馬券の買い方はいくつか存在しますが、馬券によって相性のいい買い方は違います。
馬券に合った買い方をすることで、的中率や回収率を最大限充実させることができますが、三連複の最強の買い方をご存知でしょうか?
結論、三連複にはフォーメーション買いが最も相性のいい買い方です。
この記事では、三連複フォーメーションが最強の買い方である理由や魅力について解説していきます。
三連複フォーメーションとは
三連複とはレースの1着、2着、3着に入る馬を順不同で当てる馬券ですが、三連複フォーメーションはどういった馬券の買い方でしょうか。
三連複の買い方の種類
※三連複フォーメーション買い方イメージ
三連複フォーメーションは三連複の買い方の1つです。
1着馬、2着馬、3着馬をそれぞれ1頭以上選択して、購入可能な組合せのすべてを購入する買い方を指します。
上記の図では点数が7点となり、的中の組み合わせは以下の通りです。
・1-3-4/1-3-5
・2-3-4/2-3-5
控除率に注意
競馬における控除率とは、的中者に還元される払戻金の内、競走の賞金や運営費に充てるために差し引かれる一定の割合のことです。
控除率が大きいほど、差し引かれる金額は増えてしまいますが、三連複は三連単に次いで2番目に控除率が高いので注意しなければなりません。
単勝 | 三連複 | 三連単 | |
控除率 | 20% | 25% | 27.5% |
三連複フォーメーションが最強な理由
三連複で高額配当を狙うなら三連複フォーメーションがおすすめです。
複数の買い方がある中で、三連複フォーメーションが最強な理由について解説していきます。
重賞レースと相性がいい
三連複フォーメーションは「有馬記念」や「日本ダービー」といった重賞レースと相性抜群。
理由は、レースに出走する馬の能力が拮抗しているからです。
一般的には、圧倒的な有力馬がいる方が予想は簡単ですが、三連複フォーメーションであれば拮抗している馬を複数選んでも馬券代があまり膨らみません。
三連単とは違い、着順を当てる必要がないからです。
そのため、難易度が高く予想しづらいとされるレースこそ三連複フォーメーションが力を発揮します。
的中率と回収率を担保できる
三連複フォーメーションなら的中率と回収率の両方を担保することが可能。
フォーメーション買いは組み合わせの自由度が高いので、本命馬を中心に選びつつ、穴馬を加えることができます。
また、三連複は三連単に次いで2番目に配当金額が高いことから回収率はお墨付きです。
以上の2点から三連複フォーメーションは的中率と回収率を担保できるので非常に優秀だといえるでしょう。
高額配当を狙える
上述した通り、三連複は三連単に次いで2番目に配当金額が高いです。
下記の表を見てわかる通り、1レースで700万円弱の配当を記録するなど、高額配当が狙える馬券であることは間違いありません。
単勝 | 三連複 | 三連単 | |
最高配当金額 | 5万6940円 | 695万2600円 | 2983万2950円 |
三連複フォーメーションを攻略するポイント
本命馬がいるレースなら「1-3-6」
明確な有力馬が1頭いる場合に最適なのが「1-3-6」のフォーメーションです。
番号 | 買い目 | |
1頭目 | 1 | 1-2-3、1-2-4、1-2-5、1-2-6、1-2-7、1-3-4、1-3-5、1-3-6、1-3-7、1-4-5、1-4-6、1-4-7 |
2頭目 | 2・3・4 | |
3頭目 | 2・3・4・5・6・7 |
「1-3-6」のフォーメーションは、最有力の軸馬と2頭目に対抗馬3頭、3頭目に穴馬を3頭加えます。
メリットとして、わずか12点という少ない買い目で有力馬から穴馬まで手広く抑えることができ、フォーメーションのバランスが非常に優秀です。
配当面をより重視したければ、2頭目の対抗馬にも人気薄の馬を選ぶことで、より穴馬狙いの買い目を組むことができます。
このフォーメーションの肝は2頭目のバランスにあるので、ご自身の重視したいポイント合わせて馬を選ぶのがいいでしょう。
手堅く攻めるなら「2-4-8」
有力馬が2頭いる場合、もしくは1頭に絞りきれない場合におすすめなのが「2-4-8」のフォーメーションです。
番号 | 買い目 | |
1頭目 | 1・2 | 1-2-3、1-2-4、1-2-5、1-2-6、1-2-7、1-2-8、1-3-4、1-3-5、1-3-6、1-3-7、1-3-8、1-4-5、1-4-6、1-4-7、1-4-8、2-3-4、2-3-5、2-3-6、2-3-7、2-3-8、2-4-5、2-4-6、2-4-7、2-4-8 |
2頭目 | 1・2・3・4 | |
3頭目 | 1・2・3・4・5・6・7・8 |
「2-4-8」のフォーメーションは、軸馬を2頭に設定することで、的中率と回収率を向上させるフォーメーションです。
軸馬の2頭の内、1頭を人気薄の穴馬に設定することで、有力馬を抑えつつも穴馬が1着になるレース展開にも対応ができます。
点数が増えてしまうことで馬券代が膨らんでしまいますが、穴馬狙いであれば十分に配当でまかなえるので、圧倒的な有力馬がいない場合は最適です。
荒れるレース展開なら「3-6-10」
馬の実力が激しく拮抗していたり、悪天候の場合に力を発揮するのが「3-6-10」のフォーメーションです。
番号 | 買い目 | |
1頭目 | 1・2・3 | 1-2-3、1-2-4、1-2-5、1-2-6、1-2-7、1-2-8、1-3-4、1-3-5、1-3-6、1-3-7、1-3-8、1-4-5、1-4-6、1-4-7、1-4-8、2-3-4、2-3-5、2-3-6、2-3-7、2-3-8、2-4-5、2-4-6、2-4-7、2-4-8 |
2頭目 | 1・2・3・4・5・6 | |
3頭目 | 1・2・3・4・5・6・7・8・9・10 |
※買い目の点数が多いため一部省略
「3-6-10」のフォーメーションは、配当面に特化しており、5万円を超えるような万馬券を狙い撃てるフォーメーションです。
軸馬以外にも選択できる頭数が多いので、3頭以上の有力馬の存在や、馬の人気に偏りがない場合でも積極的に勝負ができます。
ただし、上述した2つのフォーメーションに比べて、点数が多く、馬券代が高くついてしまうので、必ず事前オッズを確認しておきましょう。
三連複フォーメーションのデメリット
配当の高さや組み合わせの自由度など多くの魅力を兼ね備える三連単フォーメーションですが、どのようなデメリットあるのでしょうか。
三連複フォーメーションを購入するデメリットについても解説します。
当てる難易度が高い
これは三連複という馬券に共通して言えることですが、馬券の中でも比較的に難易度が高く、当てるのが難しい傾向にあります。
三連単とは違い着順まで当てる必要はないものの、レースの1着、2着、3着を当てなければいけないので経験値が必要な馬券であると覚えておきましょう。
馬券代がかさむ場合がある
レースの1着、2着、3着を当てる必要がある三連複では、点数の関係上どうしても馬券代が高くついてしまいます。
三連複フォーメーションであれば、ある程度は点数を絞ることができますが、あまりにも点数を削ってしまうと、少し予想していたレース展開とズレるだけで外れてしまう恐れがあるので注意が必要です。
三連複フォーメーションでよく寄せられる質問
三連複フォーメーションでよく寄せられる質問について回答していきます。
三連複の当たる確率はどのくらい?
三連複の当たる確率は0.12%です。
低く感じるかもしれませんが、三連単の的中確率が0.02%なので約6倍の確率と考えると妥当だといえます。
三連複フォーメーションと三連単フォーメーションはどっちがいい?
圧倒的な有力馬がいれば三連単の方が配当面に期待ができますが、有力馬が2頭以上いる場合は着順を当てる必要がない三連複がいいでしょう。
2頭目、3頭目はどうやって決めたらいい?
1頭目が決まっている場合、2頭目、3頭目にも順当に人気馬を入れていくのがいいでしょう。
気になる穴馬を加えたい場合は、組み合わせの自由度が高い三連複フォーメーションが最適です。
まとめ
この記事では、三連複の最強の買い方や攻略するポイントについて解説しました。
三連複フォーメーションは的中率と回収率の両方を担保できる最強の買い方です。
組み合わせの自由度が高さや高額配当を狙える配当面の充実度など多くの魅力を兼ね備えています。
三連複を購入する際は、是非この記事を参考にしてみてください。