関には⑥アッカーマンがいます。当然ここも期待を込めて◎で。前走の勝ち方は圧巻で、シニスターミニスター産駒らしくスタミナも備えていそうです。レベルが上がったここでも好走できるでしょう。
〇にはホッカイドウ競馬から参戦してきた⑦ウィルオレオールを。栄冠賞では今や道営1番手に押し出されたゼロアワーに先着し、札幌にも遠征しています。
前走は二枚腰を見せての完勝劇で、着差以上の強さを感じました。遠征したここでもやれると踏みます。
後ろが荒れるレースということで▲には④レッドサラマンダーで。クアトロ騎手に変えてきたなら狙えます。ジュニアグランプリの覇者⑨キングミニスターまで。